2011年7月18日月曜日

函館市から下北半島経由青森市まで

2011年7月15日(金曜日)

本日、会社をお休みして4連休にしました。函館から青森市を目指します。

朝の10時45分に函館空港に到着。
飛行機を降りて、函館の涼しさにびっくり!!
19℃です。
真夏の北海道は、去年2月に行った真冬の沖縄とほぼ同じ温度。
半袖では、寒い。長袖のTシャツを、リュックから引っ張り出しました。
いや~、日本は広いわ。

函館空港自転車を組立てます。
飛行機内は、気圧が低いので、自転車のタイヤがパンパンに張れるらしい。
その為、空気圧を落としてパックしています。
携帯の空気入れで空気を入れるのですが、思い通りの圧に上がりません。
「まっ、いっしょ。」と、何かにつけ、適当な所で手を打つボクは、そのまま走りだしました。

天使の聖母トラピスチヌ修道院函館空港の少し北に、この修道院があります。
信心の薄い私ですが、心を穏やかに、静かな気持ちで観光です。
無料で見られます。
但し、ここは現役の修道院なので、騒いではいけません。
規律を破ると、神様からお仕置きやで~。

階段の上には、校舎にあたる建物があります。
全く下界と違って、静かに時間が流れます。ピーンと張った静けさです。

自分の欲に負けずに生きているか?  ごめんなさい。
人として正しく生きているか?    ええ、たぶん。
他人を傷つけずに生きているか?  そうだと思いますけど・・・。
「慈愛を持ち、質素に、正しく生きないさい。」 
と、神様から言われた気がしました。

「は~い。わかりました。」
反省、反省、これからはちゃんと生きようと思いながら自転車に乗りました。
でも、でも、この修道院を出て少し走ると、スコーンと飛んでしまうのが、凡人の悲しさ。
「お腹すいた~。昼ごはん、何にすっかな~。」
と、既に食欲に負けている私です。


お昼ごはんは、函館で若者に人気の「ラッキー・ピエロ」で、ハンバーグを頂きました。
「ん~。函館の味!!」



トラピスチヌ修道院から南下して海に出ると「湯の川」に着きます。
ここには有名な日乃出湯があります。「いや~。有名な温泉やのに、誰もいないなんてラッキー!!」
大きい湯船、独り占め!!
ゆっくり、ゆっくり、1時間くらいボーっと温泉につかっていました。
温泉から出てふと看板を見ると「根崎湯」と書いてあります。
「あれ?日乃出湯と違う。」と温泉から出て気が付きました。





根崎湯から道を挟んで10m位のところに日乃出湯がありました。
「あっ。ここや!!」ここが、入りたかった温泉です。
違う温泉に、1時間もゆっくり浸かっていたのです。



これが、日乃出湯の浴槽。 中にお年寄り2人が入っておられます。 日乃出湯に入ることを楽しみにしてたのに・・。
入り口付近で思案して「もう一回入ったろ!!」と中に入りました。
でも、1時間ゆっくり入った後の2回目の温泉は、どうもきつい。
「どっしよっかな~?」と、番台付近で再度思案。
奥の部屋にいるお店の人と目と目が合いましたが出てこようとしません。
無視状態です。
感じ悪~い。体はきつ~い。時間とお金(420円)がもったいな~い。
と、日乃出湯を出ることにしました。
この距離での温泉なら、絶対に同じ泉質。
ゆっくり、貸切状態で入れたので、
「それはそれで良かった。」ということで。チャン。チャン。

次に向かったのは五稜郭五稜郭のど真ん中に建っている、箱館奉行所。(入館料500円)
去年来た時は、建設中でした。どうしても見たかった場所の一つ。
全国から、一流の職人と、一流の材料を集めて忠実に再現されているそうです。

72畳もある大広間。
手前の部屋から、四之間、参之間、弐之間、壱之間です。
身分によって入れる部屋が違ったそうです。

中庭です。
太鼓櫓を見上げます。
五稜郭で、1時間以上ゆっくりしていました。
満足、満足!!

次に向かったのは、朝市のあるJR函館駅近辺。
時計を見ると4時を表示しています。
フェリーが5時発なので、まだ1時間もある。
他の見たい場所は、飛ばして走ればそんなに時間はかからないはず。
いや、しかし、何か不思議なムナサワギ。
ウルトラマンの胸のランプが点灯しているような落ち着かない感じ。
「しゃーないな~。」と、胸のランプに従い、後ろ髪を引かれながら、フェリー乗り場に向かうことにしました。

どうも自転車を漕ぐのが重い。
空気圧が少なすぎるのです。
携帯の空気入れで挑戦しましたが、十分な空気圧にならない。
フェリーに行く途中に見つけた自転車屋の細川商店さん。
「自分でしますので、空気を入れさせてください。」と言って、エアーコンプレッサーを借りました。
しかし、空気をうまく入れる事ができずに、もたもたする私を見かねて、お金も取らずに親切なオーナーさんが空気を入れてくれました。
ありがとうございます。助かりました。
空気を入れてから自転車が進む、進む。
ロード―レーサータイプの細いタイヤは空気圧が命です。

津軽海峡フェリーに4時40分に乗船です。
5時出航ですが、自転車は15分前までに乗り込まなくてはなりませんでした。「そんなの、知らんかったど~。」
けっこう、ギリやんか?
欲張って函館観光をしていれば、フェリーに乗り遅れとりました。
朝と夕方の2便しかないので、乗り遅れるとこの日は大間に行けません。
今回の自転車旅行の計画総崩れです。
「フェリーは、余裕を持たなきゃ、だめだべさ!!」

船室は言わずと知れた2等室。
平日だからでしょうか?
人が少なく、ゆったりとごろ寝ができました。

18時40分大間港に到着。
関西より日暮れの時間が早い。もう、薄暗くなっています。
パラパラと雨も降りだしました。
急いで、民宿を目指します。

じゃらんで見つけたマグロ漁師がやっている風の民宿で宿泊。
標準プランに1500円足してまぐろ付きプランにしました。
「マグロ漁師の民宿やから、安い料金で大きく分厚いマグロの刺身、たっぷり食べれるぞ~!!」
と、期待して出てきたのがこれ。
薄く小さな、まぐろ3切れだけ。
聞けば、マグロ漁師でも何でもない。
主人は、食事中のボクの横で、ソファーに座ってやたら大きな画面のテレビを見てくつろいでいる。
一皿1万円の料理や、3千円もするシャーベットの値段を当てるバラエティー番組。
そんなの見せられながら夕食を食べて入るボクは、
「一皿に満たない料金で、二食付きで泊まっているボクってどうなのよ?」
と、みじめな気持ちになってしまいました。
いかに民宿といえど、最低限の気遣いはしてちょうだい。

大間のまぐろを沢山食べたい私は、この民宿が用意している「赤身まぐろ400g 運賃込み7500円」を申し込み、自宅に送ることにしました。
宿代と合わせると、良い旅館で豪華な料理を食べれるくらいの金額になってしまった。
安い宿泊代に目がくらみ、お金をケチるとこうなります。


本日の走行距離25kmでした。

2011年7月16日(土曜日)
本日は、大間から尻屋崎を目指し、そこからむつ市まで走ります。
昨夜から雨が止みません。
天気予報によると、全国でも雨が降っているのはここだけ。
「何でやねん。」
早く出発する予定でしたが、雨が弱まるのを待って9時に出発です。

まず、向かったのは大間崎「ここ本州最北端の地」と書かれています。
宿泊地の民宿からは、約5分です。
その横にこの看板。
大間崎です。

大間からは海沿いの道を南下します。海沿いの道が続きます。
雨は降っていますが、30分ほど走って合羽(かっぱ)のズボンは脱ぎました。脚にまとわりついて走りにくいのです。
雨で、濡れるか、蒸れて汗で濡れるかの差。
そりゃもう、気持ち良く自転車を漕ぐ方を選びます。

大間から20kmほどで下風呂温泉に着きます。
ここら辺は、イカがめちゃくちゃ美味しいらしい。活イカ定食の、あさの食堂があります。
活イカ、活イカと声に出しながら雨の中、自転車を漕いでやって来ました。

(上の写真を引き伸ばしました。)
店に入ろうとすると、入り口左側に、「本日、活いかの入荷ありません。」のお知らせ。
ガ~ン。
活イカの刺身を楽しみに走ってきたのに。
残念!!

雨は止みましたが、上着の合羽は着たままです。
だって、寒いもん。
関西地方では「高温注意情報」が出ていますが、ここは18℃を切っとります。
但し、ここから標高100mほどの峠です。
上り始めて直ぐに汗が噴き出したので、合羽を脱ぎました。
峠越えは、真冬の凍える時でも汗が出ますもの。

大間から35kmほど国道279号線を走ると尻屋崎方面の標識。
県道266号線に入ります。約7kmこの道を走ります。
森の中を、気持ち良い道が続き、
「カッコー、カッコー」とカッコウの鳴き声が聞こえるではありませんか。
約20年前に福島県で聞いて以来の鳴き声。これは、なかなか聞けません。
この鳴き声が聞けただけでも、今回の自転車旅行の価値ありです。

森のトンネル。
本当のトンネルではありません。木が折り重なってトンネルのように見えるのです。
良いでしょう?
道は、急に狭くなったり、また、広い道になったりと変わります。
でも、「森の中、車が少ない、民家がない。」は不変です。
とっても、素敵な道。「ボクの輪道100選」に入れとこ。

県道6号線に出て、尻屋崎まで残り5kmほど。
あれ?急に霧が出だしました。
ここには三菱マテリアルの大きな工場がありますが、その建物が霧でかすんでいます。
なんか、嫌な予感。
風も出てきました。
とっても、嫌な予感。
「引き返そうか?」と思いましたが、体は調子良く自転車をこぎ続けています。

トップアスリートが、インタビューで、
「今日は、体がよく動いてくれて・・・。」と、コメントする事がありますが、
「自分の体やろ? 何、その他人事みたいな言い方?」と、思ったことがあります。
でも、今、そういう状態が、よ~くわかる(気がします。)。
気持ちと、体は別物。 気持ちは腰が引けているのに、体はバリバリ元気。
ボクの気持ち:「あの?どうしょうかな~?なんて考えているんですが・・・。」
でも、体は、小気味良くペダルを踏み続け、スピードが落ちません。
ボクの気持ち:「・・・・。」
      「ですよね~。ここに来るまで60km以上自転車漕いで、残り数キロで諦められませんよね~。」
と、いう状態に・・・。
ここは体に従って、このまま走ることに。

尻屋崎に到着。(ゲートを通って振り返って撮影)
路面は完全に濡れています。霧だらけです。
霧が付き見にくくなるので、サングラスにワイパーが欲しいくらい。
この岬には、青森県指定の天然記念物のお馬さんがいます。
入り口にはゲートがありますが、無料です。
ゲートも、手前の鉄のロールを並べているのも、おそらく馬が外に出られないようにするためと思います。


寒立馬(かんだちめ)。
藩政時代から自然放牧に順応し、厳冬期の厳しい環境に適応した生態的特徴を持つ馬です。
自転車で走っていると、お馬さん達が、ぞろぞろと道路に下りてきました。
パカパカ蹄を立てて歩きます。
「でかっ!!」間近で見ると、その大きさに圧倒されます。
車の女性は、窓から顔を出して「おっかね~!!」と、大声を上げています。
(怖かったら、窓を閉めておいたら。と思いますけれど・・・。)

先に行って、正面から写真を撮ろうとおもい、お馬さんの横ギリギリを、
「ちょっと、ごめんやっしゃ。横、通りまっせ。」
と、スーッと自転車で追い越しました。
子馬を連れているので、「怒るかな?」と思いましたが、チラッと見ただけで気にぜず歩いています。

寒立馬の行列。
カメラを構える私の横を気にせず悠然と歩いて行きます。

「オラ~!!」と、馬が自転車を威嚇している!!
と、いうわけではありません。
「何、これ?」と、自転車を見ただけです。
大きな体なのに、とってもおとなしい、お馬さんです。
荒くれ馬なら、後ろ蹴り一発で自転車が宙を舞い、
自転車壊れてしまって「尻屋崎。夜霧に濡れて野宿1泊。」
になるところです。

お馬さんとお別れして、岬の灯台を目指します。
霧というよりは、完全に霧雨です。晴れていれば、きっと綺麗な岬のはず。
霧で海も視界が効きません。

尻屋崎灯台。
やっぱり、岬といえば灯台です。
この時、霧雨が特にひどく、「ゆっくり見物。」とは、いきません。
ヘルメットのひさしから、雨のしずくが垂れ出しました。早く帰れ~!!
ぬれ鼠になるぞ~!!

ニッコウキスゲ
岬ではニッコウキスゲが群生しています。
天気が良ければ、きっと緑に映えて綺麗なはず。
霧雨の中の花も、なかなか良いですけれどもね。

尻屋崎から宿泊予定のむつ市を目指します。

岬から、5kmほど走ると、「霧雨なんて知らん。」というくらい道が渇いていました。
霧は、岬だけに停滞しているようです。
でも、帰り道も急に霧が広がることもあり、いつ霧雨になるか分かりません。
油断できない天気です。

途中、東通村野牛川レストハウスでちょっと休憩。
東通村はブルベリーの生産で有名とか。
ソフトクリームはブルーベリーのソフトクリームのみ販売。
「ひとつ、くださ~い。」
左が食べられるブルーべーソフトクリーム(250円)。
ご存知の方もおられると思いますが右側のソフトクリームは食べられません。

むつ市への道は、森の中を走るので気持ちは良いんですが、坂が多い。
天気は、ここにきて急に晴れだしました。
下北半島も、真夏の日差しはきつく、温度も急に上がっています。
上り坂では、汗が噴き出します。お茶は残り少なくなりました。
体が、重いぞ~。暑いぞ~。むつ市は、まだか~?

むつ市には、夕方に到着!!
体は、ヘロヘロです。
市内の大きなスパーの「マエダ」で、お茶と、みたらし団子を買いました。
夕食は、外で食べるつもりです。
でも、一旦ホテルに入ると外に出るのが面倒くさくなり、みたらし団子が夕食となりました。
夜中、お腹が空いて目が覚めましたけど・・。

本日の走行距離110kmでした。

2011年7月17日(日曜日)むつ市と言えば、松山ケンイチの出身地。
そういえば、道行くおニイちゃんはかっこ良く、おネエちゃんは美人が多い、気がします。
雪国の人は、肌が白くてきれいです。

今日は、むつ市から青森市まで走ります。
天気予報は晴れ。「32℃近くなる。」との予報です。
本日は、暑さとの戦いになるかも・・・。

むつ市を出発して、下北半島を縦断します。
海沿いの素晴らしい道が続くと期待していましたが、海岸線はあまり走らず、内陸の普通の道が続きます。
3連休の中日(なかび)の為か、車が多くて狭い路肩を走るには危険。
歩道はあるけども、狭い上に、路面がとっても悪い。
路面が悪いと、ロードレーサーの細いタイヤでは、乗り心地が最悪です。
それに、暑い!!
関西地方ほどの、猛暑ではないにしても、30℃を越えるとやっぱり暑い。
「走(はす)ってても、楽すぐねえ。」


こういう路肩が広くまっすぐ伸びた道もたまにあります。
「キャッホー」
と思いながらスピードを上げます。
欲求不満解消!!

下北半島も後半。
野辺地(のへじ)に向かう途中に風力発電機が見え出します。
でも、あまり、元気がありません。
止まったまま、動かない風力発電機が目立ちます。
2年前に行った稚内~羽幌間の風力発電機群はすごい元気やったな~。
全員、ビンビン回っていました。

野辺地の手前、レストラン「船宿」にてお昼ご飯です。
カツスパゲッティー(850円)
持って来られた時、思わず笑ってしまいました。
見て、このボリューム。
山のようなスパゲッティーに、約30cmのカツが乗っています。
この量なのに、味は悪くない。私好みのスパゲッティーです。
カツも、脂身のほとんどない美味しいカツです。
別の席に持って行くカレーをみましたが、山のようなごはんにカレーがかかっています。
すごっ!!
石原裕次郎の曲が流れ続ける地元の人気店です。
もちろん、ぜ~んぶ、食べましたよ。後半は意地でしたけど・・・。

野辺地から下北半島とお別れして、青森市内を目指します。
昼ごはんの腹ごなしで走っていますが、まだ、ウップウップです。
スピードを出す事ができません。
ゆっくり、ゆっくり、スパゲッティーが消化するまで、ゆっくり、ゆっくり。
体を、揺らさないで~!!

4時、青森港到着です。
一旦、ホテルにチェックインし、荷物を置いて直ぐに出発。
目指すは、三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)。
青森市内の地図が無いので、携帯ナビが頼りですが、またやられました。
細い路地を、右に左に、途中でわけがわからなくなりました。
地元の人に道を尋ね、ナビの指示を無視して到着することができました。
「ほんまに、コイツ。」
(設定が、距離優先になっているのが悪かったみたいです。)

今回の自転車旅行で、来たい場所の一つ。
30年くらい前のテレビで、司馬遼太郎がここを訪れ案内するシーンがありました。
「司馬さんには、古代人が見えていた。」と、一緒に訪れた人が回想していました。
ジ~と目を凝らして見ましたが、ボクには古代人が見えません。
見えはしませんが、縄文人に思いをはせるのは、大好きです。

広い敷地に、再現された建物が建っています。
ドームや、基地のように見える建物は、本当の遺跡を保護しているもの。
(中に入って見ることができます。)
復元の建物は、その近くに立てています。

大型掘立柱建物跡(おおがたほったてばしらたてものあと)
柱跡(直径2m)の中に直径1mのクリの木が、入っていたそうです。
上の建物は想像で建てられており、屋根があったかも?物見台?儀式用?等、諸説あります。
司馬遼太郎は、「上でタイマツを焚いて、遠く離れた人にもわかるように、灯台のようにしていた。」
と、考えていたそうです。
なにせ、4500年前ですからね。誰も見たことが無いので本当の事は、わかりません。
絵でも出てくれば一挙に解決ですが・・・。
でも、こんなのを、4500年前の人がつくってた? まさに圧倒されます。
(日本の祖先は素晴らしいのです。)

この日は、青森港で花火大会があり、幸運にもホテルの部屋から見ることができました。
ベッドの端に座り、お茶を飲みながらゆっくりと見ることができました。
こんなふうに自分の部屋から、人混み気にせず花火をみたのは初めて。
贅沢な経験です。
「た~まや~!!」

本日の走行距離114kmでした。

2011年7月18日(月曜日)
自転車旅行も終わり、今日は帰るだけ。
青森駅前のホテルから、青森空港までは約10km。
詳細な地図を持っていないので、頼るは携帯ナビちゃんだけ。
「頼むで~。また、ワケわからんような案内しないでね。」
心配なので、飛行機出発3時間前の7時45分にホテルを出発。
道路の標識を確認しつつ、ナビの機嫌を取りながらの走行です。

青森市内では、ねぶた祭りの準備が進んでいます。
さじき席の枠組みが、出来上がっています。
テレビのニュースによると、さじき席の約7割は既に予約済みとか。
ただ、震災の影響で、例年の2割減の観光客を予想しているそうです。
「来たいな~。うん、見に来たい。また、会社休んで来たろかしら。」
(将来の見込みのないサラリーマンの独り言でした。)


残り4km程の標識があった後、道がグッと山の上に伸びています。
一旦、上がって、また、下りるのか?
はたまた、上り続けるのか?(まさかね?)
その、まさかの方が正解!!
「どこまで上がらす気?」
と、思い始めたのがここ。まだまだ上りが続きます。

空港に行く途中の道。
向こうにかすんで見えるのは八甲田山。
青森空港への道は、まだ上り坂が続きます。

9時ちょうど、青森空港到着。
青森駅前のホテルを出発して、1時間15分もかかってしまった。
たかだか青森駅がら10kmとナメテかかっていましたが、並みの峠越え以上のしんどさがあります。
気温もぐんぐん上がっていたので、途中2回も水飲み休憩をしました。

総走行距離264kmでした。
最後に空港までの道でへばってしまったので、今回の自転車旅行も、十分満足するだけ走った気がします。
この後、1時間かけてゆっくりパックし、10時45分発伊丹空港行きの飛行機で帰ったのでした。


「んだばて、わ、がっぱ、おたてまた。」
(しっかし、ぼく、とっても、疲れちゃった。:聞きかじり津軽弁でした)

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