2017年3月23日木曜日

四国 こんぴらさんと、丸亀城。

2017年3月17日(金曜日)

春のお彼岸に家内の実家(岡山市内)帰るので、そのついでに瀬戸大橋を渡り、香川県丸亀市を自転車で走る予定です。


目指すは、こんぴらさんと、丸亀城。


でも、岡山市内に行く前に、お昼ご飯。
途中の備前市穂浪にある山陽マルナカ穂波店。
別名「びぜん海の駅」。
魚の鮮度にうるさい家内の親戚は、ここまで来て魚を買うらしい。


店内はこんな感じ。
鮮魚売り場と、レストランがあります。

まず、鮮魚売り場。
こんな感じです。
地場で獲れた魚ばかりかと思っていましたが、そうでもない。
長崎産、北海道産等も並びます。
そこは、やっぱり、スーパーの山陽マルナカ。
地場に拘らず、売れそうな物は、全国どこからでも仕入れ売っちゃいます。

ちょっと、珍しい魚見っけ。
佐賀県唐津市産、白魚(しろうお)一袋1580円。
これって、もしかして、生きたまま酢醬油をかけて、サッと飲み込んで食べる、踊り食いの魚ですな?
今まで食べたことないけど・・・。
1580円も出して、食べたいとも思いませんけど・・・。
ん~。飲み込むんでしょう?
味なんてわからないんじゃ~ないっすか?
何も、備前で売らなくても?
と、思う次第です。


ここが、レストラン。
カウンターで、注文して番号を呼ばれて取に行くシステムです。
海鮮に拘らず、カレーライスやラーメンなんかも売っています。
そこは、スーパーの山陽マルナカ。
売れるものは何でも売っちゃいます。
でも、ボクはやっぱ、海鮮どんぶり。


これが、「なないろ海鮮丼」。740円。
家内の分と、二つ撮りました。
上には、イクラ、マグロ、ハマチ、いくら等7種類。
ご飯は、普通のご飯と、酢飯が選べます。
ボクは、酢飯を注文。家内は普通のご飯。
もう少し、ご飯の量を増やして欲しかったな~。
最後は、ご飯が足らなくてイクラだけ食べましたもの・・。
でも、魚は、新鮮で美味しい!!
イクラが、入った時点で、地場産にこだわっていないのは明らか。
瀬戸内海に鮭はいません。
マグロも、獲れません。
でも、まぁ、新鮮で美味しければ、良いじゃ~、あ~りませんか?



2017年3月20日(月曜日)

本日は、春分の日でお休み。
昨日に、お墓参りは済ませているので、本日丸亀市を走ります。


で、瀬戸大橋を渡って香川県坂出駅にAM9時過ぎに到着です。
岡山駅から、坂出駅までとっても便利。
約30分に一本でているマリンライナーで40分ほどで到着です。

丸亀市に行くからにはうどんを食べない手は無い。
NHKのブラタモリで、讃岐うどんの中心は丸亀と言ってました。
ならば、食べに行かねばなりますまい。

坂出駅から、丸亀市内まで走ります。
左の高架は、JR。
JR四国は、なぜか全エリアで高架が多い。
交通量は少ないし、地価も安い四国でなぜ費用のかかる高架にするか?
ん~。ボクにはわかりません。
宇多津を目指します。
自転車で、30分ほど。

まずは、うどんを食べねば話になりません。
本日は、祭日。
うどんの有名店は、日曜。・祭日は休みが多い。
営業時間は、朝10時から、昼14時。且つ、麺が無くなり次第営業終了。
というのが、一般的。
のんびりしていては、美味しいうどんにありつけないのです。
で、事前に調べて「なかむら」というお店に向かいました。

地図は、こんな感じ。市内から6km程離れた所にあります。


丸亀市内から、土器川をさかのぼって土手の道を走ります。
車は、そんなに多くない。
でも路肩が極端に狭い。
車が後ろから来ると、緊張します。


「なかむら」に到着。
坂出駅から距離約10kmです。
時間は、AM11時。
結構並んでいます。(営業は10時から)
車の人は、駐車場がイッパイで車を止めるのに時間待ちをしなければなりません。
ボクは自転車なので、す~い、すいです。


うどんなので、食べるのに時間はかからないので回転は早い。
でも、20分近く待ったか?
やっと、のれんのかかった入り口までやってきました。



のれんの横に、メニューがあったので、
「どれにすっかな~?」
後ろに並んでいる大阪から来た風の人達が、
「他の店にも行きたいし、小で良いやろ。」との話し声。
「そりゃそうだ。」と納得して、かけうどんの小に決定。

お店の中は、こんな感じ。
釜玉うどんの人は、手前のテーブルで、玉子をトキトキして準備をします。
かけうどんのボクは、ここはパス。
すぐに、うどんの麺をどんぶりに入れてくれました。

「麺を暖かくするのでしたら、ここで5秒ほど浸けてください。」
と、言われたのがここ。
タマに入れて、お湯にくくらせます。

お金を払おうとすると、「薬味をお好みで入れてください。」
とのこと。
天ぷらも、美味しそう。
でも、麺を楽しみたいボクは、無料の天かすとネギをた~ぷり入れてお金を払いました。
小うどんで、220円。

出汁は、ここで、入れます。
出汁の量にうるさいお店も多いですが、このお店は自由です。


それでは、念願の讃岐うどん。「いっただきま~す。」

ちょっと食べて、アップでパチリ。
このコシの良さは、さすが讃岐うどんの有名店。
「小にせずに大にすべきやった。」と、やや後悔。
麺もさることながら、出汁が美味しい!!
化学調味料を使わずに、本格的にカツオから取った出汁と推察いたします。
出汁だけ飲んでも美味しいくらいです。
いや~、満足の一杯でした。



次に向かったのは、琴平市の「こんぴらさん」。
腹ごなしを兼ねての観光です。


うどん屋さんから、約5kmほど。
この道をまっすぐ北上すると、こんぴらさん。
道路沿いの民家には、梅の花。

アップでパチリ。
春ですな~!!

こんぴらさんに、到着です。
ここに来るまですごい田舎道。
でも、こんぴらさんに近づくと急に建物と人が増えます。
人ごみを目指せば、こんぴらさんまで迷いません。

狭いくて長い階段が続きます。
多くの人が、竹の杖をカツン・カツン音を立てなら歩いています。
これは、お土産屋さんが貸してくれるもの。
お店にもよりますが、保証料100円払って帰りにお土産を買えば、その保証料を返してくれます。
ボクは、お土産を買う気がないので、借りませんでした。

階段の上に、大門が見えてきました。
この、大門を通ると、そこは聖域なのです。

その、大門を通りすぎてパチリ。
と、そこにべっこう飴を売る5人の売り子さん。
五人百姓と呼ばれ、聖域で唯一商売を許された人達なのです。
って、NHKのブラタモリでやってました。
生で、お目にかかれて、光栄です。



とにかく階段が多い。
体力には、若干の自信のあるボクですが、徐々にきつくなる階段に
「あれ?これって腹ごなし?」
と、「クエッションマーク:?」を、高度が上がるごとに頭の上に増やしながら、きつ~い、きつ~い、階段を上って行くのでした。

こんぴらさんの階段も後半。
旭社が見えてきました。
狭い階段が多い中で、唯一広い階段です。

旭社に到着。
「もう、ここで良いっか。」とも思いました。
ここでお茶を飲んで休憩。
お茶を飲めば、元気も出る。
もう少しだ~!!

御本宮までのラストの階段。
目の前に、長く続く階段を見て気が遠くなりますが・・・。
もう、ここまで来たら、ゴールはもうすぐ。
3月の中旬ですが、汗がジンワリ出てきます。


御本宮に到着。
ここは、いっぱいの人です。
腹ごなしも兼ねておりましたが、その限度を超えとります。
ここは、体力が無いと来ることができません。
ボクが数えたわけではありませんが、階段は785段あるそうよ。
自転車のせいか?はたまた階段のせいか?
太ももがプルプル震えております。


こんぴらさんのある琴平から、丸亀市内に向かいます。
途中で見つけた、ビニールハウスのうどん屋さん。
のぼりの向うに見えるビニールハウスがうどん屋さんです。
地元の人も入っているみたいなので、寄ってくことにしました。

これが、入り口。
不安げに覗くと、中はお店なので、恐る恐る入店です。
中では、おそらく旦那さんと、おそらくその奥さんの二人で切り盛りしています。

ここは、注文を聞いて、麺を入れて、出汁も入れてくれて完成です。
(お金は、食べ終わって食器を返す際に払います。)
それが、これ。
小のかけうどん250円。
麺は、コシがあって美味しい!!
残念なのは、出汁。
カライのです。
できれば、出汁も全部飲んでしまいたいのですが、カラくてギブアップでした。
天かすは、長く出汁に付けていても柔らかくなりません。
ボクは、やわやわになった天かすを、スルッと飲むのが好き。
カリッカリの天かすはイマイチなのです。
ん~。残念。



丸亀市内に入ると、高くそびえる丸山城が目に入ります。
だから、お城の場所は迷いません。

丸亀城のお堀に到着です。
石垣が3層になっています。
要塞のような城構えなのです。

石垣のアップ。
圧倒されます。
さすがに、忍者さんでもここを上るのはシンドイはずです。


急な坂道を、チッタラクッタラ上ること約10分。
天守閣に到着です。
お値段200円で、入城です。

ここが最上階。
狭いのです。
殿様は、ここで生活するわけではないので、ここを使用するのは大ピンチの時。
言わば、非常の際の最終避難場所。
普段は、お堀の横の平地に住んでいるのです。
しか~し、織田信長は別。
安土城の天守閣に住んではったそうです。
本人は良いかもしれませんが、部下が大変。
呼び出されるごとに、山を駆け上がり天守閣の最上階まで行かねばなりません。
体力勝負です。



帰りに振り返って撮った写真。
どう、この威容。
敵の戦意を喪失させるのも城作りの基本。
3段の石垣の上に鎮座する天守を見上げれば、
「こんなの無理。」と思いますもんね。


讃岐うどん、大好き!!
丸亀城、すごい!!
また、来ま~す。