2019年6月24日月曜日

バイクの旅(東日本縦断編)

2019年6月9日(日曜日)

奈良県にある自宅を昼過ぎに出発。
下道を走って3日かけて北海道を目指します。

京都府、滋賀県、福井県と走りやっと日本海が見えたのでパチリ。
しか~し、どんより天気で海が全然綺麗ではない。
ざ~んねん!
さらに滋賀県の北部に入ったあたりから寒いぞ。
夏用のバイクジャケットでは、風邪がスースーして寒い。
今まで我慢して走って来ましたが、ここで雨用の合羽を上に着ることにします。
いつ雨が降るかわからない怪しげな天気。
これで、ちょうど良いのです。

宿泊は石川県小松市にあるコンフォート小松。
(朝食付きで4800円 安い!!)
奈良県の自宅からは約270km。
時刻は18時30分ころ到着です。

小松空港の近くにあります。
車が無いとやや不便ですが、ボクはバイクだし・・・。
小松市内のスーパーで夕食を購入してから到着しました。


お部屋はこんな感じ。
いや~、寒かった。体は冷え冷え。
お風呂に入って温もってから夕食にします。


2019年6月10日(月曜日)

朝食は6時半から。お腹ペコペコで一番乗りでレストランへ行きます。

少ないと思うなかれ!食べて美味しかったら再度取りに行きます。
上の右、小鉢に入れたカレーが美味しかった。再度たっぷりかけていただきます。
手前のゆで卵は、お昼ご飯になっちゃった。
(いや、食べ残すはもったいないし・・・。ポケットに・・・。)

本日は朝から雨。
天気予報によると、昼過ぎから富山県では豪雨になるらしい。
早い目に富山県を走り抜けないとえらい事になります。
本日の目的地新潟市に向けて合羽を着て出発です。
本日も、下道を使って北上します。
距離は約340kmあります。


ここは、北陸自動車道の下にある親不知ピアパーク。
富山市は昼前に抜けたのに、北上するに従って雨が強くなってきた。
岩場に何とか道を作った難所の親不知子知不(おやしらずこしらず)を通り抜けたどり着いたのです。

駐車場はこの通り高速道路の下にあるので雨に濡れない。
ラッキーや!!
びしょ濡れで昼ご飯のパンをかじる覚悟ができていたのですが、ここは天国や!!
しばらくここでお昼ご飯&休憩。
バイクと体を休めます。

新潟県に入り、宿泊地の新潟市に近づくにつれて雨が止んできた。
天気は曇りですが、雨の中のバイク走行と全然違います。
ヘルメットのシールドが濡れないので視界は良好。
道も乾いているので、スリップの心配もありません。


本日のお宿はホテルサンルート新潟。(朝食付きで5700円)
「バイクはどこに停めれば良いですか?」と聞くと
「ホテルの前の軒下に停めてください。」とのこと。
ここなら急に雨が降りだしてもOKです。


2019年6月11日(火曜日)

朝食は午前6時30分から。
例によってレストランの開店と同時に入店です。

メニューが豊富。どれも美味しそう!!

今日は野菜サラダもたっぷりとりましたよ~。
やっぱ、健康のために野菜を食べないと・・・。
またカレーがあったのでたっぷりといただきます。
お米は魚沼産のコシヒカリ。カレーの美味しさが引き立ちます。
例によってゆで卵が一つ。(本日のお昼ごはんになりました。)

なんと、ここのホテルはベトナム料理のフォーのコーナーがあります。
麺を取って右上の黒い鍋で湯通しします。
左のガラスのボールに入った薬味をいれてスープを掛ければできあがり。

それがこれ。
美味しい!!
新潟産の米粉で作ったフォーが食べられて感激です。

本日の天気予報は晴れ。
今回の旅行3日目にしてやっと晴れや!!
ホテルを朝8時に出発して青森県大鰐温泉を目指します。
距離は、今回の旅行で最長の400kmの予定です。

新潟県北部から秋田県の道はもう最高!!
海がめちゃキレイです。
この道なら、バイクで走るより自転車でのんびり走る方が良いかも。
いつか自転車旅行しよう。チェックしておきます。


さらに北上してこちらは秋田県の「道の駅象潟(きさかた)」で撮った写真。
ここで、海を見ながらお昼ご飯にしました。
象潟と言えば今から約20年前に故忌野京志郎(いまわのきょうしろう)がNHKの芭蕉がたどった道を自転車で巡る旅での最終地点。
出迎えた人々の為に即興で
「キサカタ ベイビー ううう~。」と歌った場所。
ビデオで何度も何度も見た番組。それで自転車が好きになりました。

で内陸方面を見れば
鳥海山が見えます。
標高2236m。出羽富士山(でわふじ)とも呼ばれています。
海もキレイし、雄大な鳥海山も素晴らしい!!
ベスト・ロケーションやんか!!


17時ころ、大鰐温泉(おおわにおんせん)に到着。
山の中にあるさびれた温泉街って感じ。
内陸の為、気温は低くてバイクに乗っていると寒い。

スーパーで夕食を買って、17時30分ころ「冨士やホテル」に到着。
お値段、朝食付きで7230円。(温泉ホテルなのでお高いめ)

ナビがホテルの裏側を案内しよる。
ご覧の通り、外装の工事中の為裏側がら見るホテルは営業中止のように見える。
「あれ?倒産したのかしら?」と不安に・・・。
たまたま通りがかった従業員さんに聞いて、表玄関までたどり着いたのでした~。


お部屋はこんな感じ。
布団は初めから敷いた状態です。
アタシャこの方が良いです。


これがホテルの温泉。内湯。
温度は少し低め。ゆっくり入るタイプの温泉です。
かけ流しで、湯船からお湯があふれ出します。
時間が早いせいか?はたまた宿泊客が少ないのか?
貸し切りです。

こちらは露天風呂。
外気温が低い(15℃くらい)ので頭を洗った後に入いると少し寒い。
でもまぁ、ゆっくりできます。


2019年6月12日(水曜日)

本日で本州は終了。
津軽海峡フェリーで青森港から函館港に行きます。
青森港10時30分出航。
しか~し、ホームページによると1時間前までに手続きをしないと
「乗れないかもよ?」とのこと。
そりゃ困る。
少し余裕をみて「9時過ぎ到着」を目標に計画すると・・・。
大鰐温泉から青森港まで下道で1時間30分。
ということは、ホテルを7時30分に出発しなければならない。
朝食は7時から。
ん~。30分しかありません。


7時の開店と同時に入店。
さすが温泉ホテル。どれも美味しそう!!
笹かまぼこまであります。(仙台に行った気分)
料理を見た時点で、「ゆっくり味わって食べよ。」
と、決定。

これが1回目のピックアップ。
やや急ぎめでは食べましたが、いや~、美味しい朝食でした。
ごちそうさま!!

食べ終わったのは7時30分。
下道を走っても間に合う(かもしれない)。
でも焦って走るのは事故の元。
ここはキッパリと下道は諦めて、東北自動車道を使うことにします。
大鰐弘前インターから青森までは40分ほど。
フェリーには余裕で間に合います。

他の車にバンバン抜かれながら、遅いトラックの後につけ制限時速100kmの東北自動車道を時速80kmほどで走行(ボクのバイクはスピードがでないのよ)。
あ~、怖かった。

青森港には8時45分ころに到着。受付は事前にインターネットで予約していたので機械でスムーズに済みました。それから、1時間以上待たされることになるのです。
車も乗船客もガラガラ。1時間前手続きなんて今の時期、嘘やろ。
あ~、高速代損した。

10時10分ころに案内の放送がありやっと乗船準備。
「バイクはここに停めて。」と言われたのがここ。
しばらく待機後、一番乗りでフェリーの奥まで案内されました。
本日のバイクの乗船は、2台だけです。


フェリーの中はこんな感じ。
一番最初に入った関係でガラガラ。
窓側の机が空いていたのでここに座りました。

外を見ればこんな感じ。
今日は天気なので、海がとっても綺麗!!
海を見ながら、お茶を飲んだり、お昼ご飯を食べたり・・・。
なにせ函館到着まで3時間ありますので時間はたっぷりなのです。


函館港には14時30分に到着。
いや~、北海道やんか、お久しぶり!!
感激です。
まず向かったのは、五稜郭(ごりょうかく)。
バイクは無料駐車場が入り口近くにあります。

五稜郭の中にある奉行所。
(以前自転車で着た際に、見学しているので今回は中には入りません。)
この日の函館は、とっても暑い。(24℃くらい)
昨日までの3日間が寒かっただけに、暑さが堪えます。
歩いていると汗が噴き出します。
早めに五稜郭を退散して、スーパーで買い物をした後、宿泊予定の「KKRはこだて」を目指すことに・・・。
早く温泉に入ってゆっくりしたい!

これがKKRはこだて。
朝夕2食付にしました。10500円也。

お部屋はこんな感じ。
温泉に入っている間に布団を敷いてくれていました。

温泉はこんな感じ。(湯の川温泉郷の中にあるのです。)
右端にお湯をかき混ぜる棒があるのにご注目。
「あれ~、掃除の人が忘れて行ったのかな~。」
と思っておりました。
でも、そうではない。
お風呂に片足を入れて、「熱っち!!」
お湯の流れ込み場所から遠い所に入ろうとしましたが「あっつ!!」
とてもじゃないですが、入浴の限界を超えた熱さです。
そこで活躍するのがこのかき混ぜ俸。
水道の蛇口を思いっきり開いて、かき混ぜ俸で蛇口付近をかき混ぜながら、蛇口周辺のみで入浴できます。10分ぐらい水を入れて何とか入浴できました。
それも、2分くらいが限界。
「あっつ!!」と浴槽から逃げ出したのでした~。
熱いだけで、全然温もりません。
なんでも、
「源泉は64.8℃。源泉かけ流しにしているので、入る前には水を入れてください。」
とのこと、一番風呂に入ったので浴槽全体ほぼ源泉温度だったのです。
(寝る前にもう一度は行ったのですが、他の人が水を入れてくれていたのか、なんとか入れました。)

今回は夕食付。
この後、天ぷらや焼き魚等を持ってきてくれます。
ボリュームはありませんが、上品なお味。
さすが国家公務委員の厚生施設。(ボクみたいな一般人も泊まれます。)
結構なお味でした~。


2019年6月13日(木曜日)

朝食は7時から。
こんな感じです。トレイに乗っていない料理はバイキング。

「野菜や、お漬物、イカの塩辛、揚げ物等は自由にどうぞ。」って感じです。
美味しゅうございました。

本日の目的地は札幌。
札幌市内観光は全然考えていない。
バイクでの市内観光は、やや不便。(やっぱ、自転車が便利かな)
それで、プラプラ観光地を巡りながら札幌まで走ります。

まず向かったのは大沼公園。
向うに見えるのは北海道駒ケ岳。標高1131m。現役の活火山です。
時刻は朝の9時前。大沼公園内には誰もいません。
静かです。神秘的です。少し怖いくらいです。

ここには、こんなモニュメントが・・・。

「千の風になって」の誕生の地だそうです。
  私のお墓の前で泣かないでください。
  そこに私はいません。眠ってなんかいません。
  千の風に。千の風になって。
  あの大きな空を 吹き渡っています。
と、歌を口ずさみながら大沼公園を観光です。

大沼公園を後にして、
「次は羊蹄山に行こう!!」
羊蹄山は、たぶん学生時代に一度行ったきり。
山岳地の為、自転車旅行で行く気はさらさらない。
バイク旅行の今なら行けるのです。

結構走った。大沼公園から2時間以上走った。
しか~し、今日はあいにくの曇り空。
羊蹄山は全くの霧の中。
ほんの少し麓が見える程度で全然見えませんでした~。残念!!


くじけず目指したのが洞爺湖(とうやこ)。
ん~。曇っている。ぼやけた感じ。
ん~。イマイチか?


お次は支笏湖(しこつこ)。
やっぱ曇っている。ぼやけた感じ。
ん~。これもイマイチか?

本日のお宿は、札幌国際ユースホステル。
個室、朝食付きでお値段4000円。安い!!
バイク・自転車用に車庫があり、ガレージを閉めてくれるので安心です。

これがそのお部屋。(和室。他に洋室もあります。)
トイレ・洗面台はありませんが、テレビはあるし、結構広い。
仕事で使う人も多く人気のユース。なかなか予約が取れません。

今日は天気がイマイチで残念でした。
結局300km以上走ったのでお疲れです。
夜の8時にはご就寝。おやすみなさ~い!


今日の行程を地図に書くとこんな感じ。
走行距離は約300kmでした。



2019年6月14日(金曜日)

朝食をお願いしました。
お弁当形式で、お味は「うん、まぁ、こんなもんじゃないですか?」
って感じ。
ご飯と、お味噌汁はお代わり自由です。
(ご飯とお味噌汁、2杯いただきました。)

本日の予定は、札幌から北上して富良野、旭川、そして日本海に出て羽幌まで。
羽幌遊歩ユースホステルに泊まります。
富良野は約33年前に、原付(ヤマハDT50:結構速いのよ。)で北海道を回って以来。
ひっさしぶり。
当時は、途中の赤平という所に炭鉱があり
「鉱員募集」と大きな看板がありました。
時代は流れ、今は炭鉱なんて資料館になっていますもんね。
暗くて狭い坑道で作業するなんてボクには無理ですが、
「いくら、くれるのかしら?」と気になりましたものね。


中富良野にある「富田ファーム」に到着。時刻はお昼過ぎ。
花畑が広がります。無料で見ることができます。

ラベンダー畑が広がるイメージでしたが、ラベンダーはまだ少し早い。
7月らいしい。(こりゃ、また来にゃなりませんな。)


でも、キレイな花がいっぱい。
季節によって色々な花が楽しめて良い所です。

北上すると美瑛(びえい)に到着。
美瑛と言えば、ラベンダー畑。
「かみふらの八景」と書かれています。
ラベンダーの咲くころはきっとキレイなんでしょうな~。
まだ20cmくらいのナエ状態です。
ざ~んねん!

羽幌には夕方5時頃到着。
約10年前に自転車で稚内から南下して走った時に泊まったユース。
その際は、食事は美味しい!!奥さん美人!!ペアレント(オーナーさん)面白い!
食後の茶話会が楽しい!だったので再度宿泊したのですが・・・。
ペアレントさん夫婦が変わっていました。


宿泊客は、ボク一人。
お部屋は個室になるので気を使うことはありません。

6時半からの食事はこんな感じ。
「一人で、テレビでも見て食え。」って感じ。
前のペアレントさんは、夫婦一緒に食べてくれたのですが・・・。

でも食事は美味しかった!!品数も多いし満足です。
ユースホステルに多くを求めない人は、良いかもよ~。

本日の走行距離は340kmでした。


2019年6月15日(土曜日)

羽幌遊歩ユースホステルは運動公園内にある。
朝5時過ぎに目がさめたので、ちょっと散歩。
小鳥の鳴き声に交じり、「カッコウ」の声が。
関西では聞けない。
カッコー、カッコーと聞こえる公園を30分ほど散策です。

朝食は7時から。
「用意ができたよ。」の合図に音楽が流れます。
例によって一人でテレビを見ながらモクモクといただきます。
美味しかったっす。


羽幌から稚内に向けて北上。
日本海沿いを走る道でなかなか良い!
サロベツ原野の端を道路が通っています。
草原の向うに見えるのは利尻島。(利尻富士と呼ばれています)

こんな感じの道が続きます。
草原の中、まっすぐに伸びる道をバイクで走るのは最高です。
道道106号線。オロロンラインと呼ばれています。

途中、オロロンラインから4km程内陸側に、サロベツ原野ビジターセンターあったので立ち寄ることに・・・。

サロベツ原野の中に木道を作ってあり散策できます。

サロベツ原野からみる利尻富士。
ここは小鳥や昆虫の天国。広い草原が広がります。

この鳥はノビタキ。全長13cm。
夏には北日本で過ごし、冬は南日本に移動するらしい。
草原にいる鳥で、草の上に止まってさえずっています。
人間を怖がっていないみたいで、5~6mなら逃げません。


写真で撮るとイマイチですが、サロベツ原野は花盛り。
6月が満開時期らしい。実際に見るとすばらしくキレイですよ。
青い花はカキツバタ。アヤメ科の花です。



再度オロロンラインに戻り、稚内を目指します。
ここら辺では地平線が見えるくらい平らな草原が広がります。
やや風が強いけれども、車は少なくまっすぐに続く道は最高です。

お昼に稚内到着。さすがは稚内。マクドナルドや牛丼のすき家もある。
せっかくなので、すき家で牛丼の並み350円をいただきました。
北の大地で食べる牛丼は美味しい!!


北海道に来たからにはここは押さえておかにゃ~ならんでしょう。
宗谷岬に到着。来ちゃった最北端。
いや、寒い寒い。さすが最北端。(12~3℃かな?)
しばらく我慢して走りましたが、少し走って合羽を着こみました。
さむい~!


この道は宗谷岬から国道238号線を20kmほど南下した浜猿払(はまさるふつ)からオホーツク海沿いにを走るエサヌカ線。
ツーリングマップルおすすめの道。

これがツーリングマップル。
国道238号線は内陸方面に行きます。
国道238号線は交通量も多いし、ここはエヌサカ線を走る方が良い!


素晴らしい道です。
信号どころか、人造物がない草原をまっすぐ走り抜けます。
ヒャッホー!! バイクと数台すれ違いましたが交通量は少ない。
そのまま道なりに進めば国道238号線と合流です。

本日の宿泊地 江幸(えさし)に到着。
大きなスーパーの「西條」で夕食の買い物をしてホテルに着いたのが4時ころ。

ホテル・ニュー幸林(こうりん)。朝食付きで7100円。
以前自転車旅行した際に泊まったホテル。
ここはなかなか良い温泉がある。
前回は夜ご飯がショボかったので、今回ヤンペ。
朝食だけにしました。

明日は、ひどい雨になる天気予報。
「雨に吹きっさらしの駐車場やと、いややな~。」
と心配してましたが、なんと自転車・バイク用にテントを立ててある。
あ~ざ~す。
これで、雨が降っても安心です。


部屋はこんな感じ。
寒かったので、浴衣に着替えて温泉に直行です。

あ~、良い湯でした。あったまりました~。
温泉だけでも利用できるので、地元の人が大勢来られています。


地図で見るとこんな感じ。
本日の走行距離(羽幌ー枝幸)は277kmでした。


2019年6月16日(日曜日)

天気予報通り朝から雨。でもそんなに暴風雨ほどでもない。
今なら走れるぞ~!!と外を見ていたのは朝5時過ぎ。

でもまぁ、朝食をいただきましょう。
レストランは7時からです。

ここのホテルの朝食はバイキングがですが、素晴らしい!!
あっ、しつこいですが夜はショボイです。
朝は、メニューが豊富な上に美味しいときている。
今日は、雨で厳しい走行になりそうなので、たっぷり食べておく必要があります。
下手をすれば、昼ご飯抜きになるかもしれません。
ん~。美味しい!!

朝の8時過ぎ。
「出発しようかな~。」と、ホテルの窓から外を見るとこんな感じ。
朝5時と、状況が変わっています。
林の向うには山があるのに、雨で全く見えません。
風も強く吹いて木がビュンビュンあおられています。
「今、出るのは無理。」
と出発を諦め雨が弱まるのを待ちました。
しかし、結局状況の変化は無し。
チェックアウトの10時近くまで、部屋からこの風景を眺めておりましたが、風はますます強くなる感じ。
取り敢えずチェックアウトして、ロビーで約30分待機の後諦めて出発です

本日の宿は、摩周湖に近くにある川湯温泉にある「KKRかわゆ」。
調べてみるとチェックインは15時から。
江幸からの距離は263kmで、走行時間は5時間20分ほど。
10時30分江幸出発ならば、川湯温泉に16時くらいに到着できる(はず)。
良い感じの時間です。

紋別までの約100km。雨と風の中2時間頑張って走行。
合羽の性能が良くないので、ズボンの中まで濡れてきた。
(お漏らしをしたような状態です)
一応防水の手袋は、ビショです。めっちゃ体が冷えてきました。
「こりゃ限界だ~!!」と思い、休憩を兼ねてガソリンスタンドで給油。
広いガソリンスタンドだったので、屋根のある場所にバイクを止めて事務所でトイレを借りました。
事務所はあったか~い。
雨が滴る合羽を着たまましばし休憩。
かつ昨日スーパー「西條」で買ったパンにかぶりつき、これが本日のお昼ご飯です。
2リッター少しのガソリンしが入れていないのに30分以上休憩させていただき、ガソリンスタンドさん、アーザース。
(ボクのバイクは、スピードは出ませんが燃費は良く、北海道ならリッター50km近く走るのでガソリンをあまり食わない。)

その後、サロマ湖あたりでは、雨は降っておらず道路も乾いています。
ラッキー!!
このまま一気に川湯温泉を目指します。

KKR川湯には、予定通り4時過ぎに到着。
ただ、到着20分前くらいから雨が降りだし到着10分前には本降りになってしまった。
歩行者用の屋根でしょうか?バイクをその屋根の下に停めました。
これで安心してチェックインできます。

ビショビショ姿で、チェックイン。
(せめて合羽を脱ぐべきでした。ごめんなさい。)


お部屋はこんな感じ。
濡れた合羽・ズボン・手袋・ヘルメット・ブーツカバー・リュックを乾かし、寒さで震える体で温泉にゴー!

こちらは内湯。源泉かけ流し。
湯船からお湯があふれ出ます。

こちらは露天風呂。
こちらも源泉かけ流し。
湯船につかると、お湯がドッバッっと外にあふれ出ます。

ええ湯でしたわ~。もう体がとろけそうになりました。
温泉最高!!


KKRかわゆでは、朝夕食つき、夜ご飯はこんな感じ。

お寿司もつきました。美味しい~!!贅沢な味です。


メインの牛肉のほうば焼き。
肉のボリュームはイマイチですが、公務員をリタイヤした人が多く泊まるKKRホテルなのでこんなもんかと・・・。
でも、料理ぜ~んぶ美味しかった~!!

ひどい一日でしたが、温泉で体を癒しました~。
ごくらく、ごくらく。


2019年6月17日(月曜日)

今日も朝から雨ですわ。
昼からは曇りの予報ですが、風が強いらしい。
ホテルの近くに摩周湖があるけれど、フロントに置いてあるライブカメラによると、キリで全く見えません。
予定では根室半島を回って釧路まで約300km走る予定でした。
しかし、根室半島には強風警報がでている。
(警報が出ているのにバイクで行くのは無理っしょ。)
今日は観光を諦め宿泊地の釧路へ直行します。
距離約100km。時間にして約2時間。

宿泊予定の釧路ロイヤルホテルのチェックインは2時から。
雨も降っているし、チェックアウト10時からロビーで11時まで時間をつぶし出発したのでした~。

これがホテルのお部屋。
途中、釧路市内のイオンで買い物をして、ホテルに到着したのは2時すぎ。

ホテルの窓から見る釧路駅。
外に出るのが面倒くさいので、窓から釧路観光です。
部屋で、ビールを飲みながら、昼ご飯 兼 晩ご飯を食べ3時ころには出来上がっておりました。
はぁ~、めっちゃ無意味な一日や~!




2019年6月18日(火曜日)

この日は快晴!!
昨日の分を取り戻して観光します。
まずは朝ごはん。

ここのホテルは6時から食べることができます。(親切や~)
メニューも沢山あって、釧路の郷土料理も並びます。しかもどれも美味しい!!

1回目のピックアップはこんな感じ。
手前の魚は子持ちシシャモと、子持ちカレイ。
カレイは身太で結構食べ応えがあります。
ご飯にせずパンにしました。
ここのパンはめっちゃ美味しい。
スーパーで買うパンと全然違います。

7時半にチェックアウト。
バイクはこんなふうにホテルの横にある通路に停めさせてもらいました。
雨の日も安心です。

ホテルの全体写真もパチリ。
釧路駅前で、とっても便利。
でも、じゃらんの評価はそんなに高くない。
「なんでかな~?」って感じです。

まず向かったのは道道1060号線。
JR塘路駅の数百メートル北から釧路湿原の中を走る道路です。
道路の入り口にある案内板がこれ。
「一般道道クチョロ原野塘路線内案内図」と書かれています。
コッタロ展望台までは、オフロード。
ボクのバイクの出番です。
一般道では、車や大型バイクに道を譲り、北海道の車の流れについていけませんが、
「ここはまかしとき。」って感じです。

クネクネ蛇行する釧路川の横も通ります。
正に、釧路湿原の中を走るだいご味。釧路湿原を満喫できます。

20分ほど走ってコッタロ展望台に到着。
釧路湿原にある小高い山って感じ。周りは自然がいっぱい。

すぐ近くに野生の鹿が2頭います。
バイクで横の道を走って来たのですが、逃げない。
のんびりと草を食べています。

10分ほど上るとこの景色。
釧路湿原の中にいる感じがすごい。
上る途中に、シマリスが足元を走って行きました。
飛び方がカエルに似て、ピョンピョン跳ねるので、大きいカエルかと思って
「わっ~!!」と声が出そうになりました。
体長10cmほど。愛嬌のあるリスでした。


本日はこれから、あまりに天気が良いので摩周湖に行きます。
今日なら見えるかも・・・。
昨日泊まった川湯温泉に戻ることになるのですが、摩周湖が見えるなら他のどこへ行くより良い。
釧路湿原から摩周湖を目指します。



位置状況はこんな感じ。(ツーリングマップルより)


摩周湖です~。見ることが出来ました。
めちゃ~くちゃキレイ!!
1人で歩いて、摩周湖が見えた時に
「わ~。」と声がでましたもの。

少し角度を変えてもう一枚。
普通20~30分で帰る人が多いのですが、そうですね、人の波が3巡くらいしましたから1時間半くらいいたでしょうか。
もう今日は摩周湖だけで満足です。
ずっ~と、ずっ~と、見続けたのでした。

こちらは第2展望台から。(第2展望台は駐車料金いりません。)
やっぱりキレイわ~。このままずっといたいくらいです。
しかし、本日の宿泊予定地の帯広までは約200kmある。
後ろ髪を引かれながら、摩周湖を後にしたのです。


硫黄山に来ました。
摩周湖からバイクで約15分くらい。
理由は、摩周湖の第一駐車料金200円を払うと、硫黄山駐車場も停められるから・・。
学生時代に一度来たことがある。40年ぶりです。

近くで見ると結構迫力がある。
足元でもシュンシュン出ているのでやけど注意です。
10分くらい見学して、帯広に向けて出発です。

阿寒湖です。帯広に向かう途中にあります。
ここも綺麗とは、思いますが・・・。
観光船が浮いていたり、湖畔は旅館や土産物店でビッシリ。
ちょっと、観光化しすぎと、ちゃいますか?
少し見て、サッサと退散です。


こちらはオンネトー。「五色に変化する神秘の湖」と言われています。
阿寒湖からバイクで30分ほで到着です。

左の山が雌阿寒岳、右の山が雄阿寒岳(阿寒冨士)。
時刻は2時。
少し遅い昼ご飯にします。
オンネトーを見ながら、パンをムシャムシャ。
とっても綺麗な湖です。
でも、あかん。
摩周湖の感動が引きずっていて感動できません。
20分ほどで出発しました。


本日のお宿は、トイピルカ北帯広ユースホステル。
夕食もお願いしているので夕方6時くらいに着きたい。
でも、ちょっと寄り道します。
ツーリングマップルのお勧め「ナイタイ牧場」を目指します。

十勝平野を一望できる道内屈指の大牧場。
広い牧場の中をクネクネ上り付いたのがここ。
(レストランの建物が左手にあります)

帰り道にパチリ。驚くほど広い牧場です。
これだけ広いのに牛はそんなにいません。
観光牧場って感じですかね。

帰り道にもう一枚。
なかなか素晴らしい道です。
でも、ボクには時間の余裕がありません。
ユースの夕食に間に合うべく結構焦って走っています。



トイピルカ北帯広ユースホステルには5時30分ころ到着。
2人部屋ですが、個室にしてくれました。
2食付で5500円。

夕食はこんな感じ。すごい品数。
お刺身は天然のヒラメ。キノコの味噌汁に、メインは豚肉とピーマンの味噌炒め。
ご飯が進みます。
ペアレントさん夫婦と3人で夕食です。
色んな話ができて楽しかった~!!

地図で見るとこんな感じ。

本日の走行距離は365kmでした。


2019年6月19日(水曜日)

おはよ~ございます。
朝食はこんな感じ。ふきんに包んでいますが、パン食です。
朝は、中国人の方もおられました。
(少し遅れて食べにきていました。)
そうっすか?ユースにも中国人が来られますか?
北海道は、中国人に大人気です。

8時にユースを出発。
昨日撮って無かったので、ユースホステルをパチリ。
こんな感じです。
駐車場には屋根ありません。
雨の日、バイクはビショビショになりので、ご覚悟を。


今週の日曜日(6月16日)にNHKの「ダーウィンが来た」で帯広の緑が丘公園に住む野生のエゾリスの放送がありました。
当時、KKRかわゆでテレビを見ていた私は、「行こ!!」と決定。

ここが緑が丘公園。駐車場は無料で停めることができます。
多くのお年寄りが、グラウンドゴルフをしています。

奥へ歩き進むと
さっそく、いたはりました。全然人を怖がりません。

少し近づいても逃げません。
ただ、じっとしていないので、すぐにどこかへ行ってしまいます。
首輪は、テレビでやっていましたが、北海道大学の先生が個体識別のために付けているそうです。

少し歩くと更にビックリすることが・・・。

ピーピーと餌を求めるひなの声が聞こえるので見てみると・・・。
キツツキのアカゲラのひなが巣から顔をだしています。
「え~!!」って感じです。
数人が、少し離れて観察していました。

5分くらいの間隔で親鳥が餌を運んでいます。
アカゲラをこんなに近くで見たのは初めて。
あまり近づくと、親鳥が警戒するので、遠巻きにして観察することにしました。
幸いボクは、双眼鏡をもっているのでよ~く見ることができました。

少し近づきすぎる人がいたので、親鳥はエサの虫をくわえたまま、様子を見ています。
「そこのオバサン、近づきすぎやろ。」と、口には出しませんでしたが、思いました。


少し角度を変えてもう一枚。
ボクは、近づいていません。
ボクの使っているCannon SuperShotは30倍の望遠がきくのでこの写真が撮れるのです。
あ~、楽しかった!!
「せやった、エゾリスを見に来たんやった。」と思い出し、エゾリスを探します。

森の中を歩いていると、カリカリ何かを削る音がするので見ると・・・。
いたはりました。しかもすごくい近い。(2mくらい)
人間がいても動じません。お腹が空いているのでしょうか?

同じくカリカリ音がするので見てみると
やっぱりエゾリスがいてはります。
こちらも一心不乱に何かを食べてはります。

小鳥も近くに止まって逃げません。
この鳥は、シロハラゴジュウカラ。北海道に分布する鳥です。
体長13.5cm。尖ったクチバシと、短い尾羽が特徴です。

下りてきてこちらを見ている鳥もいます。
(こちらは距離約3m)
野生の小鳥でこの距離は考えられません。
この鳥の名前はシジュウカラ。体長14.5cmで全国に分布しています。

いや~楽しかった。
帯広良いとこ。街中にこんな自然たっぷりの公園があるなんてめっちゃ羨やましい。
帯広が大好きになりました。
2時間近く、緑が丘公園ですごし出発です。


本日は、東苫小牧港からフェリーで福井県敦賀港まで帰ります。
出航は23時30分。
1時間前に手続きしないとダメなので、22時30分に港に着けばいい。
時間がたっぷりあるのです。

帯広から南下して、えりも岬を目指します。
3年前に自転車旅行で帯広に来た際には、雨の天気予報だったのでえりも岬をパスしました。
今日は、そのリベンジです。

途中、幸福駅がるので立ち寄りました。
学生の頃、友人と車で旅行した際にはまだ現役の駅舎でした。
ボクも、「愛国駅から幸福駅行き」の切符を買いましたもの。
今は広尾線は廃線になっているので駅舎は引退されています。お疲れ様!!


今日は暑いくらいの晴天なのですが、広尾を過ぎたあたりからすごいキリ。
ここは、海沿いの黄金道路。
なんでも、海岸の浸食がすごいので、道路建設と維持に高額なお金をつぎ込んでいるので黄金道路と呼ぶそうです。

後ろを振り返るとこんな感じ。
バイクの運転が怖いくらいのキリです。
かつ、日が当たらないせいでとっても寒い。
こんな時、頼りになるのが合羽。
今回の旅行では、合羽は大活躍です。

霧が晴れたので、バイクを止めてパチリ。
海がキレイ!!草原がキレイ!!空がキレイ!!
進行方向がえりも岬。
ん~。なんか、キリがでているような、出て入ないような・・・。

前に回ってパチリ。やっぱり、キレイな風景です。
キリさえなければ、素晴らしい道のはず。
えりも岬はどうでしょうか?

えりも岬と~ちゃ~く。
まぁ、こんな感じです。キリが濃い!風がとっても強い!めっちゃ寒い!


取り敢えず、記念に写真をパチリ。
本当は、柵の向こうはキレイな海が広がっているはず・・・。
下を覗くとこんな感じ。
打ち寄せる波は見える。さすが北の海。荒々しい感じです。
ゼニガタアザラシの大繁殖地らしいです。

襟裳灯台です。記念にパチリ。
このまま粘っても、キリは晴れそうにない。
なにより寒いので、じっと待つのは辛い。
東苫小牧港に向けて出発です。

5~6kmくらいは強烈なキリがつづくですが、こんな厳しい自然条件の中、生活する人が多いのにビックリします。
みんな頑張っているんやな~!!ボクも頑張らんなあかんな~!!
と感動しながら帰るのでした。


東苫小牧港に続く海沿いの道は素晴らしく快適な運転ができます。
海がキレイ!
北海道旅行のエンディングとして、最高のツーリングでした~!!

本日の走行距離は300kmでした。


東苫小牧港には19時過ぎに到着。
暗くなってのバイク走行は怖いので、日の明るいうちに着くようにしました。
船に入れたのは22時過ぎ。
4時間待合所で過ごしました。
船室はちょっと無理をして個室(和室)を予約。
テレビ、ケトル(湯沸かし器)、冷蔵庫、トイレ、洗面台があります。
(60歳以上の15%割引が利用できたので、バイク込で27000円)
使わない布団とマットレスは押し入れにしまい込むと、広く使えてなかなか良い。
海も見えます。
食事は、3食パン&カップ麺という悲惨なもんでしたが、フェリーのレストランで数千円使うよりは、部屋代に使いました。

楽しい北海道旅行でした~!!
また、来たい!!

総走行距離は3200kmでした~。