2016年12月25日日曜日

熊野古道、玉置神社、笹の滝。

2016年12月23日(金曜日)

本日が学生時代からの友人2人と3人で車旅行します。
(今回は、自転車旅行ではありません。悪しからず。)

まずは、十津川の道路沿いから見える十二滝。
そんな大きな滝ではありませんが、なかなか感じの良い滝です。
友人2人も、感動していました。



宿泊は、わたらせ温泉やまゆり館。
わたらせ温泉は、熊野古道まで無料で送迎してくれます。
コースは、30分コース。1時間コース。2時間コースの3種類。
今の季節日が短いのでホテルの推薦で1時間コースを利用。
伏拝王子(ふしおがみおうじ)から熊野本宮大社まで歩きます。

憧れの熊野古道を歩きます。
かつて熊野詣に訪れるために、先人たちが熊野三山をめざして通った古道、それが「熊野古道」なのです。

まずは伏拝王子まで、ホテルの車で送ってもらいました。
熊野本宮大社を北(十津川方面)に車で進むこと約15分、山の頂上まで来ました。
途中、「車でこれだけ走って、徒歩1時間で熊野本宮大社まで帰れる?」
と不安になる距離出です。
伏拝王子は山頂にあるのです。

後ろを振り向けば、こんな感じ。
とっても高い場所にあるのです。
本来なら、下から歩いてこなければならないのですが、ホテルの送迎車で送ってもらって楽をしちゃってます。
ホテルの人がここまで来てくれて、
「むこーに見える建物が、熊野本宮大社です。そこまで歩いて行ってください。
電話をもらえれば迎えに行きますので・・・。」
とのこと。
「あんな遠い所まで、1時間で歩いて行ける?」
3人は不安になり、顔を見合わせるのでした。
途中で日が暮れると、大変なことになります。

「蘇生の森熊野古道」と書いてあります。
結構古い感じが良い。
「熊野古道を大切にすることで、周りの森も管理されよみがえっていく。」
ってな意味らしいです。


伏拝王子から一部上り道もありますが、比較的平坦な道が続きます。
こんな感じの道が続きます。
これぞ熊野古道。
今まで、古来多くの人が踏みならした道を歩きます。

伏拝王子から歩きこと約20分。距離にして1.9kmで三軒茶屋跡に到着です。
「な~んや、思いのほか楽に着くことができたぞ~。」
と思いましたが、油断禁物。
熊野本宮大社までは、約2.2kmあるのです。



三軒茶屋跡にある、九鬼ヶ口の関所の写真をパチリ。
先を行くのは友人2人。
歩くのが早いので、ちょっと気を抜いていると置いていかれます。
結構階段の道になります。
「いつか、自転車で走ったろ。」という気がありますので、階段に敏感に反応します。
ん~。ちょっと無理かな~。


三軒茶屋跡から先の、熊野古道は、基本下り道。
この写真は、振り返ってパチリ。


終点は、熊野本宮大社。
熊野古道1時間コース終了です。
友人は、ハイキングに慣れていますが、写真を撮ったり風景を眺めていたかもしれませんが、予定通りキッチリ1時間かかりました。
心地よい足の疲れと、熊野古道を歩いた満足感を体験できました。


2016年12月24日(土曜日)

本日は、十津川にある玉置神社に向かいます。
十津川温泉郷からクネクネの山道を10km少し走った所が玉置神社。
途中視界が開けたので撮ったのがこの写真。
谷間に見えるのが十津川の街並みです。
玉置神社は、「遠い」・「高い」・「まだあるの~?」って感じです。

駐車場手前2kmあたりから車のナビが道を失いピーピーうるさく鳴りだしました。
(道が登録されていないみたいです。)
そういえば、約4年前に家内と一緒に来た時も、同じ状態。
(同じ車なのでそりゃそーだ。)
当時、濃霧がひどく視界がきかない上に、道は狭く、傾斜が上がって行くのでビビって引き返したのでした。
(あと、少しだったのにね。)
今回は、天気は快晴、しかも、男3人なので、「何とかなる。」との思いで不安はありましたが、進み続けたのでした。

駐車場から鳥居をくぐって参道(熊野古道みたいな道ですが・・。)を進みます。


進む前に、駐車場から写した写真がこれ。
山並みの山頂と目線の高さはほぼ同じ。
そう、玉置神社は山頂にあるのです。
12月の今の時期。山頂は寒い。
手袋を出して、それと毛糸の帽子もかぶりました。
今、11時ですが息が白い。

これが参道。
右側は、結構急な崖になっています。
車のお祓(はら)いを受ける場合は、この道を車で走ることになります。
怖く無いっすか?

駐車場から約400m程でこの鳥居につきます。
看板には、「体の不自由な方は左の道より参拝下さい。」と書いてあります。
元気なボクたちは、当然、右の参道を進みます。
(帰りは、楽して左の道から帰ってきました~。)

想像通り結構厳しい参道が続きます。
やっぱ、熊野古道って感じです。

やっと、社殿が見えてきました。
森の中に見える社殿は、威光に満ちています。
とっても、神聖な感じがします。

境内に到着。
でも、その前に、20mほど下ると県内最大の杉があるとのことだったので下りて行きました。
それがこれ。

アップでパチリ。
でかい!!
さすがは、県内一位です。

大杉を見終わってからは、いよいよ社殿に参拝です。
石の鳥居をくぐって階段を上がります。

横からですが、これが社殿で、世界文化遺産です。
時代を感じさせる古い建築物です。

社殿の裏側には、神木の杉があります。
(はじめに見た、大杉は神木ではありません。)
なんでも、樹齢3000年とか。
むか~し、から多くの人を見守ってきたのです。

神社大好きの友達がくまなく玉置神社を見て回った為、ゆうに1時間はいたでしょうか?
気が付けば12時過ぎ。
朝ごはんを、めちゃくちゃ食べたのに、お腹が減ってきました。
友人は、ここで御朱印をもらい、満足したようす。
次の、目的地 笹の滝を目指します。

途中、十津川の道の駅で、お弁当を買ってお昼ご飯。
「あっという間に笹の滝。」と言いたいところですが、ここに来るまで思いのほか遠かった。
国道を外れて県道を走ること約30分川沿いの道を走ります。
途中、道を間違えたボクが悪いのですが、細く、曲がりくねった道を走り続けたボクは、ここに着くまでに、ヘロヘロになってしまったのでした。

入り口から入る前に、橋の上から上流をパチリ。
ここからは、滝が見えません。
でも、この渓流。
渓流釣りが趣味のボクはワクワクしてしまう。
今は、禁漁期間中なので釣りはできませんでれど・・・。

入り口から、2~3分歩けばこんな感じ。
道は悪く、歩きつらい。
岩がせり出し迫力満点です。
友人はこの風景に感動して、ここで写真を撮りまくり。
なかなか前に進めません。

歩くこと約15分。(普通に歩けば10分弱かと・・・。)
笹の滝に到着です。
日本の滝100選に選ばれているのです。
雨の降った後の為か、水量が多く荒々しい感じ。

手前の鎖の見える岩場が滝の最高地点。足場はとっても悪い。
鎖を掴まないと歩けません。
ここで足を滑らせれば、滝壺ドボンです。

少し離れた岩場で、苔の生えた岩場で友人は足を滑らせてこけてしまいました。
皆さん、ご注意を。
でも、友人2人とも、「来て良かった。」と、感動しておりました。

熊野古道と、温泉目的の今回の旅行でしたが、玉置神社と笹の滝が良かったそうよ。
「また、行こな。」
とは、気楽に絶対に言えない玉置神社と笹の滝でした~。








2016年11月12日土曜日

秋の吉野山。

2016年11月12日(土曜日)

吉野山と言えば「桜」。
でも、紅葉の吉野山も綺麗らしい。
自宅から20km少しで行けるし、長年夏に旅館のアルバイトをしていた地。
(秋の吉野山は知らないのです。)
紅葉の吉野山を発見しに自転車で出発です。

吉野神宮の紅葉の楓を、下から見上げて撮りました。


10時前に自宅を出発。
吉野神宮の鳥居に到着したのは11時半。
この道をまっすぐに進むと、吉野神宮。
でも、ボクはこの道からは吉野山に上らない。
(帰りはこの道で帰ってきましたけれど・・・。)
左折して、近鉄吉野駅方面を目指します。


近鉄吉野駅に到着です。
何やら見慣れない車両が、駅に停まっています。
「これは、もしかして?」と吉野駅に向かいます。

吉野駅正面に回りこみました。
春の桜シーズンほどではありませんが、結構人がいます。
こういうことは、吉野駅ではとっても珍しいのです。
で、ちょっと電車を確認に改札口まで行くことに。

改札口から、パチリ。
これは、阿倍野橋駅から吉野駅までを走る「青のシンフォニー」
1日2往復だけの走る列車です。
お値段は、普通運賃の他に、特急料金510円と特別車両運賃210円の710円も余計にかかっちゃうのです。

駅の中にポスターがあったのでパチリ。
ほれこの通り。今この列車で吉野に来る人が増えているそうよ。
電車マニアに人にも人気があるみたいで、多くの人が列車の写真を撮っていました。
近鉄さん、商売が上手ね~。


近鉄吉野駅から南(吉野山方面)に向かって約200mほど行くと山に上る道(七曲坂)があります。
地図の緑の点線で示した道です。
この道で吉野山を上ります。
自転車で漕いで上がるにはキツイですが、プラプラ歩くには快適な道です。

これが七曲坂(ななまがりざか)です。
歩くには、そんなにキツイ傾斜ではありません。
でも、自転車で漕いで上がるのは、ボクには無理。
カメラを片手に、自転車を押して歩きました。

紅葉を見ながらのハイキングも良いもんです。
自転車を無理に乗って通り過ぎるのはもったいない。

近鉄吉野駅からは、ロープウェイ(吉野ケーブル)で吉野山に上るのが一般的。
お値段片道360円。
でも、ボクは断然七曲坂を歩いて上ることをお勧めします。
プラプラ歩いて風景が楽しんで歩いて20分ぐらいで吉野山に着きます。
特に春は混むので、ロープウェイに乗るのに行列ができます。
「そしたら、歩いたら?」って思います。
楽しくて、気持ちよくて、お金もかかりません。

七曲坂の中腹でパチリ。
あれ~。紅葉は全く無し。
そう、吉野山は桜の木が多いのですが、桜の木の葉はとっくに散って枯れ山のようになっているのです。

七曲坂を上り切った場所で、自転車を放置。
あれ、ちょっと言葉が悪いな。
自転車を置かせてもらうことに。
歩く人の邪魔にならないように草むらに置かせてもらいます。


七曲り坂の上は、吉野山のメインストリート。
これは、黒門。
説明書きによりますと、
「黒門は、金峯山寺(きんぷせんじ)の総門で、様式は城郭に用いられる高麗(こうらい)門。
公家大名といえども、ここからは槍を伏せて下馬していかなければならなかった。」そうです。


金峯山寺に到着。(国宝仁王門です。)
平成31年(後3年後)に大修理の着工予定らしい。
まだ、日にちがあるはずなのに、仁王門はもう足場が組み立てられています。

写真を撮っていると仁王門の前にある団子屋さんのおばさんが
「自転車を置いてきて歩いているの?それ、正解だわ。」
と、声をかけてくれました。
自転車のヘルメットを、リュックにぶら下げているので分かったみたい。
「へへ、褒めらちゃった。」

仁王門の中の右側 阿形(あぎょう)の仁王様。
ん~。怖そう。

続いて左側、吽形(うんぎょう)の仁王様。
おお、こっちも怖そう。
お二人とも、しっかり金峯山寺を、守ってください。

蔵王堂では、今、八千枚大護摩供の真っ最中
八千枚大護摩供とは、11月12日昼から翌日の昼まで祈願護摩木を焼く大行。
見れば、一般のお坊さんも中の椅子に座って中央に鎮座されている偉いお坊さんと一緒にお経を唱えています。
ちょっと、近寄りがたい雰囲気。
なので中には入れません。



でもまぁ、せっかく来たんだし。
近づいて中をパチリ。
ここから、「あん。」と拝んで退散です。

振り返って、パチリ。
一応、蔵王堂は紅葉のスポット地点。(らしい)
でも、まだ早かったのかしら?
紅葉はイマイチって感じでした。


中千本の奥まで歩いてきました。
この坂を上れば上千本になります。
でも、行かない。
紅葉は中千本までが見ごろ。(のはず)
それより奥に行っても、桜の木は落葉しているし、針葉樹が増えてくるので紅葉は期待できないのです。
それに、しんどいし・・・。

一応、ここは中千本の紅葉のスポット地点。
ん~。残念ですがあまり綺麗に色づいていない。
時期的に早すぎたのか、はたまた、今年の紅葉はイマイチなのか?

角度を変えてもう一枚。
ん~。やっぱりイマイチか~。
たまたま、団体客を連れたガイドさんが案内しているのを聞き耳立てて聞いていると、
「今年は、9月の長雨で紅葉は綺麗ではないんです。」
とのこと。
あれ。雨が影響するものなの?
残念。

仕方がないので綺麗な紅葉は諦めてプラプラ吉野山の街並みを観光することに。
お昼時と言うこともあって、食堂はいっぱい。
待って居る人がいるお店も。
ボクは家から、菓子パンとゆで卵持参。
もちろんお茶も・・・。
お安く済ませるのが、ボクのポリシーです。
って、ただのケチです~。

帰りに撮った蔵王堂。
吉野山に威容を放ちます。
なんつっても、世界遺産、且つ、国宝、且つ修験道根本道場なのです。
偉いのです。



帰り道は、吉野神宮経由で帰りました。
でも、ここの紅葉が良かった。
綺麗に色づいています。

近づいてパチリ。綺麗です。

アップでパチリ。
そう、ボクはこんな真っ赤な紅葉を見たくて吉野まで来たのです。
紅葉は、真っ赤でないと・・・。


真っ赤では、無いのですが、良い感じで色づいている紅葉を見っけ。
良い。これ良い。
と、しばし鑑賞。

吉野山の紅葉に満足できなかった方、吉野神宮に寄ってみてくださいね。

本日の走行距離約50kmでした。