2015年1月25日日曜日

2015年若草山の山焼き。

2015年1月24日(土曜日)

奈良県民にとって、この日はただ枯草を焼く日にあらず。
奈良市のシンボルの若草山の、古い枯草よ「さようなら。」
新しい芽吹きよ「こんにちわ。」
古い物に別れを告げ、新しい物を迎える、新春のビッグ・イベントなのです。

1月第4土曜日は、奈良市若草山の山焼きの日。
いつもは、少し離れた飛火野(とびひの)で見ますが、今年は若草山の最前列でかぶりつき。
迫力満点でした~。



家から2時間かけて自転車で来て奈良市に着いたのは16時。
(早く家を出れば良かったのすが、家でウダウダしてたの・・・。)
まず向かったのは、ボクの大好きなスポット猿沢の池。
今日は晴れてて青空に興福寺の五重塔が映えます。
猿沢の池も、水面が穏やかでのんびりした気分になれます。
ええとこ。ええとこ。


若草山は、近鉄奈良駅から東へ歩いて40分くらい(のはず。)
ボクは自転車なので、ここからそんなにかからない。
けれども、今日は異常に観光客が多いのです。
(冬が寒い奈良は、今はシーズンオフ。冬は観光客は少ない。)
これは、みんな山焼きを見に来ているな~。
ちょっと、早めに行動する方が良い予感。

まずは、途中にある東大寺に向かいます。


この奥が東大寺大仏殿なのですが・・・。
とてもじゃないけれど、自転車を押して入れない。
けれども心配ご無用。
小学校から中学校まで奈良市に住んでいたボクはこの界隈を知り尽くしているのです。
この参道の右側は奈良公園。
こんな感じで、鹿も人を避けてここでエサをねだっています。

ボクの方にも一頭が近づいて来ました。
「ごめんね~。エサをもってないの。」
と自転車を押して、すり抜けます。
この時期の鹿は安全。
でも、秋はとっても危険なのです。
まず、雄鹿はカチン・カチンで大きな角がある。
これに、「ちっくん。」と刺されるとやっぱり怪我をする。
雌鹿も、秋は子育て時期で気が立っている。バンビを守ろうと、攻撃してきます。
バンビが可愛いからと、不用意に近づくと母鹿の頭突き、
または、後ろ2本足で立った母鹿が、前腕を振り下ろしてきます。
アタシャ、小学生の時友達がこれで攻撃されてビックリ。
鹿が、2本足で立つと大人の背丈を越えるのです。
(あっ、幸い友達に怪我はありませんでしたけど。)


人が多過ぎるので、ここで自転車はギブアップ。
人の邪魔にならない木陰で駐輪です。
このまま、自転車を置いて若草山を目指します。
帰るまで待っててね~。

参道を歩いて、これは南大門。

天平創建時の南大門は、台風で壊れちゃったので、鎌倉時代に再建されたものが現在に至っておるのです。
子供の頃は、何でこんな小汚い門がええのか、よ~わからなんだ。
今は、鎌倉時代の建物が残っていことに超感動です。
この中には、子供の頃に。「なんでこんな怖いおっさんの像を入れてんねん?」
と思っていた仁王様が入っています。

と、その前に。
可愛い女の子が、可愛いバンビの写真を撮っていたのでパチリ。
ん~。 か・わ・ゆ・い。
(バンビは、ここまで成長すると、母鹿は近くにいません。)

向かって右側。
阿形(あぎょう)の仁王様。
あ~。怖そう。

向かって左側。
吽形(うんぎょう)の仁王様。
う~ん。怖そう。

これが、東大寺大仏殿。
大仏様もビッグなら、それを収める大仏殿もビッグ。
世界最大の木造建築だそうよ。
普通なら、ここで大仏殿に入ります?
でも、奈良県人のボクは何回も見ているし・・・。
それに、入れない事情もあって・・・・。
そう、すでに閉門しているのです。(4時半まで)
奈良の大仏を期待していた皆様。
ごめんなさい。


若草山には、このまま東に歩けば10分ほど。
でも、ちょっと回り道。

どうこの道。ちょっとステキでしょ?
大仏殿の横を通って右に曲がると、二月堂に続くステキな道があるのです。

そのままあるくと・・・。
あれに見えるは二月堂です。
奈良に春を告げる「お水取り」の舞台です。


これが二月堂です。
3月中旬に行われるお水取りは、大きな松明に火をともし、この舞台からクルクル回転させて火の粉をまき散らすド派手な火の行事。
お水取りの日はこの舞台下が人で埋まります。
観客の頭に火の粉が降り注ぎます。
落ちてきた、杉の燃えカスを家に持ち帰って家に飾ると、家内安全だそうよ。


二月堂の舞台の上では、山に沈んだ夕日を多くの人が見ています。

二月堂から若草山まではもうすぐ。
歩いて数分で到着です。
いつもは有料の若草山ですが、本日は無料で入れます。
時刻は5時半。
花火の開始が6時15分から。
山の点火は6時半から。
まだ、時間はありますが、どうも人であふれそうなので早めにスタンバイしとく方が良さそう。


ちょうど、消防団の人達が入山していきます。
やっぱり火の扱いはプロ。頼りになるのは消防団なのです。
ご苦労様で~す。

若草山は結構斜度がある。
子供の頃、「誰か止めて~。」と山を走りながら下って行く友達が・・・。
初め「ふざけてんの?」と思っていると、自分も怖い目に会うことに。
そう、若草山はブレーキをかけながらゆっくり降りないと気を抜いていると、少しづつ加速が付いてきて最後は走りたくないけれども走りだしてしまい、
「誰か止めて~。」となるのです。
これって結構怖いのよ。


最前列近くがここら辺。
右上の方にロープが張ってあり、ここから上には行けません。
若草山に登って不思議なことが一つ。
山焼きを待っている人が全員山と反対のふもとの方向を見ている。
「あの~。山はアンタの後ろにありまっせ。」
と言いたくなるくらい。
でも、自分も登るのをやめた時点ですぐわかりました。
そりゃ~、あ~た、山側を向いて座ったらひっくり返りますもの。


ロープから先は、進入禁止。
こんな感じで係りの人が立って、ロープから入って来ないかどうかチェックしてはります。

花火が始まるまでは、まだ40分もある。
体を動かさずにじっとしていると、寒さがジンジン。
足先が寒さでシビレて来ます。
今回は、寒さ対策万全(のはず。)
手にはカイロを握りしめ、毛糸の帽子をかぶり、おまけに熱いお茶を水筒に入れてもって来ています。
暖かいお茶は、体の中を温かくしてくれます。
・・・・。
でも、じっと待っているのは、やっぱり寒いです~。

麓側を見て、待っていました。
奈良市の夜景も綺麗です。

日も、どっぷり暮れて6時過ぎ。
もう少しの我慢で花火が始まります。
今回は、最前列かぶりつき。
地元のおじさんが、「ここから見る花火は、迫力あるで~。」
とのこと。
あい。期待しとります。


6時15分ちょっと過ぎて花火の開始で~す。
「いよ~。待ってました。」
地元のおじさんが言う通り、大迫力です。
音がドッカン・ドッカン体に伝わってきます。


すぐ近くで花火が上がりますので、最高!!

中盤は、大きな花火が単発で上がります。
「ド~ン。」と腹に響く爆発音。目の前の空いっぱいに花火が広がります。
はくりょく~!!

6時25分。山の点火5分前。
花火のフィナーレです。
パンパン・パンパン。
花火が止まることなく連発で打ちあがります。
最後は、歓声と拍手が起こりました。
ボクは一人で来ていますが、
「わ~。すご~い。」と、声を出してしまいましたもの。

いよいよ本日のメインイベント。
6時半から若草山の点火です。
パチパチと乾いた音を立てながら枯草が燃え出します。

数分で人の背丈を越す火柱が立ちます。

火が燃え広がります。


一番燃えているところで火柱3mはある。
枯草の特徴か?燃え移る火のスピードが速いです。


燃えるところは燃えていますが、燃え残っている場所も多い。
地元のおじさんは、
「昨日雨が降ったやろ。湿っとんねん。」
とのこと。
そうか。でも、満足。そろそろ帰ります。


少し下りてから、振り返ってパチリ。
頂上では、かなり派手に燃えています。
でも、すごい人でしょ?

甘かった。
もともと若草山は有料の山。
だから、登り口にはゲートがある。
山焼きを見終わった人が一度に帰るとゲートで大渋滞。
この写真は、ボクが出て振り返って撮ったもの。
警官多数で案内・整理はしていますが、この人ごみには「まいった。」


帰りは自宅まで約30kmある。
自転車で走ると寒いのよ。
手はかじかむし、お腹も空く。

天理にある、丸亀製麺所でちょっと休憩。
釜揚げ(並み)280円。
あったまります。暖かいお茶も飲み放題。
おうどん、美味しい!!


奈良の山焼きが終われば、次はお水取り。
そしたらもう、春。
(奈良では「お水取りが終われば春が来る。」と言われています。)
サイクリングシーズンの幕開けです。
今年は、どこを走るかな~?
早く、お水取り始まって~!!



2015年1月2日金曜日

これで四国一周。高知から室戸岬経由高松まで。

2014年12月26日(金曜日)

高知から室戸岬、徳島を経由して高松まで走ります。
だらだら走り続けた四国も、今回の自転車旅行でやっと一周できる予定。
さ~て、どんな自転車旅行になりますやら・・・。


室戸岬から見た夕日。
いやいや、綺麗な夕日。
山に囲まれた奈良県に住むボクにとっては夕日は山に沈むもの。
水平線に沈む夕日なんて、あ~た、「超か・ん・ど・う。」です。


本日の走行コース。
高知駅から室戸岬まで走ります。

出発は岡山駅から。
(家内の帰省で岡山に。家内は実家、ボクは自転車旅行です。)
岡山駅7時8分発南風1号にて高知に向けて出発です。

指定席は、もったいない。座席は当然自由席。車内はこんな感じ。
ちょうど良い感じのお客の数。
2座席シートを一人でゆっくり座ることができました。
ラッキー アンド 快適な列車移動となりました。


瀬戸大橋で、瀬戸内海を横断。
いつみても感動します。
よ~も、まぁ、こんな橋が作れるもんですな?
瀬戸内海を満喫です。


四国に入って、丸亀駅に到着で~す。
日本に12城しか現存していない天守閣の丸亀城が見えます。
(2年前自転車旅行で丸亀城を見物ずみ。なかなかええお城でっせ。)

途中、大歩危駅で高知から来る特急南風とすれ違い。
同じ特急南風なのに、あっちはアンパンマン号です。
ええやないの?どうせならあっちの南風に乗りたかったな~。
アンパンマンの作者やなせたかしが育ったのは高知県御免町(現:南国市)。
だから、アンパンマン全面バックアップで、高知をPRなのです。

御免駅で見つけたアンパンマンの石像。
後ろは、やなせたかしが御免駅の為に作詞した「ごめん駅ごめん。」という詩です。


高知駅到着で~す。
土佐と言えば、坂本竜馬。中央にで~んと建っています。
駅前に建つ土佐を代表する幕末の志士達の銅像です。
(左から、武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎)

高知城も見たいし、カツオのタタキも食べたい。
しか~し、本日の予定走行距離からすると時間に余裕が無い。
ここは、涙を呑んでコースの途中にあるはりまや橋だけで・・・。
以前は、道路に赤い欄干だけの日本三大ガッカリの名所。
学生時代に、ここへ来てガッカリしましたもの。
しか~し、平成5年に全国から募集した「はりまや橋のイメージ」で、江戸期のはりまや橋として再現されて、ほれ、この通り立派な橋に変身です。


高知市内の歩道。
自転車道と、歩行者道が色分けで区分されている。
区分はされていますが、歩行者はいない。
ん~。ここまでするのは、もったいなくは、ないっすか?

高知市内から20kmほど走ると夜須に着きます。
右側の高架の鉄道は、土佐くろしお鉄道。
土地は安いはずの高知で建設費のかかる高架鉄道が、延々と続きます。
ん~。もったいなくは、ないっすか?


夜須駅から自転車道があります。
国道55号線に比べて平坦な道で走りやすい。
ずっと先を行くサイクリストさんは、夜須駅近くの「道の駅」で
「この、自転車道走ることができますか?」
と、自転車道の入り口で休憩していたボクに話しかけてきた人。
俳優の「火野正平か?」と、思ったくらい端正な目鼻立ち。
NHKの「にっぽん縦断こころの旅」の取材かと思って、テレビカメラを探しましたもの。 (いや、本当に。)


アップにするとこんな感じ。
ボクが追いついたので、しばらく並走して走りました。
なんでも、足摺岬にあるお遍路さんが泊まる小屋の管理人をしているとのこと。
そこから、高松まで自転車で行くそうよ。


この自転車道、なかなか良い。
走りやすいし、景色も良い。
これぞ自転車旅行のだいご味。車では経験できません。

太平洋の真正面から撮るとこんな感じ。
ひろ~い太平洋が広がります。
広い海独り占めです。

海沿いの道を走ります。

高知安芸自転車道の案内図があったのでパチリ。

自転車道を進んでいきます。

おっと、通行止めの看板。
なんでも、陥没と越波とのこと。


う回路の国道55号線を走ります。
すぐ右下に見えるフェンスで囲まれた道が自転車道。
どうせなら、こんな車の多い国道より自転車道を走りたい。

このまま、約500mほど進むと、自転車道の看板みっけ。
看板に従って、自転車道に向かって走ります。

と、そこはちょうど陥没・越波の通行止め箇所。
台風でこうなちゃったそうです。
ん~。どうするか?
見れば、20mほど舗装はしていないが、危険なく走れそうな状態。
気を付けて。そうっと、そうっと。


その先は、ほれ、この通り、普通に自転車道。
このまま走ると、安芸漁港に到着です。

そこには、安芸しらす食堂が。食べログで高得点のお店です。
「お昼ご飯、いっただきま~す。」


注文したのは、「釜あげちりめん丼プラスどろめ・刺身付」1500円。
「どろめ」とは、生のしらすのこと。
どろめは、入荷時しか店に出さないらしい。
左端がどろめ丼。どろめが、厚くてご飯が見えません。
半分くらいは、がつがつ食べたのですが・・・。
ボクには量が少し多過ぎた~!!
生魚の食べ過ぎ状態で気持ちが悪くなりウップ、ウップなりだしました。
海の無い奈良県に住むボクは、あまり生魚を食べつけない。
ちょっと、無理がありました~!!


せっかく安芸まで来たので、観光名所はないかいな?
と思案してきてのがここ。
安芸の外れになる、野良時計台。

アップでパチリ。
まだ、家ごとに時計がない明治20年ころ畠中源馬が分銅も歯車も自作で作った時計台とのこと。
まっ、これだけなんですけれどね。
安芸市街地から、自転車で往復30分以上かかる。
時間を無駄にしてしまったか~?
急ぎ先を進みます。


安芸から先は、室戸岬を目指すだけ。
時刻は2時半。
残りの距離は約40km。
こりゃ~、下手をすれば室戸岬までに日が暮れて真っ暗け。
(いやだ~。)
うまくいけば、室戸岬で夕日が見れる。
(見たい~。)
頑張って、走るしかありません。


時間はないけれど海がきれい!!
自転車を止めて写真をパチリ。
風もないし、道は平坦。最高のサイクリングです。

走っていて道から海岸線が見えたのでパチリ。
高知は、室戸岬まで、弓上に広がった海岸線のため、海岸が見渡せるのです。


あれ、陽が傾いてきてお空は夕焼け状態。
室戸岬は、見える海岸線のまだ先のはず。
厳しい状態ですが、まだ間に合うはず。自転車をぶとっばします。

もう水平線に太陽が迫っています。
でも、室戸岬まであと3キロほど。
がんばれ~!!ダッシュです。



17時前に室戸岬に到着で~す。
まだ日があるうちに、中岡慎太郎の銅像をパチリ。
中岡さん、やってきました。
足摺岬のジョン万次郎。桂浜の坂本龍馬。
そして、今回室戸岬の中岡慎太郎。
高知の銅像制覇です。


自転車を止めて、ダッシュで岬を目指します。
もたもたしていると、太陽が水平線の向こうに沈んじゃいます。


おっと、間に合った!!
まだ、おひさまは沈んでいません。


後ろを振り返るとこんな感じ。
山のふもとで、中岡慎太郎の銅像が夕日に映えています。


夕日が水平線にかかりだしました。

太陽が半分沈んでいます。
ま~。綺麗!!
もう、夕日満喫です。
ずっと太陽を見ていて目がチカチカしだしました。
周りを見ればボク一人。
夕日が沈んだ場合、すぐに真っ暗になるの?
水平線に沈む夕日が、沈んだ後のことがわからんのです。
ライトは自転車につけているので、今は無い。
「真っ暗な海岸の岩場から帰るのは危険。」と、急に不安になりだしました。
「明るいうちに、か~えろ。」と、この時点で帰ることに決定。

本日のお宿は、室戸岬近くの岬ホテル。
真っ暗になる前に到着できました。
でも、今日のサイクリングは、後半めちゃダッシュで走ったので疲れた~!!

本日の走行距離は90kmでした。



2014年12月27日(土曜日)

本日の予定走行コース。
室戸岬から、徳島を目指します。


朝8時に岬ホテルから出発です。

少し走れば「室戸岬」の石碑。
記念にパチリ。
でも、ここは岬の先ではないはずです。



岬近くの民家がすごい。
コンクリートの壁で家を守っています。
海に面しているので、台風から家を守るためかと・・・。
要塞のような家々が並びます。

今日も天気は晴れ。 海が綺麗!!
でも、風がきつい。しかも、逆風です。
頑張って自転車を漕いでも、なかなか、前に進んでくれない。
本日の予定走行距離は130km。
この調子で逆風が続くならかなり厳しいサイクリングになりそうです。


風景は綺麗。
しかし、風が収まりません。海も昨日より波が高い。
体力を温存しつつ距離を稼がねばなりません。

ふと見ると岩場でフィッシング。
室戸近辺は、絶好の釣り場。
香川や、徳島ナンバーの車が魚釣りに来ています。
大物釣り上げてね~!!


20km少し走って残り106km。
しばらく、綺麗な海岸線を走行します。


これも最高の海岸線の道。

海岸には、必ず階段があって下りることができます。
もう、釣りする人には最高の心遣い。
全国の釣りファンの皆様。ぜひ、高知へ。

水床トンネル(638m)の手前で徳島県に入ります。

海部(かいふ)駅。
徳島県境から約5kmで海部駅があります。
(高知県と徳島県境から阿佐海岸阿佐東線の鉄道があるのです。)
も~し、体調が悪るくて動けなくなっても鉄道で何とかな~る。安心です。


綺麗な海岸だったのでパチリ。

海部から約3km程山道を走ると、また、綺麗な海岸線を走ることができます。
でも、のんびりした綺麗な海岸線もここまで。


山道へと進みます。
山道は川沿いに進むことが多い。
その川がめっちゃ綺麗。ジャブジャブ入って歩きたい気分。
これぞ、田舎の川。
奈良で育ったボクは小さい頃の遊び場所は川。
父の実家は岡山の山奥で里帰りの際も遊び場所は川。
釣りも、海よりも渓流釣りの方が好きなのです。


田舎道はこんな感じ。
の~んびりした雰囲気。
こんな雰囲気、だ~いすき。

のんびりした田舎風景も少し走れば、峠越えの厳しい峠越えになります。
延々と続く上り坂を、ウダウダと自転車を漕ぎ続けるのでした~。

峠の先は日和佐トンネル。(690m)
歩道があるので安全に走ることができます。
ここから坂道を下り、日和佐に到着。
道の駅があるので、休憩後再度峠越えなのです。

右に行っても左に行っても国道55号線。
ほんでもって、どっちに行っても阿南方面に行きます。
しか~し、右方面は自動車道。
自転車は走れないのです。
仕方がないので、左方面の道を選びます。


ダラダラと上る山道を走ります。
路肩の、緑のラインは歩行者が歩くためのサイン。
歩道が無くなると色づけで知らせます。
お遍路さん向けの心遣いなのです。


緑のラインは反対車線に変更。
この場合どうするか?
反対車線を走ると、自転車では逆走行のはず。
自転車は道路交通法上は、軽車両。
歩行者とは区別されます。
この場合、このまま左側を走るのが正解かと思います。


峠を超えると比較的、傾斜の緩やかな道。
高原状態で、田園風景が広がります。
ここを抜けて走ると、阿南に到着です。

高原地帯を下って阿南に到着。
道路標識で、あれ?
右に行っても、左に行っても国道55号線で、徳島・小松島方面。
「あら? どうすれば?」
でも、左方面は「バイパス」と書いてある。
こういった場合、バイパスは、とんでもなく大回りになったり、山を切り開いた道になっていることが多い。
と、言うことは「右でしょ。」
で、右側を進みます。


携帯ナビに勧められるまま阿南市の裏道を走ります。
時刻は、4時半。夕焼け状態です。


本日は、夕暮れ前に目的地の徳島市内に着くことは無理。
はなっから、諦めています。
が・・・。急に気温が下がってきました。
お腹もペコペコ。
早く徳島市に入って、徳島ラーメンを食べた~い。

夕方6時過ぎ、ラーメン屋さん萬里(ばんり)に到着。
もう、ヘロヘロです。


注文したのは、ラーメン玉子入り(大)600円とライス(小)150円。
徳島ラーメンは、すき焼き風のどろっと濃い味付け。
生卵を入れてちょうど良い味付けになる。
ご飯は、ラーメンのお肉を上に載せて戴くのが徳島風。
と、聞いておりましたが、地元の人は別にそうなことにこだわっていないみたいでした。
お腹がペコペコだったので、ペロッと戴きました。
ごちそうさま~。

ホテルの、アネックス・サンシャイン徳島に18時半チェックイン。
このホテルは、大浴場がある。お風呂は広くて、良い湯加減です。
温泉旅館並みのお風呂設備なのです。
お風呂に入ってゆっくりすると、お腹が空いてきちゃった。
途中のスーパーで買ったビールのロング缶とスナック菓子の夜食です。
いや~。風呂上がりのビールは、うまい!!


本日の走行距離は、130kmでした。



2014年12月28日(日曜日)

本日は、徳島市から高松市まで走ります。
距離は、80kmほどで大したことはない。
しか~し、昼から雨の天気予報。
雨に降られたくない。
早めにホテルを出発します。

徳島市内から、吉野川を渡ります。
今日も寒い。3度しかありません。
冷蔵庫の温度と同じ。

国道11号線で高松を目指します。
昼から雨の予報なので、ダッシュです。
できるなら雨が降りだす前に、高松に着きたい。

あれ?国道11号線は高架道路になります。
自転車進入禁止とはなっていないのですが、どうも危険な予感。
左の側道は、行き止まりになっている。
さーて、どうするか?


国道11号線を諦めて、大回りになりますが、鳴門市内の海沿いを走る国道28号線を走ることにしました。
時間は、かなりのロスですが、高速道路のようになった国道11号線の路肩をビビりながら走るよりは良いかと・・・。


再度、国道11号線に合流し、高松を目指します。
晴れていれば綺麗な海沿いの道のはず。
でも、昨日までの海とは全然違う。
天気のせいで、どんよりした海が続きます。


せっかくの良い景色も天気で台無し。
今日は、風景を楽しむサイクリングは諦めて、「いかに早く高松まで走れるか?」
のサイクリングにするしかない。
時速25km前後で走り続けます。


香川県に入ります。
香川と言えば讃岐うどん。
ワタシャ、食べるで~!!

国道11号線は、高松と徳島を結ぶJR高徳線と並行して走ります。
お昼前なのに、雨がポツポツ降り出しました。
合羽(かっぱ)を着るほどでもない。
でも、上着はウインドブレーカーに着替えました。
少雨なら、これで大丈夫です。

高松市の手前10kmにある大谷製麺所に到着です。
念願のうどんを食べます。


お店の中は、こんな感じ。
右の端で、おじさんにうどんの注文をして、左に進んでトッピングを選んで最後がレジ。
写真のくもりをお許しあれ。
お店の中は、あったかくて湿度たっぷりの為、外気温で冷えたカメラを取り出すと、くもってしまうのです。

うどんの大(300円)と、トッピングにちくわのテンプラ(100円)。
ん~。このコシのある麺。これぞ讃岐うどん。
美味しい!!讃岐うどん、だ~い好き!!

高松市内に到着です。
写真では分かりにくいですが、結構の雨が降っている。
いまから合羽きるのもめんどくさいのでウインドブレーカーで濡れたまま走ります。

高松市内の中心地は、大きなアーケード街になっています。
そこへ、逃げ込み雨から逃れました。
アーケード街は、もう年始の準備万端。
店を見ながら歩くのも楽しいもんです。


13時10分高松駅に到着。
パチパチパチ。これで、四国一周で~す。


高知からの総走行距離は302km。

最終日に雨に降られてしまいましたが、高知、徳島の海は最高に綺麗やった!!
また、行きたい。
今度は、お遍路さんも良いかも・・・。
軟弱自転車小僧のボクには無理か~?



おまけ。
JRで岡山駅まで帰り、そのまま家内の実家で年越しです。

大みそか。
岡山県牛窓町は、全国有数の牡蠣の産地。
親戚からもたった牡蠣を殻つきで蒸して戴きます。
フライパンで、一度にできる量はこれくらい。
この量を、5皿ほど戴きました~。(4人で食べました。)


「今年は、身がちいせんじゃ。」と義父の談。
確かに、身が小さい牡蠣もありましたが、ほとんど、こんな感じで、プリップリです。
美味しい!!

お正月。
義母の作った岡山風お雑煮は、牡蠣入り。
美味しくてたまりません。
牡蠣入りお雑煮、だ~いすき。

おせち料理はこんな感じ。
手間のかかるおせち料理はやらない主義。
これで十分。お餅にぴったりです。

ボクの子供が、岡山市内の古い酒屋さんで買ってきたお酒。
店のご主人に「おすすめは?」と聞いたところ。
「これじゃな。」
と、持ってきてくれたのがこれ。
岡山県倉敷市の蔵元 菊池酒造が造る数量限定生原酒、「燦然(さんぜん)」。
酒造りの期間中、蔵の中はモーツアルトの音楽を流しているとか。
原酒なんて飲んだの初めて。
ん~。美味しい。
グッドな口当たり。口の中に、お米の香りが広がります。



両親宅に最近よく来る野鳥。(ジョウビタキの雄です。)
外にいる時、義母が「あっ、来たよ。」と声をかけて野鳥が止まったのが、ボクの後ろの物干しざお。
その距離、約50cm。
ボクが振り向くと、飛び立って止まった所がこのプランターの上。距離約2m。
カメラを取ってきて、はい、パチリ。

その後も、家の庭の中でウロウロ飛び回ります。
義母は、この鳥の種類のことを、「ひんこつ」(田舎の岡山弁?)と言い、この鳥のことを「ひんちゃん」と呼んでいます。
野生の鳥がこんな近くに来るなんて・・・。
義母は、あまり興味を示さず、さっさと家事に取り掛かり、野鳥大好きのボクは、ひんちゃんの後を追います。
あまり追っかけまわさず、あっさりするのが、野生の鳥と付き合う秘訣かも・・・・。
でも、うらやましい!! ボクとも友達になって!!



おまけ PARTⅡ。

奈良県の我が家にも、野鳥がきていました~。
お友達にはなってくれませんが、家に来た野鳥をパチリ。
ジョウビタキの雌(メス)です。
「キーキー。」と金属が擦れたような声で鳴きます。

岡山の実家によく来るジョウビタキは雄(オス)。
鳥は、雄の方が綺麗で、雌は地味なのです。
外敵から身を守る為には地味色の方が良いに決まっている。
でも、雄は、雌にアピールしないともてませんもんね。命がけです。


セキレイ。
この鳥は、よく来ます。家のコンポスターのおこぼれを狙っているのです。
なぜ、「よく来る。」事がわかるか?というと・・・・。
普通セキレイは、もっと白黒がハッキリしているのですが、我が家にくるセキレイ君は、色がくすんでいる。
残念ながら、もてないやろな~。
でも、安心して。
オレンジも実を少し残すし、リンゴの皮も厚目に切るようにするからね~。


ムクドリ。
大型の鳥なので、これが来るとセキレイ君も逃げてしまいます。
なのに、警戒心が強くて人影を見ると、すぐに逃げてしまいます。
この時も、カメラを向けるボクに気づき逃げる寸前です。


近くの川で見つけたカワセミ。
(写真を撮るとすぐに飛んで行っちゃった。)
初めてカワセミを見たのは、約30年前に沖縄の西表島に行った時。
ボートで川登りのツアーに参加中ガイドさんが教えてくれた鳥。
すぐ飛んだので一瞬でしたが、「綺麗な鳥やな~。」という印象。
そんなカワセミさんが、家のすぐ近くにお住まいなんてビックリです。

少し歩くと・・・。「あっ。また見っけ!!」
たぶん、上の写真のカワセミとは別のカワセミ。
獲物を狙っているのか?はたまた休憩中なのか?
同じところに止まって動きません。
これは撮影のチャンスです。

アップにするとこんな感じ。
右向き。

左向き。

上向き。

時間にして約5分。カワセミは動きません。
「せや、ビデオで撮ってユーチューブにアップしよう。」
と、カメラをビデオにセットすると、バッテリー切れで
「キューン」。
カメラは、カワセミ撮り始めた時からバッテリー切れの警告しとりましたけどね・・・。
写真は平気で撮れたのに、ビデオはダメなの?

く~。ユーチューブにアップして、何十万件もアクセスあれば、広告収入でガッポリやったのに~。
・・・・。
って、そんなわけないか?
ここは、無難に「カワセミ見れて感動!!」
で、「チャンチャン。」にしとこ。