2015年12月12日(土曜日)
12月の中旬になろうというのに今日は暖かい。
「そうだ、自転車で紅葉の高取城址に行こう!!」
と、急に思いたち出発したのが、午後1時前。
家から近いのよ。
30分も自転車で走れば高取町に着いちゃうのです。
高取町は奈良盆地の南の端。
ここから南は、吉野や大峰の山々になってしまいます。
高取町は、2万5千石の城下町として栄え今も古い家なみが残っているのです。
近鉄飛鳥駅を通り過ぎて、国道169号線の裏道で高取町を目指します。
(右の川は、高取川。このまま源流まで行くことになります。)
裏道はこんなになっちゃいます。この先は自転車でしか通れない。
まずは、近鉄壷阪寺駅を目指します。
近鉄壷阪寺駅に到着。
ここで、案内地図をゲットします
お目当ては、これ。
「てくてくマップ(壷阪コース)」
無料でいただけます。
ハイキングコースが、詳しく載っているのです。
これで安心して高取城までハイキングできます。
高取町の町並み。
城下町ですから・・・。格式高い民家が続きます。
ここの地域を「土佐」と言います。
四国高知県の土佐と同じ。
お城づくり等技術を持った人が、四国土佐から来てそのままここに住みついたそうです。
何と言っても高取町で有名なのは、ひな巡り。
今年の3月にNHKの朝のニュースでも紹介されました。
それぞれの家で保管されているお雛様を各家でお披露目するのです。
由緒正しい古い町家ですから、お雛様も由緒正しい立派なお雛様なのです。
一度、ぜひ見に来てくださいね~!!
家老屋敷長屋門。高取藩の家老屋敷です。
江戸末期(1826年)の建築で県指定文化財です。
なんちゅうても、家老ですからね。えらいんです。
お給料も高いんです。するとこんな立派な門の家に住むことになります。
その子孫がまだ家を守っているのが、すごいじゃ~あ~りませんか?
坂道を進むと、高取城のCG再現写真がありました。
で、どんなんかと言うと、
こんな感じ。
天守部分をアップで撮るとこんな感じ。
すごいっす。こんなお城が明治20年まであったんですもんね。
今は・・・?
これから、登ってお見せします。
水と緑の砂防モデル施設公園(砂防公園と言っています。)に自転車を置きます。
まだ、舗装道路が続くので自転車で走れない事はない。
でも、ここから先は傾斜角度がハンパなくなるので、自転車はヤンペです。
で、ここまで来て自転車のカギを持ってくるのを忘れたことに気が付きました。
「ん~。どうするか?高取城行くのやめる?」
と、悩みましたが
「きっと、高取城に登って来る人に悪い人はいない!!」
と、思い込み出発することにしました。
でも、なるべく目立たないようにガードレールの裏にこそっと置いておきます。
誰も盗らないでね!!
自転車を停めた位置から少し上がると砂防公園のトイレがあります。
ここから先は、トイレがありません。
高取城に行かれる方はここで用を足してからお上りください。
山道を歩き続けますが、道路は舗装されているので歩きやすい。
でも、落ち葉に注意!滑って転ばないようにね!!
右を流れる小川は、高取川の源流です。
分かれ道。
右に行けば宗泉寺。まっすぐ行けば高取城です。
ボクは、まっすぐ。ここから高取城まで約1.6kmです。
舗装道路は、ここまで。
ここから、山道が続きます。
道はこんな感じ。
ハイヒールでは絶対無理です。
ビジネス用革靴も無理。
ボクは、この通り登山靴です。
モンベルで買いました。店のお姉さんが勧めてくれたので買っちゃった。
ハイキングで、足をくじいたことがあって悶絶しました。
それ以来、山道を歩く靴は足首までないと怖くて怖くて。
それとストック。これもモンベルで買いました。
登山よりは、渓流釣り用に買った物。
20分程かけて谷を下り、30分程かけて谷を上る渓流釣りでは、このストックがあるのとないのとでは大違い。
ひざと太ももの負担が全然違います。
途中、モミジが黄色く色づき綺麗です。
ハアハア息が切れます。
道はますます険しくなります。
ここは、無理せず自分のペースで歩くのが肝要。
(って、登山家の田部井淳子さんが言ってた。)
歩幅を小さくして、少しずつ上がって行きます。
高取城に近づくにつれた割れた瓦が目に付きだします。
そう、これは高取城の瓦。
江戸時代の瓦なので、厚くてしっかりしています。
高取城解体の際に廃材を落とした行ったのか?
高取城の天守に近づくと・・・。
猿石(さるいし)がお出迎え。高取町指定文化財です。
説明看板によりますと。
「明日香村から掘り出され高取城築城の際に石垣材として運ぶ途中にこの場所に置かれたようである。
飛鳥時代の制作と考えられている。
猿石がのせられている台石は古墳の石材の可能性がある。」
とのことです。
猿石から少し歩けば二の門跡。
この写真の左上の石垣がすごい。
石垣が苔むしています。
江戸時代の石垣が年を重ねて苔むしているのです。
すごい!!
少し開けてきました。
もう、お城の雰囲気満点です。
右手を見れば・・・。
木の奥に古びた石垣が・・・。
国見櫓(くにみやぐら)
ここの道を行けば国見櫓跡に行けます。(120m先)
行けば行き止まりなので、また戻ってこないといけませんが、少し寄り道して・・・。
これが、国見櫓跡からの展望。
遠くまで見渡せます。
敵が攻めてくるのをいち早くキャッチできます。
再度道に戻って高取城を目指します。
道に石がゴロゴロ。
「危ないやないか。誰やこんな所に石置いていったヤツ。」
っと、怒るなかれ。
石垣が崩れてこうなちゃっているのです。
いよいよ高取城到着です。
この苔むした古い石垣見て!!
江戸時代から続く本物の石垣です。
途中の看板に古い写真が・・・。
明治20年まで本当に残っていたのにね・・・。
なんで、壊すかな・・・。
明治政府にとってはお城は強力な武器。
壊さないと安心できなかったんでしょうね~。
も・っ・た・い・な。
開けた場所に石垣が・・・。
天守台かと思いましが、さにあらず。
天守台はこの中にあるのです。
ちょっと離れてパチリ。
モミジのじゅうたんや~!!
紅葉している木も多くありましたが、今は少し遅かったみたい。
でも落葉の葉っぱがキレイ!!
これが天守台。
真下から見上げるとこんな感じ。
上に上がるとこんな感じ。
ここに天守閣がそびえ立っていたのです。
本丸跡は、こんな感じ。
天守台の上に到着!! 時間は3時10分家から約2時間少しで到着です。
高取山の頂上で標高584mあるそうよ。
本丸跡から吉野・大峰の山々が一望できます。
良いとこ。良いとこ。
が、しかし、少し体を休めると急に冷えてきます。
さすがは、12月中旬。
上りの時は、薄い長袖シャツ一枚でしたが、大急ぎで上着を一枚着ます。
日暮れの時間は、今の時期早いので、あまりのんびりできません。
あ~!!家内に3時過ぎには洗濯物を取り込んでおくように言われておった!!
まずい!!まずい!!まずいぞ~!!
下り路なのに、汗をかくほど大急ぎで帰る羽目に。
帰りなんて、ア~タ。1時間で家に着いちゃった。
焦りましたもの。
今度、高取城に行くときには、もっと時間の余裕を持つようにします。
はい。
2015年11月28日土曜日
紅葉の談山神社。
2015年11月28日(土曜日)
紅葉も真っ盛りの季節です。
ここ最近、近所をチョコ乗りはしていますが、ハードなサイクリングはご無沙汰気味。
「そうだ、紅葉の名所の談山神社へ行こう!!」
談山神社は奈良県桜井市にある。桜井駅からバスが出ていますが、ボクは自転車で行きます。 山の上にある談山神社はハードよ~。
桜井市のふもとから、ひーこらひーこら坂道を上って来て見えた看板。
次の信号を右に曲がれば談山神社に続く道です。あと、6.3km。
これが、右に曲がった道。ローソンが目印です。
ここから、いきなり斜度のあるハードな坂道が始まります。
一つ目のきつい坂を登ると「聖林寺(しょうりんじ)」が見えてきます。
ちょうど、看板の上に見えるお寺がそうです。
かのブルースリーが、拳法を修行した場所・・・。
それは、少林寺。中国にあります。
以前、家内と義母とで、聖林寺に行ったことがありますが、国宝の十一面観音があり間近で見ることができ良い感じのお寺ですよ。
聖林寺の看板横から、談山神社に行く道をパチリ。 良い感じの田園風景です。
川沿いの道を上っていきます。
旧村の狭い道を、バスが通ります。
今、上りの車が通り過ぎるのを待っていたバスが、狭い道に入ろうとしているところです。
車のすれ違いは大変ですが、ボクは自転車。
楽勝です。
が、しかし、この坂道は自転車にはキビシイ。
11月も下旬と言うのに汗が滴ります。
汗が滴るのに、外気温度はチメタ~イ。
汗で濡れた体に、冷たい外気。風邪をひくパターンです。
かれこれ、30分は自転車をヒーヒー言いながら漕ぎ続けたでしょうか?
前の信号を右に曲がれば談山神社はもうすぐ。
がんばれ~!!
談山神社の東大門に到着です。
(小汚い門ですが、県の重要文化財に指定されています。)
門の近くの空き地に自転車を置いて歩いていきます。
滴る汗を大急ぎでタオルで拭いて・・・。
汗が収まらないので、タオルを首にかけて歩きだします。
外気温の冷たさは気持ち良いのですが、タイミングを間違うと風邪引き坊主になります。
体のほてりが収まればすぐにジャケットを着ないとね。
途中にある魔尼輪塔(まにりんとう)。重要文化財です。
説明を書いた看板によりますと・・・・。
魔尼(まに)とは宝珠のこと。
八角大石柱塔婆の塔身に薬研彫で、「妙覚究意魔尼輪(みょうかくきゅうきょうにりん)と彫られ、上円部に梵字「アーク」を刻む。乾元2年(1303)の銘がある。
とのことです。
談山神社前に出ました。
談山神社の正面入口です。
中大兄皇子と藤原鎌足が蘇我入鹿を打つために極秘の談合をしたのがここ。
「大化の改新談合の地」の伝承から談山神社となったそうです。
談山神社の談山は、「だんざん」ではなく、「たんざん」と読みます。まっ、どっちでも良いんですけれど・・・。
蹴鞠(けまり)が有名で、古式の着物を着たおじさん達が輪になって4月29日と11月3日に蹴鞠を蹴り合うのは、テレビのニュースでよく放送されます。
入り口を入ると本殿に向かって階段が続きます。
本殿の拝殿が近づきました。
拝殿の外側です。
拝殿の中側。
十三重塔です。
談山神社のシンボル的存在。高さは約17メートルあります。
1532年再建のものですが、木造十三重塔として世界唯一のものです。
少し下って十三重塔です。紅葉がキレイ。
さらに下がって十三重塔。
右は神廟拝所(宝物館)です。
ちょっと高台から全景をパチリ。
帰りは、下り坂。とってもラクチン。
ブレーキをかけながらでないと危ないくらい。
しか~し、出発時間が遅かった分家に帰るころには真っ暗け。
今の時期の自転車は、早い出発、早い帰宅が鉄則。
でも、久しぶりの自転車のハードな坂道は最近手抜きの体にビシッといい刺激でした。
(また、どっか走ろっと。)
紅葉も真っ盛りの季節です。
ここ最近、近所をチョコ乗りはしていますが、ハードなサイクリングはご無沙汰気味。
「そうだ、紅葉の名所の談山神社へ行こう!!」
談山神社は奈良県桜井市にある。桜井駅からバスが出ていますが、ボクは自転車で行きます。 山の上にある談山神社はハードよ~。
桜井市のふもとから、ひーこらひーこら坂道を上って来て見えた看板。
次の信号を右に曲がれば談山神社に続く道です。あと、6.3km。
これが、右に曲がった道。ローソンが目印です。
ここから、いきなり斜度のあるハードな坂道が始まります。
一つ目のきつい坂を登ると「聖林寺(しょうりんじ)」が見えてきます。
ちょうど、看板の上に見えるお寺がそうです。
かのブルースリーが、拳法を修行した場所・・・。
それは、少林寺。中国にあります。
以前、家内と義母とで、聖林寺に行ったことがありますが、国宝の十一面観音があり間近で見ることができ良い感じのお寺ですよ。
聖林寺の看板横から、談山神社に行く道をパチリ。 良い感じの田園風景です。
川沿いの道を上っていきます。
旧村の狭い道を、バスが通ります。
今、上りの車が通り過ぎるのを待っていたバスが、狭い道に入ろうとしているところです。
車のすれ違いは大変ですが、ボクは自転車。
楽勝です。
が、しかし、この坂道は自転車にはキビシイ。
11月も下旬と言うのに汗が滴ります。
汗が滴るのに、外気温度はチメタ~イ。
汗で濡れた体に、冷たい外気。風邪をひくパターンです。
かれこれ、30分は自転車をヒーヒー言いながら漕ぎ続けたでしょうか?
前の信号を右に曲がれば談山神社はもうすぐ。
がんばれ~!!
談山神社の東大門に到着です。
(小汚い門ですが、県の重要文化財に指定されています。)
門の近くの空き地に自転車を置いて歩いていきます。
滴る汗を大急ぎでタオルで拭いて・・・。
汗が収まらないので、タオルを首にかけて歩きだします。
外気温の冷たさは気持ち良いのですが、タイミングを間違うと風邪引き坊主になります。
体のほてりが収まればすぐにジャケットを着ないとね。
途中にある魔尼輪塔(まにりんとう)。重要文化財です。
説明を書いた看板によりますと・・・・。
魔尼(まに)とは宝珠のこと。
八角大石柱塔婆の塔身に薬研彫で、「妙覚究意魔尼輪(みょうかくきゅうきょうにりん)と彫られ、上円部に梵字「アーク」を刻む。乾元2年(1303)の銘がある。
とのことです。
談山神社前に出ました。
談山神社の正面入口です。
中大兄皇子と藤原鎌足が蘇我入鹿を打つために極秘の談合をしたのがここ。
「大化の改新談合の地」の伝承から談山神社となったそうです。
談山神社の談山は、「だんざん」ではなく、「たんざん」と読みます。まっ、どっちでも良いんですけれど・・・。
蹴鞠(けまり)が有名で、古式の着物を着たおじさん達が輪になって4月29日と11月3日に蹴鞠を蹴り合うのは、テレビのニュースでよく放送されます。
入り口を入ると本殿に向かって階段が続きます。
本殿の拝殿が近づきました。
拝殿の外側です。
拝殿の中側。
十三重塔です。
談山神社のシンボル的存在。高さは約17メートルあります。
1532年再建のものですが、木造十三重塔として世界唯一のものです。
少し下って十三重塔です。紅葉がキレイ。
さらに下がって十三重塔。
右は神廟拝所(宝物館)です。
ちょっと高台から全景をパチリ。
帰りは、下り坂。とってもラクチン。
ブレーキをかけながらでないと危ないくらい。
しか~し、出発時間が遅かった分家に帰るころには真っ暗け。
今の時期の自転車は、早い出発、早い帰宅が鉄則。
でも、久しぶりの自転車のハードな坂道は最近手抜きの体にビシッといい刺激でした。
(また、どっか走ろっと。)
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