賀正
これが岡山風 お雑煮です。
お餅は丸餅。 お汁はおすまし。
中には、牡蠣・アナゴが入ります。
岡山県牛窓は牡蠣の本場。
アナゴは、ちらし寿司等、岡山料理ではよく見かけます。
豪華な雑煮に大満足！！
１月２日（水曜日）
本日は、岡山駅より、マリンライナーに乗り、高松へ向かいます。
ホテルは、高松市内なので、ゆっくりの出発。
岡山駅１４時４２分発です。
窓から見える瀬戸内海は、なかなかのもの。
絶景です。
今まで携帯電話をずっと触っていた女の子も、この通り窓にかじりつき。
ボクの横に立っているお兄さんは、カメラで海を撮りまくっています。
四国の坂出あたりはすごい雨。
確か、天気予報は晴れ時々曇りだったのに・・・。
幸い高松駅は、雨が降っていませんでした。
でも・・・。 とっても、寒い！！
自転車を組み立ては手が、かじかんで時間がかかっちゃいました。
まず向かったのは、駅前にある高松城跡。（玉藻公園）
本日無料開放。（通常は２００円）
月見櫓（つきみやぐら）と、水手御門（みずてごもん）、渡櫓（わたりやぐら）。
月見櫓は、昭和３２年に当時のお金で１７００万円かけての解体工事。
お金かけてます。 残念ながら中には入れません。
高松市内の道。
安心して自転車で走ることができます。
ホテル近くの商店街。
若者や家族でいっぱいです。
でも、楽しみにしていた、うどん屋さんは正月休みで閉店中。
く、く～。 残念。
（商店街にある、「うどん市場」という店が安くて美味しい。）
仕方がないので、本日は、コンビニでサンドイッチを買って晩御飯です。
（家内の実家で食べ過ぎて太り気味なので調度良いんですけれどね。）
ホテルは、ドーミーイン高松。
１泊朝食付で５６００円というお値段。
夜の９時半から、無料で夜泣きそば（ラーメン）のサービスがあります。
でもね、夜９時半以降のラーメンは、胃にもたれます。
ここら辺が、ボクの学習効果のないところ。 何度も同じ失敗を繰り返しています。
胃にもたれると、夜寝れないのよね～。
１月３日（木曜日）
ドーミーイン高松の朝食。
お湯にうどん？
と思いきや、これでしっかりと美味しい出汁が出ています。
麺もこしがあってとっても美味しい。
これは、ちょっとレベルの高い美味しさですよ～。
関西では、うどんに稲荷寿司は、当たり前のセットもの。
関東では、炭水化物に、炭水化物？ と言われますが高松も関西風です。
朝８時にホテルを出発。
ホテルから１０分ほどで、栗林公園に着きます。
開園は７時からという早さ。日本庭園が広がります。過去２回来ています。
自転車を降りてちょっと覗くと、暇そうにした係員さんと目が合いました。
「ごめんなさい。」 今回は時間がないのでパスです。
１１号線で見かけた標識。
「がんばったら、松山まで１日で走られるんじゃないの？」
という距離ですが・・・・。 ボクには無理！！
ゆっくり走ります。
山が若いんです。
右から加藍山（２１６ｍ）、六ツ目山（３１７ｍ）、堂山（３０２ｍ）です。
広い歩道があるので、安全に走ることができます。
でも風が強い。 まともに正面から吹いています。
体力がどんどん奪われる感じです。
坂出を走ります。
手前が、坂出の市街地です。
丸亀市内で見つけた石の標識。
「四国のみち」と書いてあります。
自転車を立て掛けている面に、まっすぐ方面に丸亀城と書いてありました。
（お城は、もう見えているので、標識無しでもＯＫなんですが・・・。）
いや～。 良い。 このお城なかなか良い。
石垣が２段になっています。
手前の大手門をくぐって、天守閣に向かいます。
立派な石垣に感動。
当時の石垣の技術の高さに感心します。 こりゃ、作るの大変やで～。
天守閣は、日本に１２城しか残っていない現存の天守閣。
小さい天守閣ですが、本物ですからね～。
オッホン。 ワタクシ、丸亀城に来ましたので、リーチ。
現存１１城を制覇しました～！！
残るは、愛媛県の宇和島城のみ。
現存のお城は、ほとんどこんなになっています。
女性のみなさん。 スカートでのお城見物は、お控えくださいね。
（たまにスカートで来ている女の子がおるのですが、こちらがドキドキしますので・・。）
あれに見えるは、瀬戸大橋です。
お腹が空いてきました。
食べログで見つけたうどん屋さんに入るつもりです。
（写真で分かりにくいのですが、小さなゴミのように見える白い物が雪です。）
本日の天気予報は、晴れ時々曇りのはず。
なのに、雪！？
ピンチです。
雪は降ったりやんだり。 今は晴れています。
お腹が空いてきた～。 力がでません。
途中で見つけたセルフのおうどん屋さんに３店ほど入ろうとしましたが、どこもいっぱい。
店の中を蛇がうねったように人の行列ができています。
正月休みに、みんなお店が開くのを待っていた感じ。
待つ時間がもったいないので、食べログの店まで我慢して走ることにします。
海はどんより。 海沿いの道を走るの大好きなボクですが、今回はチョット・・・。
でも、もうすぐ、うどん屋さんです。 ガンバ～！！
１３時５０分 うどん屋 上戸 に到着です。
外まで列ができています。
「どうしよう？」 讃岐平野の端っこのこの店を外すと、もう讃岐うどんは食べられないかも？
ここは覚悟を決めて並ぶことにしました。
しかし、外で待つには厳しい寒さ。 雪も降ってきよりました。
ボクの前にまだ１０以上の人が並んでいます。 まだまだ道は長いのです。
ボクの後３人で、うどん玉切れのため営業終了するそうよ。
ボクは、ギリギリうどんにありつけそうです。
丼に入って出てくるうどんを、切りザルに入れて、手前のお湯に１０～１５秒浸けて温めます。
再度、丼に戻して出汁を入れます。
出汁が、大好きなので、あふれるくらい入れたかったのですが、出汁はちょろちょろしか出ない。
後ろのおばさんがイライラして待っているので適量であきらめました。
冷えた体に出汁が美味しい！！
麺はこしがあってこれぞ讃岐うどん。
お値段、３玉入って３６０円です。 安くて美味しいのが讃岐うどんです。
地元の人のうどんを食べるスピードは驚異的。
ボクより後から食べだした隣の席のお婆さんは、あっという間に完食して席を立っていきました。
お店で一人になったボクは、目を白黒させて大急ぎで食べたのでした。
のれんを下して、本日の営業終了状態です。
国道１１号線を西に向かいます。
風と、時折降る雪に悩まされながら、ひたすら走ります。
伊予西条までは残り４０ｋｍ弱。
「あれ？ 左ひざに、違和感。」と思って走っていると、２～３ｋｍ程坂道を漕ぐと痛くなりちょっと休憩。
ひざは根性が無いのか？はたまた、我慢強くてギリギリまで我慢するのか？
「ちょっと痛いかも～。」と、感じたら直ぐ、 「もうダメ。」と、なりました。
約１０年前、自転車旅行し始めた時が、こんな感じ。
「体力は自信がある。 自転車なんて漕げば進むんでしょ？」
と、いきなり自転車で旅行にでて、旅行の途中で、ひざとお尻が猛烈に痛くなり泣きました。
なぜ、初心者状態になったかと言いますと、先月１２月は何年ぶりのひどい風邪をひきまして、３週間ほど引きずりました。
「風邪には、なにより安静が大切。」と、平日は９時頃に就寝。 休みの日は一日中寝ていました。
その間、全然自転車に乗らず、運動もしないので体力は無くなっていました。
今回の自転車旅行の計画を前から立て、宿も予約していたので
「え～い。自転車なんて、漕げば進むんでしょ？」
と、出発したのが今回の自転車旅行だったのです。
まったく学習効果が無いボクで～す。
（病み上がりすぐの自転車旅行は、無理がありましたな。）
右ひざは動いてくれるので、ペダルを右足だけで踏み込みます。
左足は添えてるだけ。
残り伊予西条まで１４ｋｍの標識。
がんばれ～！！
１つ１２０円で２つ買いました。
店にいた女子高生が、「わ～。いっぱい雪が降っている。 珍しい～。」
その珍しい日に、ボクはバッチリ出くわして泣きそうです。
右ひざも安心は、できません。
もしも両ひざアウトの場合は、
（１）泣きながら漕ぐ。
（２）自転車を押して歩く。
の２つの方法があります。
左ひざは痛いし、暗いし、知らん道やし・・・。 で、不安です。
ボクの目から見た道路はこんな感じで、もうヘロヘロ～。
・・・・。 すみません。 単なるピンボケです。
何度か休憩して、伊予西条には１８時半に到着できました。
完全に左ひざアウト状態です。
歩くのも厳しい。
夕食は遠くに行けないので、ホテル隣のコンビニでお弁当を買いました。
８時半就寝。
早く寝れば、明日の朝には治るかも？
１３年１月４日（金曜日）
本日は、松山まで走る予定でした。 松山でホテルの予約もしていました。
（今治経由で、約８０ｋｍ）
昨夜、寝てベッドから立つとき、左ひざに激痛が・・・。
右ひざも、
「ボクも、そろそろ、ヤバイヨ～。」と、言っています。
「どうやって松山まで、走ろ？」と、寝ながら考えていました。
でも、寝返りでひざが痛いくらい。
寝ながら、
「ひざが痛いのに走りたくな～い。 ホテルはキャンセルしよう。」
と、決めベッドからガバッと起きました。
時計を見ると、昨夜の１１時５０分。 日が変わる１０分前。
おかげで「明日の予約をキャンセルしたいんですが・・・。」と言えました。
当日キャンセルとは大違い。
ホテルの人はとっても親切で、「また、お待ちしています。」
とのこと。 キャンセル料は発生しませんでした。 感謝。感謝。
西条アーバンホテルの朝ごはん。朝食付きで５８００円。
と思われる方もおられるでしょうが、最初にパンが置いていたので取ったまで。
パンをやっつけてから、ちゃんと、ご飯もいただきました。
別皿におかずを取るのではなく、ごはんの上に、梅干し、昆布、かまぼこを乗せ、そのまま口に、掻き込んでやったぜ。
ワイルドでっしゃろ～？
昨晩、寝ながら、
「ホテルはキャンセルしても、ひざの調子が良ければ、走ったらええやん。」
と、考えとりました。
朝起きてからのひざの調子は、まあ、まあ。
でも、普段から「辛抱が足らん。」と、よく言われるボクです。
「か～えろ。」と、比較的簡単に決めました。
びっくりするボクを見て、
「ここのほうが、外より安全ですから。」
とのこと。
ええ人や。 ええ人やんか？ 感謝。感謝です。
ホテルで自転車をパックしてもよかったのですが、綺麗なホテルの玄関で汚れた自転車をパックするもの申し訳なく思って駅まで乗ってきました。
まっ、パックするのが、寒かったですけれどね・・・。
汚れた手を洗うのも、トイレの冷たい水道でしたけれどね・・・。
・・・・。
ホテルでパックしたほうが、良かったですか？
約１時間半で岡山に到着です。
客車は満席だったので、増結車両部の運転席に座りました。
ここ、なかなか良いですよ。
運転手になった気分で岡山まで帰ります。
今回の自転車旅行の総走行距離は、言うのも恥ずかしい１１６ｋｍでした。
次、がんばりま～す。
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