2015年3月29日日曜日

メンテ編。自転車タイヤの交換。

2015年3月28日(土曜日)

季節は進み暖かな季節となってまいりました。
今まで寒くて、「自転車メンテなんて、とっても。」
と思っておりましたが、外で作業するには良い季節。
これがもう少し季節が進むと、外の作業は蚊に襲われるので大変。
そう、今がベストシーズンなのです。

パート1
マウンテンバイク。
(ロードタイヤですけれど~。)
1か月くらい前から、自転車に乗っていると、ボッコン、ボッコン、タイヤが一周回るごとに振動が・・・。
「なんだ~?」と思ってタイヤをチェックすると。
一か所異常な膨れ方。

横から見るとこんな感じ。
これじゃ、スムーズに走れません。
タイヤを換えて約7年。
「交換しっよう!!」ってことになりました。


タイヤは、アマゾンで購入。
パナレーサーのツーキニスト H/E 26✕1.5(8H265-TKN-R4)。一本2,409円也。
タイヤには、いろんな種類があるので、正しいタイヤを買わなければなりません。
交換前の、古いタイヤの側面に、型番が書かれています。
ボクの場合、「26✕1.5」でした。
同じ型番のタイヤを注文すれば、それでOKです。

参考までに、型番の意味ですが、
26は、26インチ自転車用。
1.5は、1.5インチ幅のタイヤ。
1インチ(2.54cm)✕1.5=3.81cmのタイヤの幅です。
H/E(フックド・エッジ)は、タイヤ形状を意味していて、W/O(ワイヤード・オン)とに分かれます。
H/Eが、マウンテンバイク。W/Oが、ロードレーサー用って感じです。



チューブは、パナレーサーのサイクルチューブ26✕1.5:OTH26-15A-NP(589円)。
リムテープは、同じくパナレーサーのポリウレタン・リムテープPL2618(570円)を購入。
タイヤが、26インチ✕1.5インチ幅なので、チューブも同じものを買います。
リムテープも26インチ用を買えば、OKです。

サイクルチューブは、以前にスペア用に1本買ったのがあるので、今回購入は1本だけ。
ポリウレタンリムは、中に2個入っている。
アマゾンの購入画面の説明書きをよ~く読むと、2本入りと書いてあるが・・・。
「よく、一緒に買われている商品」での写真は、なぜか商品2個映っている。
なぜ?なぜ?こんなことするの?
これじゃ、2個(合計4個)買っちゃうじゃないの?
かく言うボクが2つ買いそうでしたもの。

必要工具は、タイヤレバーだけ。
これとってもお安い。
以前、ホームセンターまで自転車で行き、そこでタイヤ、チューブ、タイヤレバーを買い、作業をしたことも・・・。
自転車旅行の途中で、百円均一の店で買ったことも・・・。
我が家では、4セットくらいころがっています。


作業開始!!
後ろタイヤから交換です。
タイヤを外します。
タイヤを外すのは、ママチャリと違って楽勝です。
ママチャリは、ロードレーサーやマウンテンバイクより、10倍大変。
半年前、ママチャリと構造が同じ折り畳み自転車のチューブを交換しましたが、そりゃもう大変でした。
でも、写真を撮るのを忘れて、ブログでアップしてないの。
ごめんね。
話を戻します。
まず、チェーンの位置をロー(小さいギア)にいれます。
「なぜだー?」と疑問の方も多いかも・・。
この位置が、一番タイヤが外しやすく、また入れやすいのよ。

自転車は、作業するために、ひっくり返します。

ブレーキの間隔を広げる為に、ワイヤーを外します。
(ロードレーサーは、黒いレバーが付いているのでそれを引き上げます。)

クイックレバーを引き上げます。(180度裏返します。)
ここが、ママチャリなら、ボルトですもんね。
クイックレバーはとってもありがたいのです。

クイックレバーを引き上げた状態。
スタンドがあって見にくいのをご容赦ください。


タイヤを引き抜きます。
上側のチェーンの小さなのギアを手前に引くようにしてから、タイヤを持ち上げます。
チェーンが、「行かないで・・。」と、タイヤのギヤにからまり付きますが、そこを離れていただきます。
クイックレバーの反転だけでは、抜きにくい場合もあります。
その際は、クイックレバーの反対側のボルトを2~3回転弛めると外れやすくなります。

次に空気を抜きます。
英米式バルブの場合は、真ん中のチョボを押し下げると、空気が抜けます。
空気を完全に抜き取る必要はないので、出なくなったらヤンペです。

タイヤレバーはこの向きで、タイヤの中にいれます。

タイヤの中に入れて、タイヤレバーの先をスポークに引っかければオッケーです。

スポークの2本目の位置に、2つ目のタイヤレバーを差し込みます。
次に、3つ目のタイヤレバーを差し込むと、
2本目(真ん中)のタイヤレバーが、浮いちゃった感じ。
よく仕事ができるヤツに両側を固められると、社内で浮いた感じになりますが、それと同じです。

根性のないタイヤだと、外側のタイヤレバーをこのままスルスルっと横滑りさせるとタイヤが外れるのですが、 今回は、がっちり食い込んだ根性バリバリのタイヤだったので・・・。

その浮いたタイヤレバーをその横(写真では左側)に差し込み、また浮いたタイヤレバーを外し、その左に差し込み・・・・。
の作業を繰り返します。
ここは無理せず、コツコツこの作業を繰り返します。

次にタイヤの反対側を外しますが・・・。
根性のないタイヤなら、手で簡単に外せますが、今回は、根性バリバリのタイヤ。
ガッチリ、リムに食い込んでいます。
それでも・・・。
一か所タイヤレバーを差し込めば・・・。

あとは手で簡単に外れてくれます。
これで古いチューブとタイヤの取り外しは完了です。

チュウブのバルブ部分は、タイヤとチューブを外す際に、最後に一緒の抜くのがベスト。
タイヤが入ったままの状態で、チューブのバルブ部分をリムから抜くのは、結構大変。


外したタイヤをチェック。
プックリ膨れていた箇所は、タイヤの裏側がこんなになっちゃっていました。
こりゃ、ダメだわ。でも、チューブは異常なし。
今度自転車旅行の時に、予備のタイヤとして持って行きます。

パンクで、チューブだけの交換の際には、必ずタイヤのチェックが必要です。
これを怠ると、チューブを変えてもすぐにパンクする羽目に。
かく言う私も、過去に数度、新品のチューブをボツにしています。
手で触りながら異物がないか入念にチェックを。
ボクは、以前、画鋲(がびょう)の先の針のような異物が、がっちりタイヤに食い込んでいたことがありました。


古いリムテープを外します。
ここでも、タイヤレバーが大活躍。
リムに、ぴったりくっついたリムテープ持ち上げて・・・。
カンチクリンで取り外しです。

リムテープを取り付け。
ユルユルより、ぴったりしたリムテープの方が良いに決まっている。
と言うことは、取り付けの際はムギューとリムテープを引っ張りながら取り付けなければなりません。
手で入りますが、思いのほか力がいります。
が、「あれ?」穴の位置をちゃんと合わせたはずなのに・・・。
しかも、リムテープは歪んで取りついているし・・・・。
写真の場合、リムテープの穴位置をもう少し右に移動させなければなりません。

こんな時に、活躍するのが、またしてもタイヤレバー。
こうやって差し込んで、右回りに移動させます。
その際に、歪んだリムテープの位置を、リムの中心にくるように調整していきます。

1周回ればこの通り。
リムの穴位置と、リムテープの穴位置はピッタンコです。
後は、リムテープをリムに押し込んで、ぴったりくるようにします。


いよいよタイヤの取り付けで~す。
パナレーサーのツーキニストのタイヤ。
厳重に、ビニールでぐるぐる巻きになっています。
ボクは、タイヤの内側にカッターナイフを入れて、サーっと切っちゃいます。
する際には、タイヤに刃が当たらないように気を付けてね・・・。

タイヤの中に、チューブを入れます。

次に、リムにタイヤを取り付けるのですが・・・。
ここで、忘れてならないのが、タイヤの向き。
これを反対向けて取り付けると、「はい。やり直し。」になります。
通常は、タイヤの側面に矢印が書いてあり、進行方向向きに矢印が向くように取り付けます。
でも、このパナレーサー ツーキニストにはそれがない。
無ければ、自分でパターンから判断します。
写真の場合、上向きが進行方向。
タイヤは、進行方向に対して末広がりの縁起の良いパターン。
雨天走行時にタイヤから水を排出する際に、効率的なのです。

一旦タイヤの中に収めたチューブですが、リムの穴に入れる際には出ちゃいます。

それから、タイヤをかぶせます。
チュウブがねじれて入ないように、確認しながらの作業になります。
でも、新品のチューブは、ペラペラして作業は難しいのです。
ボクは作業前にチューブの中に少し空気を入れておきます。
(空気入れで、2回くらい押し込む程度。)
空気を入れて少しふくらます方が作業がやりやすい。

一旦、タイヤの中にリムが入るようにセットします。

それから、タイヤの片方をリムの中に入れます。
工具は使わず、手で押し込んでいくとタイヤはリムに入ってくれます。
でも、最後はタイヤレバーを使ってクイッと入れます。

ひっくり返して、反対側のタイヤをリムに入れて行きます。
初めは、手でグイグイと入れていきます。
一方向に1回転させながらの作業よりは、バルブ部分を中心に右回転45度少し、左回転45度少しと、振り分けて作業する方が、チュウブが一方向に引っ張られないのでグッドです。
チューブが一方向に引っ張られると、バルブが傾いてしまうのです。


ここまで来ると、後はタイヤレバーを使わないと入りません。

ここからの作業は、ちょっと集中が必要。
よーく失敗するのが、チューブをリムとタイヤレバーで挟みこむこと。
チューブは、簡単に穴が開いてしまいます。
これで、アタシャ、新品チューブを何本ボツにしたことか・・・。
チューブの挟み込みに注意して作業してくださいね。

最後の作業。
このタイヤレバーでタイヤを押し込んで終わりです。
足でタイヤレバーを踏みこんでいますが、これは右手でカメラを持っているから・・・。
(両手が空いているときは、こんなお行儀の悪いことはしません。)

空気を入れて「完成!!」と、思いましたが・・・。
バルブの部分が膨らんでいます。
バルブ部分のタイヤが、リムから外れそうになるくらい膨らんでいるのが分かります?
あ~。やっちゃってます。
チューブは、タイヤにピタッと付かなければならないのに、リムにピタッと付いている感じ。
これじゃ、走っていると、ボッコンボッコンなるのです。

修正開始~。
再度空気を抜いて、バルブをタイヤの奥に2回~3回押し込みます。
写真では、タイヤレバーを差し込んでいますが、なしで作業はできます。


するとこんな感じになります。

それから空気を入れると
こんな感じ。
バルブの下のチューブも、ちゃんとタイヤの中に納まっています。
これでタイヤ完成です。


タイヤを自転車に入れま~す。
でもその前に、こういった変速ギヤの裏側とか、自転車本体の内側は汚れがたまりやすく手入れがしにくいところ。
この際に、コシコシ掃除をしておきましょう。
ついでに、変速部分や、ギヤー部分のグリスアップするとさらにグッドです。
自転車屋さんにタイヤの交換をお願いても、掃除は絶対にしてくれません。

改めまして、タイヤを入れま~す。
タイヤを外したこのチェーンの状態では、
「ん~。どこに入れ入れば・・・。」と、思いますが。

一番左のギヤーを引っ張ると、わかります。
タイヤのギヤを、2つ目のギヤーの向うに引っかけると・・・。

こうなります。
そのまま、タイヤを取り付け位置に押し込むと取り付け完了。


クイックレバーを、締めて(反転させて)。
ブレーキにワイヤーを留めて。

後ろタイヤの交換完了で~す。

前のタイヤの作業も、全く同じ。
チェーンから外さない分、後ろタイヤより作業は楽。
チャチャイのチャーイで終了です。
前のタイヤも交換してパチリ。
な~んか、タイヤが新しくなるだけで、新品の自転車みたい!!
に、み・え・ま・せ・ん・か?
もう、17年も乗っている自転車ですけれど・・・。


パート2
ロードレーサー

タイヤがこの通り欠けてしまったので、交換することに・・・。

タイヤは、アマゾンで買ったパナレーサー クローザー プラス W/O700X23(お値段2,008円)
サイクルチューブは、前からスペアーとして買っているチューブPanaracer 700X23~26Cです。

タイヤの型番の説明ですが、
W/Oは、ロードレーサー用のタイヤの意味。
700は、タイヤの半径の目安。(実際には、70cmではなく、67cm程らしい。)
23は、タイヤの幅。(2.3cm)
こちらも、交換前の自転車の側面に型番が書いてあるので、同じ型番を買えばOKです。
チューブも、同じ型番を購入。
でも、23cmは、なぜか18~23Cと、23~26Cの2種類ある。
結論から言いますと、どっちでも、ええんです。
どっちでも、ええんですが、アタシャ、こういうの、とっても迷います。
値段の差があれば、安い方にしています。
でも、同じ値段なら、「大は小を兼ねる。」と、大きいサイズを買っています。
その判断が、正しいかどうか?
わかりません。

作業かいし~。
ロードレーサーは、ブレーキに黒いレバーが付いているので上にあげます。

こうすると、ブレーキシューの間隔が広くなりタイヤが外せます。

マウンテンバイクと同じく、自転車をひっくり返して
クイック・レバーを・・・。
180度倒します。

クイック・レバーの反対側のナットを緩めます。

自転車からタイヤを外します。
外し方は、上述のマウンテンバイクと全く同じなので写真はカット。


ロードレーサーの場合、バルブはほとんど仏式バルブ。
見た目、細くてカッコいい。

でも、英米式バルブと違って繊細で弱い感じがしませんか?

キャップを外すとこんな感じ。

先っぽのネジを緩めて上にあげます。

そこを、押せばブッシューと空気が抜けます。
これは、とってもラクチンです。

タイヤレバーを差し込みます。

2個目のタイヤレバーを差し込みます。

3個目のタイヤレバーを差し込みます。
すると、2個目のタイヤレバーが浮いて外れてしまいます。
と、ここまでは、上述のマウンテンバイクと同じなのですが、タイヤに根性がないのか、外側のタイヤレバーをそのまま横滑りさせると簡単にタイヤがリムから外れてくれました。

もう片方は、簡単。
タイヤに根性がないみたいで、手で押し込めば抜けました。
固ければタイヤレバーを一か所突っ込めば簡単に外れます。

最後にバルブ部分を抜けば、古いタイヤの取り外しは終了。
バルブ部分は最後に抜くと、らく~に抜けます。
(タイヤがついた状態でバルブ部分を抜くのは、大変なのよ。)


パナレーサーのサイクルチューブには、イージーパッチが付いている。
これとっても便利。
通常、パンク部分に、サンドペーパーをかけて、ボンドを塗って木槌で叩いてパッチを張りますが。
このイージーパッチは、付属のサンドペーパーをかけて、後は手で押さえて完了。
旅行の際には、チューブを交換するよりも早くて楽。持ってて安心。
捨ててはもったいないので、保管しておきましょうね。


話をもどして、新品のタイヤの取り付け開始。
チューブのバルブの部分が、抜けないようにナットを軽くねじ込んでおきます。
新品のチューブは、写真のようにペラペラして作業がしにくいので、空気を軽く入れておきます。
そうすると、チュウブはねじれません。

ムギュムギュとタイヤをリムに入れて、最後はタイヤレバーで入れます。
その際、チューブはタイヤの中に入れておきます。

タイヤの向きは、スリックタイヤで溝がなので、前述のマウンテンバイクと違って気にする必要は無し。
後は、見た目の問題。
パナレーサー クローザー プラスは、片方にしかメーカー名が印刷されていないので、メーカー名が進行方向に対して右側に来るようにします。
自転車を前面にして、「ニッ」っと笑って写真のポーズをとった場合、メーカー名が写真に入る段取りです。
自転車の左側に立つので、メーカー名はタイヤの右側。
まぁ、それだけのことですけどね~。

これが、片方のタイヤをリムにいれた状態。

もう片方も、リムに手で入れて行きますが・・・。
バルブが、まっすぐになるようにチュウブの位置を合わせておきます。
チューブに引っ張られて、バルブが右に傾いたり左に傾いたりしないように。
タイヤをはめる前に、チュウブの位置(特にバルブの位置)を決めるのです。

後は、リムにタイヤをムギュムギュと入れて行きますが、バルブ部分から初めて、1周回って「作業完了」と思ってバルブを見ると大きく傾いている事がよくある。
バルブが長いので、よ~く目立つのです。
バルブを傾かせないために、バルブ部分作業を始め、右45度作業してから、戻って次に左45度くらいタイヤを入れて、また戻って右側をして最後左側を作業すると、バルブが傾くことはありません。

後は、上述のマウンテンバイクと同じ方法でタイヤをリムに入れ込みます。
(同じなので、写真はカット。)

タイヤ完成!!


バルブ部分のナットを締めて。

ネジを下に締めこんで、キャップを締めたら、出来上がり。

タイヤをはめる前に、掃除をしておくのは、前述のマウンテンバイクと同じ。
自転車本体の他に、タイヤのギア部分や、スポークをフキフキしておくと良いですよ。
自転車に組み込むと掃除がにくい部分も、外れていれば簡単にできます。

後ろタイヤの交換完了で~す。

これで、サイクリングシーズンは不安なく楽しめます。
前のタイヤ?
これは、まだ使えるのよ。
1本4000円位したタイヤなので、もう少し乗ります。

2017年7月8日(土曜日)


前のタイヤもついにダウン。
ふと、見ればこんなに大きな裂けめができていました。
最近、タイヤのチェックを怠っておったのです。

これで前のタイヤも交換完了。
高いタイヤだからと言って耐久性があるわけではないのです。
かといって、高いからと言って走りの違いを感じることもできませんし・・・。
ボクの場合は、比較的お安いタイヤをまめに交換する方が良いみたいです。

皆さんもタイヤのチェックは、お早めに。