2010年10月2日土曜日

会津若松、裏磐梯を、ちったらくったら。

2010年9月19日
会津磐梯山は、宝のや~ま~よ~。
笹(ささ)に、こがねが、え~また、なりぃさが~る。

今回は家内と一緒に福島県にある裏磐梯(会津磐梯山の裏側)と、会津若松市への自転車を積んでの車旅行です。
朝の3時過ぎに自宅(奈良県)を出発。
約700kmの距離を、約10時間、私一人で運転してきました。

磐梯山の西隣りは、ラーメンの聖地、喜多方がある。
昼に到着できたので、昼食として喜多方ラーメンの超有名店「坂内食堂」でいただきました。
お腹が空いていたので大盛りをオーダー。美味しかった~。

それから、裏磐梯にやって来たのです。

2010年9月20日
五色沼で一番大きな毘沙門沼。昨日、五色沼の散策をした後、小野川湖畔のお宿のレークサイド・イン「びーはいぶ」に宿泊。
そして、本日、朝早く起きて、ここに6時に到着です。

昨日は、ここ毘沙門沼はアベックの乗ったボートがいっぱい浮かんでおり、以前はいなかった錦鯉が餌を求めて口をパクパク水面から口をだしています。
自然の美しさを求めてきたのに、レジャーランドと化していました。
「ならば、人の少ない早朝に。」と思い、やってきたのです。
どう、この神秘的な湖。
向こうに見えるのは、磐梯山。会津若松市側から見ると会津富士と呼ばれる美しい山ですが、裏側は、岩肌むき出しの猛々しい山です。
優しく、綺麗に見える女性も、裏から見るとこんなもんかも?
(あっ。独り言です。)

裏磐梯地図

お宿のレークサイド・イン「びーはいぶ」に戻り、おいし~い朝食をいただいきました。
ここは夕食も朝食もとっても美味しかった~。
それから、自転車を組立て出発です。

32℃を越える真夏日が続いている関西とは違い裏磐梯は涼しい。
道には、もうススキがさいています。来る時は半袖のTシャツでしたが、裏磐梯に来てからは、長袖のシャツにベストを着ています。
裏磐梯は、小さくて綺麗な小さな湖・沼が多数点在しています。ふと見つけた湖沼が、とっても綺麗だったりします。
気軽に移動できる自転車は最高!!
「いや~。サイクリングって、本当にいいもんですね~。」水野晴朗でした。

曾原湖周辺の道。
左が曾原湖。森と湖の裏磐梯です。走っていても気持ち良くなります。

私は、15年前に景品の特等でもらった折りたたみ自転車でサイクリング。
得意先の展示会で、説明員として立っていた時、知り合いのお客さんがくれた抽選券で引いたのが特等。
係員さんが、いきなり鐘をカラン、カランと鳴らしながら、
「特等が出ました。特等で~す!!」と、突然叫び出しました。
末等の景品で十分だった私は、「えっ? えっ?!  えー!!」
説明員である事を正直に言って「辞退すべきか?」の考えもよぎりましたが、会場の空気は言える状態ではありません。
「え~い。もらっちゃお!」との判断時間、約2秒。早い!!
この話は、秘密よ。ひみちゅのお・は・な・し。

家内は、14年前に子供の為に買ったマウンテンバイクでサイクリングです。

曾原湖。
裏磐梯の4番目の大きさの湖。キャンプボート乗り場が点在して、遊ぶには、ちょうど良い大きさ。
桧原湖を望む。
裏磐梯最大の湖、桧原湖です。天気が良ければ湖の向こうに磐梯山が見えるそうですが、
「ん?どれがは磐梯山だ? 雲をかぶって隠れているのか?」
そこは旅行者の悲しさ。どこに磐梯山が見えるのかがわからない。

桧原湖を北進。(遠くに見えるのは、家内です。)
道は多少のアップダウンがあります。
上り坂では、失速寸前までスピードが落ちる家内も、下り坂はトップギヤに入れて漕ぐので、変速無しの私の折りたたみ自転車は置いて行かれます。

桧原湖の最北端。
いや~。桧原湖の最北端に到着。
ポツポツ見えるのは木の株。明治21年に小磐梯山(火山爆発により消滅)が火山爆発して水が堰き止められて桧原湖ができました。
それまで生えていた木の株が今も残っているのです。

ここには、塩ラーメンの美味しい店(会津米澤街道 桧原歴史館の中にある)「SHIOーYA」があるのです。裏磐梯は山塩が名産だそうで、喜多方ラーメンの縮れ麺にあっさりした塩味がグッドです。

お昼御飯を食べ、体力もついたので、一路もと来た道を走って、宿に戻りました。
2連泊にせずに宿を変えています。
簡単に入る折りたたみ自転車を車に入れ家内が車を運転し、五色沼近くの宿(クラシックイン「ロビンソン」)まで行き、私はマウンテンバイクで車を追っかけました。
車をそこに置いて、ガイドブックお勧めの秋元湖の湖畔を走るサイクリングロードを目指しました。

サイクリングロードを目指して走っていると、秋元湖の展望台の看板が。自転車を止め、100mくらい歩くと湖が開けます。
展望台から見た裏磐梯で2番目に大きな秋元湖。
ここからは、磐梯山が見えないので、少し人気が落ちる湖ですが、その分モーターボートが走るでもなく静かで神秘的な湖です。しばらくの時間、見とれていました。

秋元湖の展望台を過ぎ、近くにキャンプ場に続く道。
結構良い道が続きます。キャンプ場に行く車が、よく走っていました。




秋元湖横のサイクリングロード。
キャンプ場を抜けると、狭くて森の中を走る道になります。木が多くて秋元湖がよく見えません。
ガイドブックによると、舗装されて走りやすいサイクリングロードとのことでしたが・・・。
ここは、「車走行可」のサイクリングロード。それって普通の道と同じやんか?

進むごとに、道はうっそうとした森の中を走り、怪しげになってきます。
ここは、サイクリングロードを走りだして4kmか5kmくらい。
前を見ると、斜度のある上りが続いています。
「この上り坂はちょっとしんどいぞ~。」と思っていると、
家内が「もう帰ろ。」と言ったので、「これ幸い。」と引き返しました。
家内が言ったんだからね。家内が言ったから引き返したんだからね。
そのまま、宿に向かって帰り、本日のサイクリング終了です。
は~、結構疲れたぞ。
よう走った。走った。

(番外編)
裏磐梯に来て、しばらくすると「なんか変だ。」と思い始めます。
いつも見るお店や標識の色が違うのです。あれれれ・・。これって色を合わせているのでは・・・。と気がつきました。
裏磐梯色は、ブラウン(こげ茶色)です。慣れるとこれが裏磐梯の自然にマッチして、とっても良いんです。
トイレの標識もブラウンです。
サイクリング用の地図を頼りに、「確か、この辺にトイレがあったはず。」と近くを通り過ぎても、全く気がつきませんでした。家内に教えられてやっとわかった程です。




エネオス。
ガソリンスタンドなら、目立ちたいはず。ガソリンスタンドとは気がつかずに通り過ぎてしまいそうです。




出光。
出光の女の人?もこげ茶色です。なかなかシックで美人では?





セブンイレブン。





郵便局。
ポストもこげ茶色です。






消防署。
消防車は標準色の赤色でした。







地域を挙げての取り組みを感じさせます。
建物の色にこだわるくらいなら、自然の保護にも力を入れている事は容易に想像できました。


2010年9月20日(月曜日)
大内宿。
裏磐梯から車で移動し、会津若松市内を通り過ぎ、会津若松市内から南へ約30分程。
会津若松の鶴ヶ城から日光を結ぶ日光街道の途中にあったため栄えました。今でも藁ぶきの家並みが残っています。観光客でいっぱいで、駐車場に入るに道路は大渋滞です。
しかし、私は会津若松市内から裏道の131号線を走ったためスイスイ。反対側(大内宿の北側)にある無料駐車場に、すぐに駐車できました。
塔のへつり。
大川の渓谷で、軟岩部が長年の浸食と風化の作用でえぐれています。へつりとは、会津の方言で「川に迫った険しい断崖」のことす。国の天然記念物に指定されています。吊橋で渡り一部を歩くことができます。入り口は、土産物屋さんでばっちり固められており、離れた駐車場なのに300円も取られました。今回の旅行で駐車料金を払ったのはここだけです。


お宿は、会津若松市内から車で東に約10分ほどの所にある東山温泉の「やすらぎ宿新滝」にしました。温泉大好き(源泉掛け流し、ポンプを使わない自墳式です)、御馳走も期待できます。
やすらぎ宿新滝で車から自転車を取り出し組立てました。
会津若松市内までは下りの為自転車で約20分で気持ち良く到着。
路肩を走るか、歩道を走るか迷う事がありますが、会津若松の路肩にこの通り。走っても良い歩道には、歩道に「自転車」と書かれていました。
自転車に優しい街なのです。



会津若松の市内は城を中心に地名がつけれています。
お城の南は城南町。(この写真)
裁判所や、市役所、酒蔵等が立ち並ぶのは追手町(追手門側)。
やって来ました。会津若松、鶴ヶ城!! 20年ぶり~!!
どうしましょう。ぜんぜん覚えていません。
大きく古い石垣が本物を感じさせます。感動です。
これなんだかわかります?答えは「天守閣」どうぇ~す。
改修工事中でした。はは~。・・・・。
中には入れます。しゃちほこをおろして、展示しています。
しかし、酒蔵に早く行きたい家内の反対にあい、かなわぬ夢となりました。
(教訓:趣味を同じゅーする人と行動を共にすべし)


鶴ヶ城のお堀。
この感じ、良いですね~。お城大好き!!






鶴ヶ城の近くの酒蔵「宮泉」。
これぞ酒蔵って感じ雰囲気が出ています。
なんでも中では試飲ができるとか。
裏側は広い駐車場。
家内は、試飲したさに突っ走っています。
敷地内に水が湧き出て飲める場所り、飲むと、まろやかな水の味にびっくり。
この水と、美味しいお米を使ったなら味に間違いはありません。

もっとゆっくり若松市内を見物したかったのですが、夕方近くなってきたのでタイムアウトです。
遅れて帰ると、お宿の夕食に間に合いません。
東山温泉から来る時は、楽~な下りでしたが、当然、帰る時はしんどい上りになります。
汗をいっぱいかいて帰りました。汗をかいた後の、温泉の気持ち良かった事ったらありません。


2010年21日火曜日
本日、朝から結構な量の雨でした。
早朝のサイクリングを予定していましたが、ヤンペです。
早めに家に帰りたかったので、朝食後朝の9時過ぎにはお宿を出発して、700km先の我が家を目指しました。
こんな風に自転車を車に乗せました。
右側の小さい袋がマウンテンバイクです。(前タイヤ、後ろタイヤを外してひっくり返しています。)
右側の座席に乗せているのが折りたたみ自転車で家内お手製の袋に入れています。

自転車を積むと行動範囲が広がり、とっても楽しい旅行になりました。
「福島、大好き!!」にもなりました。