2015年4月9日木曜日

和歌山 桃山町の桃源郷。

2015年4月9日(木曜日)

和歌山県紀の川市桃山町にある桃源郷。
見渡す限りのピンク色の花は桃の花。
奈良県の自宅から約60km。
3時間半かけてやってきたのでした~。


予定走行コースは、こんな感じ。
まずは、奈良県の五条市を目指します。


五条に到着です。

五条市内の古い町並み(新町通)です。

餅商一ツ橋。
大正時代から変わらぬ味を守り続けている餅屋さんだそうです。

左から、揚げ饅頭、きな粉餅、焼き餅、(たぶん)白餅。
揚げ饅頭は、持つとべたべたする。きな粉餅は、手にきな粉が付く。
焼き餅は、途中で食べやすいし、美味しそう!!
「焼き餅、3つくださ~い。」
出てきたのは、お婆さん。
「今日は、自転車は寒いでしょう?私は、もう自転車には乗れないけどね。ははっ~。」
と、元気なお婆さん。(その元気なら、自転車乗れます。)
お値段3つで300円。
税込というか、消費税をお客から取って無い感じです。


なぜか、突然高架橋が・・・。
しかも、途中で終わっています。

横を見るとこんな感じ。
これは、幻の五新鉄道。
五条市と和歌山の新宮市を結ぶために昭和12年に着工し、吉野川横断の為の橋脚、王子トンネル貫通までしましたが、太平洋戦争の為中断。
昭和34年から再開され五条ー新宮間の路盤工事は完了し、軌道施設工事のみとなったそうですが、経済的事情により中断したそうです。


国道24号線から、橋を渡って県道55号線を走ります。
和歌山向いて、国道24号線は川の右側、県道55号線は川の左側。
県道55号線の方が、交通量も、信号も少なく走りやすい。
か~つ、桃源郷に行くには、どっちみち吉野川(紀ノ川)を渡らねばならぬのです。

橋の上から、上流方面をパチリ。
これから、吉野川沿いを和歌山に向かって下って行きます。
和歌山県に入った時点で、紀ノ川になりますが・・・。

和歌山県に入ります。
先週なら、きっと桜満開でステキな道だったはず。
でも、まぁ、しゃ~ない。
今日は、桃の花を楽しみます。

九度山町を走ります。
左に行けば高野山に行きます。
ここが、唯一難所のコース。
ここに来るまで、上り坂で、しんどかった。
か~つ、この交差点は道が狭い上に、交通量が多く高野山行の車と、和歌山方面行の車が入り乱れる。
自転車でボー~っと走るには、ちょっくら、怖いのです。

九度山町を過ぎたあたりから、道は県道13号線と名前を変えます。
九度山町から、かつらぎ町に入って一つ目の信号。
素直な、あなたなら真っすぐ進みますよね。
しかし、まっすぐ進むと、この先には上り坂地獄が待っています。
ポイントは、路面に引いてあるブルーのライン。
これは、和歌山県が進めている紀ノ川サイクリングロードのサイン。
右に曲がりま~す。

そこは、ほれ、この通り川沿いの平坦な道。
道は狭くなりますが・・・。
県道13号線は、はるか山の上を通っています。

かつらぎ町でも桃の生産が盛ん。
道沿いにも、桃の花が咲いています。
残念なのは、やや散りかけ。
ん~。桃源郷は、いかに?


再度、まっすぐ行けば坂道地獄。
右に曲がります。

そこは、こんな感じ。
横は、紀ノ川。
吉野川の時と違い、ゆったりとした流れです。

そのまま、土手沿いを走ります。
このブルーのライン。
紀ノ川サイクリングロードのシルシです。

土手から桃の花が綺麗だったのでパチリ。
「ケーン」と鳴く声。あれ?キジ?
「キジも鳴かずば撃たれまいに・・。」
のあのキジです。

今の使っているカメラ(CANON Power Shot HS)は、30倍ズームが利く。
アップで撮るとこんな感じ。
キジって、アップで撮ると気持ち悪い顔をしているのね・・。
すぐに近くにいた雌(メス)と一緒に走り去りましたが、雌は地味な色なので、初めは気づきませんでした。
雄は、目立つ上に大きな声で鳴きよる・・・。
天敵に居場所を教えているようなもの。悲しいキジのサガです。

ほぼ桃源郷に到着。
ここも、右に曲がります。
まっすぐ行くと、坂道地獄の上にとっても大回りになってしまいます。

曲がると、こんな感じ。
紀ノ川沿いに道を走ります。

目的地に到着で~す。
左側は桃源郷でピンク色。
右側は紀ノ川の河川敷は菜の花で黄色。
ん~。どっちも綺麗。

左側のアップ。
残念ながら、桃の花は散りかけ。
おまけに、摘果(実になる花だけ残して不要な花は摘み取る作業)をしているので、作業が終わると寂しい状態になります。
吉野山の桜と違って、桃の花で観光しているわけでなく、桃の栽培が主目的なので仕方がないのです。
残念ですが、桃の花が咲いているだけ満足。

別のところをパチリ。

桃の木に近づいてパチリ。

紀ノ川の河川敷のアップ。

再度、桃の花のアップ。
ネットで仕切られて無かったらな~。
やっぱ、桃源郷は桃の花が、ず~と続くのが良い。

で、五条で買った焼き餅を「いっただきま~す。」
美味しい!!こしあんが優しい甘さ。
お餅も、程よい弾力。
これ、美味しい!!
買った3つ、ペロリです。
ボクの場合、はっきり言って、完全に、「花より団子。」派です。
花見をしながらの焼き餅。最高!!


帰り道。と言っても桃源郷のすぐ近くですが、ミカン屋さんを見っけ。
ミカン農家が、やっているミカン屋さんです。


無人販売所ですが、たまたまご主人がいてたので、
「『はるみ』って甘いんですか?」と質問。
「食べてみる?」と奥から1個をもって来てくれました。
半分か4分の1にするのかと思いきや、「そのまま、どうぞ。」とのこと。
食べると、甘くて美味しい!!
残すのは、もったいないので、全部いただきました。
1個食べると、お腹いっぱい。
袋の中に、4個のはるみ。プラス試食1個の計5個を300円で戴きました~。
つねづね、ミカン農家の広い心に感銘しております。
栽培地の周りも塀なんて作らないですもんね。
開けっぴろげで、「1個ぐらいもってけ。」状態で栽培してます。
試食に丸々1個を、でーんと出すご主人の心の広さに感激です。

後は、来た道を帰ります。
時刻は、12時半。
ゆっくり帰っても、暗くなる前に家に帰れそう。
はるみを、食べたのでお昼ご飯は無しでも良いかも?
(そりゃ、無理か?)

トイレ休憩で立ち寄った九度山町の道の駅。
何やら、真田幸村で盛り上がっています。

道の駅の案内所の中には、真田幸村の甲冑が・・・。
他に説明パネルとかで一杯です。
来年のNHKの大河ドラマは、真田丸。
今年の「花燃ゆ」が、こけているだけに来年の大河ドラマに期待が高まります。
九度山町一帯は、もう、真田幸村一色なのです。

桃源郷から1時間以上自転車を漕ぎ続けて、お腹もすいてきた。
道の駅にあるベーカリーカフェ パーシモンでお昼ご飯です。
パスタを付けたランチメニューがあるのです。税込850円也。


お店は、入ってすぐがパンコーナー。
焼きたての美味しそうなパンが並びます。

椅子のクッションが素敵でしょ?
真田幸村の六文銭です。

サラダバーが付きます。
ポテトサラダが見るからに美味しそう。
た~ぷり、いただきます。
取に行くのに便利なように、サラダバーに一番近い席に座りました。

1回目の、ピッキング。
野菜もシャキシャキ新鮮で美味しい。
ポテトサラダは、期待を裏切らず満足です。

サラダを、食べていると思いのほか早くパスタと、飲み物(カルピスソーダを頼んだの)が来ました。
パスタは、5種類の中から選べて、ボクはボロネーゼをオーダー。
ミートスパゲッティです。見たまんまです。
やっぱり、自転車走行中。お腹は空いております。
ペロッと食べちゃいました。
サラダのお代わりも行って、ボク、満足で~す。
ここは、パンだけ買って帰る人(テイクアウト)や、パンと飲物を選んで席で食べる人も多くおられました。
人気の店みたいですよ。

お腹はいっぱい。休憩も十分できた。
後は、帰るだけ・・・。
っと、その前に高野山に行く交差点がある手前に、真田庵があるので、ちょっくら寄り道です。
狭い路地を入って行くと、真田庵を見っけ。
読みにくいですが、看板には「真田庵」と書いてある(はず。)

中に入ると、右手にお堂。
左手には、
お墓が・・。

中を覗くとこんな感じ。
手前に、真田昌幸公の墓石、奥に真田幸村公の墓石が安置してあります。
「あん。」と、手を合わせました。

真田まつりのポスターが貼ってあったのでパチリ。
来月のゴールデンウイークにあるそうよ。5日は武者行列があるらしい。
真田ファンの皆さん。ぜひ、九度山町まで来てね~。

橋本市を走っていると、南海電車とすれ違い。
電車は、高野山口まで走ります。
大阪なんばからここまで走っているのです。
お疲れさま~。


帰宅は、4時半。
さっそく、桃源郷で買ったはるみをいただきま~す。
甘くて美味しい!!
ミカンの袋の皮が薄いので、剥かずに食べることができます。
買ってきて良かった~。
今回の和歌山桃源郷へのサイクリングは、美味しい物との出会いがイッパイ。
食いしんぼうのボクには、ラッキーでした~。



本日の走行距離、往復で約120km。
冬の間あまり自転車に乗っていたかった体、ギシギシです。
こりゃ、もうちょっと走り込まないと今シーズンはえらいことになりそうです。



2015年4月4日土曜日

鳴門と徳島 ぷらり。

2015年3月20日(金曜日)

家内が以前から「大塚国際美術館に、連れてけ~。」
と、うるさい。
ボンカレーや、ポカリスエットの大塚グループが建てた美術館。
以前、家内の友人が行って感動したとか。

プレッシャーに耐えかねて、徳島へ向かうことに・・・。
徳島から、家内の実家のある岡山へ行く予定。
明日はお彼岸。お墓参りなのです。


奈良県から徳島に行くためには、淡路島経由で行きます。
本州から、明石海峡大橋を渡って淡路島へ。
とっても綺麗な橋です。
初めて渡った家内は感激しきりでした。

奈良の自宅を出て約3時間。大塚国際美術館の駐車場に到着です。
家内は、ここからシャトルバスに乗って美術館に行きます。
美術に全く興味のないボクは、ここから自転車で徳島市内を目指します。

途中、大塚国際美術館の前を通るので、パチリ。
威厳に満ちたこのつくり。
山の上に見える建物が、1階と2階部分。
従いまして、入り口は地下5階になるそうです。
展示物は、タイルに絵を印刷したもの。
「な~んや、偽物か?」
と言うなかれ。
そりゃ~、そりゃ~。立派な絵(タイル画)だそうよ。
でも、ボクは見ていないのでよく分かりません。

徳島市内までは、約22km。
ボクの足で、1時間半くらいの距離です。

少し走れば、海沿いにでます。
トンビが2羽、休憩中。
近づいても逃げない。鳥類の頂点に立つ猛禽類の器のデカいところです。

振り返ってみると、ほ~ら。
鳴門大橋がよく見えます。
ナイス・ビュー。

徳島方面を目指します。海沿いの素晴らしい道です。

一番ビビったこの橋。
鳴門大橋を渡ればそこは四国本島。
というのは、間違いで鳴門大橋がつながっているのは、淡路島と大毛島。
大毛島から、四国本島に行くにはこの小鳴門橋を渡らなければなりません。 (大塚国際美術館があるのは、大毛島)
この橋には歩道が無い。
しかも、交通量はとっても多い。
ビビります。
(帰り道の方が、橋が上り坂になっている分もっと怖いのですが・・・)

橋を渡ればそこは、鳴門市の中心地。
なんでも、ここは日本で初めてベートーベンの第9を演奏した街だそうよ。
文化的な街なのです。

ここから徳島までの道は、昨年末に走っているので、知った道。
(四国一周の最終日の走行でした。)
従って、写真も撮っておりません。あしからず。


約1時間半自転車を漕ぎ続けて、徳島市街地の入り口、吉野川に到着。
本日は、とっても天気が良い。
途中、休憩時には日影が恋しくなるくらい。
日焼け止めクリームを塗って走っています。
60歳手前のボクは、日焼けするとシミができてしまう。
「日焼けが格好いい。」のは、若いころだけ。
今じゃ、日焼けが怖くてね。
これ以上のシミはもうイヤ。

橋の途中で、海側の河口をパチリ。
いやいや、広い河口です。


徳島城跡に到着です。
結構、しぶ~い石垣。良いじゃないの?
城内に入れますが、公園になっていて・・・。
市民の憩いの場になっています。

時刻は、12時前。ちょうど昼ご飯に良い時間。
お昼ご飯は、中華そば いのたに。
昨年末の徳島自転車旅行の際には、夕方到着の為閉店していて食べていません。
でも、今日は食うぞ~!!

注文したのは、肉中盛り600円、ライス150円、玉子50円の計800円。
本日で、ここで食べるのは3回目。
1回目は約9年前。
生卵を入れずに食べたので・・。
「な~んか、すき焼き風のダシが濃すぎません?」
という印象。
2回目は約8年前。友達と3人で高知城へ旅行の途中。
ラーメンを注文して待っていると、安倍晋三首相が大勢のSPと、テレビカメラ、後援会の人を連れて店に入って来てラーメンをご注文。
(参議院選挙の応援に徳島に来ていたのです。)
「え~!!」って感じ。
眼つきの鋭いSPがボクの席の後ろに立ったまま、ラーメンをすする羽目に。
ラーメンが、ノドを通りません。
友達は、「安倍首相に握手してもらった!!」と喜んでおりましたが、 3人とも、ラーメンの味は全く記憶に残らずじまい。
だから、今回3回目にして初めて、ゆっくりと本格徳島ラーメンをいただくわけです。
「美味しい!!」生卵を入れてちょうど良い味の濃さ。
お肉は、チャーシューでなくすき焼き風牛肉。
これを、ご飯の上に乗せて食べると、ご飯が進みます。

食後、阿波踊り会館に立ち寄りました。
「阿波踊りの実演は、2時からの予定です。」
と教えてくれました。
「2時か~。ちょっと遅すぎるな~。」
家内との待ち合わせ時間は3時半。
あまりゆっくり、徳島に滞在できないのです。
「や~んぴ。」と、阿波踊り会館に入るのはギブアップして、鳴門に戻ることにしました。

途中、徳島大学前でパチリ。
ボクの務める大阪の中小企業では、徳島大学出身者が数名。
そのいずれもが、幹部になられています。
そう、優秀な人が多いのです。

鳴門に向かう途中で見つけて、移動式の橋。
大型船が、川上に進もうとする際に、中央部の橋がグググッと上に上がる仕組み。
すげっ!!
上がるところを見たいけれども、見渡す限り大型船の姿は無し。
待ってても仕方がないので、先に進みます。

徳島から、自転車を漕ぐこと1時間半で再度、鳴門大橋に到着です。
家内との待ち合わせ時間にまだ1時間あるので、渦の道を散策します。
鳴門大橋の下を歩いて、渦が真下に見える仕組みです。

渦の道の入り口に到着。
自転車は、この付近の邪魔にならないところに駐輪させてもらいます。
ここに来るまで、結構な坂道。
当然、押して歩きました。

渦の道の建物入り口。
この上は高速道路。
ここから先、鳴門大橋の、道路の下なのです。
入場料、大人一人510円です。

中は廊下になっています。
風は、ツウツウです。寒い!!
ウインドブレーカーを引っ張り出して、着ることに・・。
廊下の途中に、いきなりこんな落とし穴が・・・。
そりゃ、ガラスはありますが・・。
ぼ~っと歩いていきなり、こんな穴が開いていると結構怖い。

横を見ると、こんな感じ。
「海は、広いな大きいな~。」です。

入り口から歩くこと450m。ここが、渦の道の最終地点の展望室。

展望室の先は、こんな感じ。
ここを歩けと言われれば・・・。
こわ~!!
この橋の工事にかかわった人の勇気に感動です。
高い所の苦手なボクには絶対に無理。
ここから、下を覗いただけでも、ひざがカクカクしますもの。


廊下ののぞき窓から下を覗くと、こんな感じ。
渦があるような?ないような?
でも、白波が立ってますので急流には間違いなし。
十分、満足です。


横を、見るとこんな感じ。

瀬戸内海側がこんな感じ。

この日の、大渦ができる時間は12時10分。
(日によって大渦の時間が変わります。)
で、今、3時なので。渦がほとんど無い状態。
で、展示されていた写真をパチリ。
こんな、渦ができるらしいですよ~。

家内と無事3時半に合流。
ボクとしては、ここから地道をゆっくり高松まで走り、うどんを食べて岡山まで行きたい。
しか~し、家内は実家に夜の7時に着くと約束しちゃってた。
そのために、うどんを諦めて高松自動車道、瀬戸大橋で岡山を目指します。


高松自動車道のパーキングエリア 津田の松原。
そこに、本格的なうどん屋さんがあったので、いっただきま~す。
セルフ式で、自分で麺をざるに入れて温めて、最後にお汁を好きなだけいれます。
これぞ、讃岐うどん方式。

コシがあって、美味しいうどん。かけうどんで250円。
ボクはこれで十分満足。
讃岐うどん、最高!!
お汁の好きな家内にお汁を飲まれたので、お汁の継ぎ足しをしちゃいました。


徳島ラーメンは食べたし、讃岐うどんも食べた。
鳴門の綺麗な海にも感動。
満足の徳島旅行でした~。