2016年1月1日金曜日

ベトナム2都市とアンコールワットの旅。

2015年12月25日(金曜日)

ベトナムと、カンボジアのアンコールワットを旅行します。
ことの発端は、休日出勤した代わりに12月25日が休みになり10連休になったこと。
阪急トラピックスの「感動のアンコールワットと憧れのベトナム2都市物語7日間」が12月25日出発で内容もバッチリ。
でも、年末の海外旅行なんてアタシャかなり無理して申し込みです。


アンコールワットのボクのベストショット。


まず、関西空港で外貨を購入。
ベトナムとカンボジアでは、アメリカドルが使える。
全行程食事付なので、あまり多くの外貨は不要。
高額紙幣は使いづらいので1ドル札確保に、2つの交換所に行くことにしました。
1階にある和泉池田銀行は、手数料は安いが紙幣は10枚まで。
ここで、1ドル札10枚と10ドル札5枚の計60ドルを購入。
4階の関空直営の交換所では手数料は少し高いが紙幣20枚まで。
そこで1ドル札20枚購入。家内と合わせて計1ドル札60枚、10ドル札15枚の計210ドルを購入して出国検査場に入ります。


出国検査を待つ人。
年末の出国ラッシュが始まっていて出国検査は大混雑です。
9時55分に搭乗口に来るように航空会社の人から言われているので40分前に検査場に入ったのですが、なかなか前に進みません。
前に5~6人となった時に、外国人の出国者と検査官ともめ出して、ボクの列は全く前に進まなくなってしまった。
時刻は10時過ぎで約束の時間を過ぎています。完全にピンチです。
家内が横の列の夫婦に事情を説明して前に入れてもらい、先に出国検査を受けさせてもらいました。
そこから搭乗ゲートまでダッシュ。
搭乗ゲートに着いたのは10時10分。
既に他のお客さんは飛行機の中に入っていて登場ゲートには、添乗員の坂本さんが一人でボクらの搭乗を待っていてくれました。
「すみませ~ん。」
と、謝って飛行機の中に飛び込んだのでした~。

飛行機はベトナム航空331便でハノイに直行です。
10時30分発です。
座席は3列、3列の比較的小型。
テレビも、オンデマンドでなく共用で見るタイプです。

離陸するとすぐに飲物サービスがあり、ボクはスパークリングワインを注文。
お酒に強くないボクは、この一杯で完全に酔っちゃいました。
約5時間半の長いフライト。
読書をしようと難しい本を機内に持ち込みましたが・・・。
酔ってますもの。本なんて全く読む気がしません。

離陸後1時間ほどで昼食です。
和食か洋食を選べるのですが、後部座席のボク達には「洋食オンリー」になってしまった。ハンバーグステーキです。
お味は?? お味は??「ん~。まずくはない・・・。かな?」
まっ、エコノミークラスですからね。贅沢は言えません。
でも、デザートのアップルパイは美味しかった!!

14時5分(日本時間の16時5分)にハノイ到着です。
乗って来たベトナム航空の飛行機をパチリ。
ハノイはあいにくの雨。結構寒いぞ~。(14~16℃くらい。)
「沖縄よりはるか南のベトナムは暑い。」と薄着にしていたボクは寒さに震えました。
南の海沿いに位置するホーチミン市は、雨季と乾季があるだけで年がら年中夏ですが、北に位置するハノイ市には四季があるそうです。


入国検査を済ませて、バスでさっそくハノイ観光。
関空から案内してくれている添乗員の坂本さん。
とっても元気で明るい人です。
現地の案内は、現地人のフォンさんがしてくれます。
(写真はまた後で)


まず向かったのは、孔子廟。
バスから降りる前に、フォンさんから注意が。
「ベトナムでは、ヒッタクリやスリが多いので手荷物に注意してください。過去被害にあった人もいます。」
「リュックサックは前にする方が良い。」とのこと。
(これは、ホーチミン市、カンボジアでも現地のガイドさんが同じ注意をしていました。)
孔子を祭る目的で1070年に建立された廟です。

3年に一度の科挙試験合格者の名前が石碑に刻まれています。
一部名前が削り落とされています。これは役人になって悪いことをした人だそうです。

孔子の像。
「頭を良くしてちょうだい!!」と拝んでおきました。

少し、バスで移動するとホーチミン廟。
1969年に亡くなったホーチミンの遺体が安置されています。
前には、2人の不動の姿勢の白い制服の兵隊さんがいます。
24時間、1時間交代で門番をするそうです。
一方、ラフに立っている左の2人の兵隊は実際の警備係。
手前の黄色い線より中に入るとピピーっと笛を吹いて注意します。

旧市街地の散策です。
途中で立ち寄った教会。
ベトナムは仏教の国。でも本日はクリスマス。
教会にはたくさんの人が来て入ます。(若い人が多いかな?)
イルミネーションがキレイ!!

ハノイ市内は交通量が多いのに、ほとんど信号機が無い。
道路を渡るのがめっちゃ怖いのです。
ガイドのフォンさん(右端の手袋を棒にさしている女性)は、
「バイクや車は、歩行者を避(よ)けてくれます。ただ避ける方向があるので私について来てください。」
と、今まさに道路を渡ろうとしているところ。
走らずゆっくり歩いてバイクや車を見定めるのがコツのよう。
日本人のボク達は、フォンさんについて固まって渡るのでした。
「怖いっす!!」

これは少し前に撮った信号機のある交差点。
青の横断歩道に陣取るバイクは、いち早くダッシュできる態勢。
(ベトナム人に「歩行者優先」というルールは無いのです。)
右端の女の子は、はなっから信号を守る気がない。赤信号なのにスルスルっとこの位置に来て、車の切れ目を狙っています。
ノーヘル(ベトナムのヘルメットは着用義務があります。)に、信号無視。
かわいい女性ですが、これもベトナムなのです。

ハノイ中心地にあるホアンキエム湖。
街の真ん中に大きな湖があります。地元の人のデートスポットらしい。
若い人のカップルや物売りのおばさん達がたくさんいます。

ここも、道路を渡ります。
4車線で、市内中心の交通量がムチャクチャ多い所。
フォンさんが「今から渡りますからね。」と言っているところ。
「無理っす。こんな交通量の多い所絶対無理っす。」
と、完全にビビりっていましたが、フォンさんが上手にバイクや車を避けさせてくれて日本人全員渡り切ったのでした~。
スリル満点!!でも1人じゃ絶対に無理よ。

今夜のお宿はハロン湾。バスで移動しますがハノイから3時間くらいかかっちゃう。
で、1時間半ハノイから走ったレストランで夕食です。

中はこんな感じ。VIET TIEN SON RESTAURANT(ヴィエト ティエン ソン レストラン)

お料理は海鮮お鍋。
各テーブルにお姉さんが付いてくれてお鍋を作ってくれます。

まず飲物はハノイビール。ワンドリンクサービスとのことでタダでした。 飲みやすくって美味しいビールです。

野菜サラダ。酸味の効いたドレッシングで美味しいサラダです。
同じ机の人からも好評でアッちゅう間に無くなりました。

海鮮鍋の出来上がり~!!
中には、魚、イカ、エビ、豆腐、野菜たっぷり。トマト味のような出汁でいただきます。

美味しい!!初日からベトナム料理美味しい!!
同席の人からも好評の声が上がりました。

次に、白ごはんと小エビが入った鍋が出てきました。
「どうやって食べるの?」と声が上がると
お姉さんがよそってくれました。

それがこれ。ご飯はベトナム米のぱさぱさした感じ。
それが、黄色い出汁とよく合う。 美味しいんですが、日本に無い味。なんて言う味か表現が難しいっす。

お鍋の後半。日本ならば締めにうどん。
ベトナムでは、お米から作った麺の「フォー」になる。
コシは無いけど素直な感じでツルツルって食べれる。美味しい!!
ボクは、いっぺんにフォーのファンになりました。

ん~。満足のベトナム料理でした~!!


レストランから1時間半でハロン湾に到着です。
今日のお宿はサイゴン ハロン ホテル。
立派な高級ホテルです。
ホテル到着時刻は22時。日本時間の深夜0時。

部屋も綺麗で広い。
ただ、給湯設備が貧弱らしく、バスタブにお湯をはって入ると2人めは、途中から水になる。
だから、「シャワーにしてください。」とのこと。
良いです。こんな立派なホテルに泊まれるだけでもありがたい。
シャワーを浴びて落ち着くころには午前0時。(日本時間の午前2時)。 横になると、コテンと寝てしまいました。


2015年12月26日(土曜日)

ホテルから見た風景。
ハロン湾沿いに建つホテルなので、良い部屋はハロン湾が見渡せますが安く抑えたツアーの悲しさ、マウント・ビューの部屋です。
でも、地元の民家を見るのも面白い。生活が垣間見れます。

アップで撮るとこんな感じ。
屋根の上にあるステンレス製のタンクには水が入っています。
ベトナムでは水道事情が悪いため断水が1日中続くこともあり、水道水から一旦タンクに入れておきます。
生水を飲むことは絶対禁止。地元の人も必ず沸かして飲みます。
ボク達は、歯磨きもミネラルウオーターでするよう勧められました。
せっかくの旅行も体調を壊しては台無し。そこは慎重かつ安全に徹することにします。
(今回のツアーの全てのホテルに無料のミネラルウオーターが置いてありました。)


ホテルで朝食。
昨夜が遅かったこともあり、本日の出発は10時半。
ゆっくり朝食を取ることができます。

フォーを目の前で作ってくれます。

これがフォー。
あっさりした出汁なので、スダチを絞って入れると酸味が効いて美味しくなります。
ラーメンとは全然違う。うどんとも違う。そうめんに近いかもしれないけれど、それとも違う。 柔らかく、つるつるした麺が美味しいのです。
トッピングは、鶏肉です。(選ぶことができました。)

朝からガッツリ食べるボクは、こんな感じでピックアップしています。
真ん中のフォーは2杯目。トッピングは牛肉を加工しもの。
美味しい!!


本日は結婚披露宴がホテルであるようで、玄関では、ほれこの通りアオザイを着た綺麗な女性がお出迎えです。
ガイドのフォンさんによると、ベトナムでは、結婚披露宴に多いときには7~800人を呼ぶらしい。
だから、結婚披露宴をホテルで挙げるのはお金持ちだそうよ。


本日午前中はハロン湾沿いの繁華街ホンガイ地区の観光です。

まず向かったのは龍天寺。
ベトナムの多くの人は仏教徒。
このお寺にも、熱心にお祈りする地元の人もおられました。
お祈りする際には、仏さまに自分の名前・生年月日・住所・今日の日付(旧暦で)を言うのがルールだそうです。

中はこんな感じ。
柱に漢字がいっぱい書かれていますが、ほとんどのベトナム人は漢字は読めないそうです。

お供え用の(偽の)100ドル札があり、お供えが終わると燃やすのが習慣だそうです。
ガイドのフォンさんの知り合いで、アメリカに住む知人の為に、お供え用の100ドル札をアメリカにもって行き、それが通関で偽札として大問題になった事があると笑いながら教えてくれました。

次に向かったのは、ハロン市場。龍天寺からすぐ近く。
ここは、地元の人が集まる本当の市場。観光客向けの市場とは違います。 活気があって、面白い!!
花屋さん。奥の寒そうに青いダウンを着た人が店の人。
ベトナムの売店の人は客に無関心。
「買いたいなら言ってね。」って感じ。
そのかわり買う気もないのに店をジロジロ見て写真を撮ってもいやな顔をしません。

バナナ屋さん。ベトナムでは南部は年がら年中バナナが取れる。
これは、完熟バナナではなく青いバナナです。
ガイドのフォンさんが、バスの中でくれたベトナムバナナは完熟で美味しかったです。

野菜屋さん。

魚屋さん。

イカ屋さんがあったりします。
ハロン湾から上がってそのまま市場に並ぶそうで、新鮮そのもの。
美味しそう。

お昼からは、 世界遺産ハロン湾に一泊二日のクルージングです。
ハロン湾は静かな海面に2000以上の奇岩がそそり立つ風光明媚な景観で「海の桂林」と言われています。
この船で出航。ええやないですか。
泊りのクルージングなんて生まれて初めてです。

お部屋はこんな感じ。
大きい窓で海全開。ええやないですか。

部屋で少しくつろいでから、船内のレストランでお昼ご飯。
クルージングしながらの昼食です。
まずはビール。
右側はハロンビール。左は333(バー・バー・バー)ビール。
ハロンビールは、少々ニガめ。家内はお気に入り。
333ビールは、飲みやすい普通の味。ボクはこちらが良い。
お値段それぞれ3ドル。料金は部屋づけで下船の際に精算します。

コクのある暖かいスープの後にでたのがこれ。
生春巻き(4人分です)。となりのタレをかけて食べます。
持っちりのライスペーパーで包んだ春巻きは美味しい。

次に出てきたのは、シュリンプ(小エビ)。
真ん中の野菜はキュウリ。
一本のキュウリを包丁さばきで花のように見せて入ます。

ガイドのフォンさんが、「ちょうど、今、後ろに オンドリ、メンドリの岩が見えます。」 と教えてくれたのがこれ。
ガイドブックには「闘鶏岩」と書かれています。
食事を中断して、全員甲板に出て写真タイムです。
ハロン湾には、他にも像や犬など奇岩がいっぱいあるのです。

席に戻って食事再開。
チャーハンにカレーをかけてのカレーライス。
とろみの無い、しゃぼしゃぼのカレーです。

カレーが自己主張をせずに、チャーハンの味を引き立てます。
グッドな味です。

次に出てきたのは、お魚料理。
醤油味か?と思うくらいの日本的な味付け。
ここをベトナムとは感じさせない味です。
他に、野菜の煮つけ、デザートと出てきた満腹で満足な昼食でした。


食後はゆっくりクルージングで、ハロン湾の風景を楽しみます。
部屋からも、海が十分見えるのですが、家内に誘われて最上階の3階デッキで風景を楽しみました。

3時に小型船に乗り換えて水上生活者のいる湾の見学です。

さらに、手漕ぎのボートに乗り換えて湾の中を一周します。
一艘に6人乗ります。


最後の1艘になったボク達の船にはガイドのフォンさんが同乗。
雨が降ってきたので皆がかぶっている笠を船頭さんが貸してくれました。円錐型の笠は女性用。フォンさんの横にある山高帽みたいな笠は男性用です。
他の船に乗った人達は、船頭さんが日本語がしゃべれないので、モクモクと静かな湾の中を進むだけ。
でも、ボクたちの船にはフォンさんがいる。
話は、はずむし質問には答えてくれるしで、ラッキーでした。
残りものには福があったのでした。

水上生活者の家。4~5軒が連なった家が点在しています。
子供が学校に行き出すと不便なため陸上に家を移す人が多く、最近は水上生活する人が減っているそうです。

手漕ぎの船は、静かに湾の中を進みます。
艪のきしむ音と、船が水を切る音だけが聞こえて心が落ち着きます。
約45分の小舟のクルージング。楽しかった~。

5時から、春巻きの料理体験。料理人が中身を説明しながら春巻きの具を作ってくれます。

具が出来れば、参加者が巻く体験をするのですが、料理人が見本に2つ作ってくれます。
お皿の上に、ライスペパーを広げて形を整えて巻いていきます。
食べる為に参加したボクは、見るだけの人に徹していました。

巻終わった春巻きは係の人が揚げてくれて、「はい、出来上がり。」
むちゃ~くちゃ、美味しい!!
今まで食べた春巻きの中でも、きっと一番。
もっと食べたかったですが、見ていただけのボクにはお代わりをお願いする勇気がありませんでした。
残念。

体験春巻きの余韻が消えて入ませんが、6時から夕食です。

スープ、野菜と出た後に急に電気が消えて、音楽がなりだしました。
シェフやウェイターさん達が、ハロウィーンのようは料理を手に持って各テーブルに行きます。

それが、これ。

で、電気がつくと、これ。肉を揚げた料理が串刺しにされています。
料理の味より、演出にビックリしました。

次に出てきたのは、ベトナムバーベキュー。
イカ、エビ、ナスが美味しく焼きあがっています。

その裏側には、イカを練って揚げた料理。
さつま揚げみたいな感じで、これも美味しい。

メインディッシュの鶏肉。
既にお腹はいっぱいになっていたので、このボリュームを見た他の人から「無理~。」と声が出るほど。
ほとんどの人が残す中、ボク一人完食。
周りから「すご~い!!」と拍手がわいちゃいました。
「ヤー・ヤー・ヤー。」
と、拍手に応えるボクです。まっ、これくらいしか拍手してもう事ないですけど・・・。

家内が食後に注文したコーヒー。
上に乗せたステンレスの器から、コーヒーがポタリポタリと落ちてきます。
それを、練乳をタッ~プリ入れて戴きます。
家内によると、練乳を入れることでコーヒーのコクが増すそうです。
コーヒーのくせに、ビールと同じ3ドルもしちゃう。 たかい!!
ベトナムは、ブラジルに次ぐコーヒー生産国で味も良いらしい。
コーヒーの飲めないボクには、全く興味がありません。あしからず。


2015年12月27日(日曜日)

朝の6時15分から太極拳の講習がありました。
先生は、船員さん。
じっくり30分太極拳をして体をほぐして今日一日元気に過ごせそうです。

7時から朝食。
朝食は、バイキング。
奥の女性は、この船のシェフ。女性のシェフです。
料理は、バッチリ。腕の良いシェフです。

フォーを船員さんが作ってくれます。
フォーの大ファンになったボクはこれは外せない。

これが、船内で味わうフォー。
美味しい!!

朝食が終わると、再度小型の船に乗ってスンソット洞窟の探検です。
スンソットとは、ベトナム語で「驚いた!!」という意味です。

洞窟のある島の波止場では船上マーケットのお店が来て入ます。
本物の船上のお店。ボクは初めて見ました。

洞窟の見学に上り下りの全階段数は500段。
まずは急な階段を上って山の中腹まで登ります。
洞窟の入り口から見たハロン湾。


中はこんな感じ。ポイントはライトアップされています。

ここも「これ見て。」と綺麗にライトアップされています。
距離は、山口県の秋吉台の方が上。
でも、広さはこっちの方が広いと思いますよ。

帰りの波止場で見つけた船上のお店。
このお店は、シャコを売っているお店。
かごの中に、活きたシャコが泳いでいます。

少し早いですが、10時から船内で昼食。(ブランチとのこと)。
スープは、グリーンピース。
コクのある美味しいスープです。

次に出てきてのは、これ。タロイモの空揚げです。

中身はこんな感じ。甘くっておやつみたいです。


焼きそば。
味は薄味。日本の焼きそばのようにソース味ではなく麺の味を楽しむ感じ。
なかなか美味しく戴きました。

イカの野菜炒め。

魚の野菜炒め。

11時過ぎに楽しかったクルージングも終わり。

下船してバスで移動です。

バスの中で、ガイドのフォンさんが、自分で撮ったビックリ写真を見せてくれました。
フォンさんよると、「ベトナムは日本では、ありえない事がありえる国。」だそうです。
バスのテレビ画面を、バスの運転中に撮った為、画面の悪さはお許しあれ。

ベトナムでは、バイクで何でも運ぶらしい。
フォンさんは、大型の冷蔵庫をバイクで運ぶのを見たことがあるそうです。(写真は無し)

まずはこれ。あふれんばかりの野菜を運んでいます。
後ろのお母さんは、野菜にしがみついて乗っている状態です。
このまま市場に行って野菜を卸しているいる人らしい。

フォンさん:「生きた牛をバイクで運べると思います?」
全員:「そんな・・・。」

と見せてくれたのがこれ。
運転席の前に人を乗せて、後ろの荷台に生きた牛を運んでいます。

フォンさん:「生きた豚なら、何匹運べると思います?」
全員:「え~?1匹じゃないの?」

と見せてもらったのがこの写真。
フォンさん:5匹です。
全員ビックリでした。


ハノイ空港で、ガイドのフォンさんとお別れ。
17時55分発ベトナム航空255便でホーチミンまで移動します。

ホーチミン空港には20時半頃に到着。
現地のガイドのリュウさん(男性)が迎えてくれました。
ホーチミン空港は夜なのにムッとする暑さ。
これは、ハノイとは違います。

夕食は、ベトナム風フレンチのお店「ル・コルドンブルー」
機内食は軽食が出たのでそんなにお腹は空いていない上に、飛行機が遅れて21時近くになっておりあまり食欲はない。
食事を残す人も多く、遅れてきたうえに、せっかく料理を残すなんて、お店の人に悪い気がしました。
せっかくなので一部をご紹介。
野菜。

メインディッシュのカニグラタン。

さすがに、ボクは残さず食べましたが、「わ~。美味しい。」との感動はなく、お店の人ごめんなさい。


ホテルはエクアトリアル。

ホテルのロビーの雪だるま。
可愛いのでパチリ。

ここも、すごく良いホテル。Aランクです。

ホテルの部屋。
落ち着いた雰囲気です。

2015年12月28日(月曜日)

朝6時前に起きましたが部屋から見るとホテルの薄暗いプールで3人ほど泳いでいます。
「えっ?12月にプール?しかも早朝に。」
そう、ここはホーチミン。ハノイとは違います。ましてや日本とは全然違います。年がら年中真夏なのです。

朝食は、朝6時半から
ここのホテルはとっても綺麗。朝食会場もこの通り。

フルーツ・コーナ。
向うからスイカ、ドラゴンフルーツ、パパイア。

はい。お約束のフォー。ここも、目の前でフォーを作ってくれます。
お味は、グッド。

ピックアップした料理。

パンコーナー。
菓子パンが多くありました。デザートにグッドです。


ホテルからバスでミトーへ。メコン川クルージングです。

朝8時にバスでホテルを出発。
いや、暑い。真夏の日差しです。(お昼は32度になるらしい。)
日焼け止めを塗って、汗拭き用にタオルを首にまいて出発です。
ホーチミン市内の通勤バイク。
ホーチミン市は、首都のハノイより人口の多い800万人。(ハノイ市は700万人。)
バイクの数が、ハノイより多い。(気がします。)

ホーチミン市内からバスで1時間半ほどでメコン川のあるミトーという町に到着です。

船でメコン川を渡り、中州にあるタイソン島に向かいます。
参加者全員は暑さと、日射の対策して船に乗り込んでいます。
昨日、ハノイではダウンを着こんでた人もここでは真夏の服装です。

船に乗って、メコン川をパチリ。
今は橋ができて、タイソン島との交通は楽になったそうです。
川の水は、ずっとこんなふうに濁っているそうです。
昔は、この水をろ過して飲料水にしていたとか。


タイソン島には、お土産屋さんがいっぱい。でも、お気にいりは、ハチミツ。
タイソン島では、養蜂が盛んなのです。

お店では、ハチミツの試飲ができます。
お姉さんが、ハチミツのお湯割りを作ってくれます。
500ml表示(でも絶対に350ml)のペットボトル6本で3000円。(日本札が使えました。)
ハチミツ大好きな家内が「安い!!」と言って購入。
これが、3000円。(我が家で写しました。)
泡が立っているのは、自宅までの移動中の揺れが原因です。


ガイドのリュウさんと、ハチミツのお湯割りを作ってくれたお姉さんとが大きなニシキヘビを抱えて来ました。
ツアー参加の数人の女性は、「キャー」と声をあげて避難。
本物のニシキヘビを首にかけてもらい、お姉さんと記念撮影です。
重さ約13kgあるそうよ。(結構重く感じます。)
触ると、モニョ、モニョした感じ。
笑っていますが、完全にひきつった顔のボクです。


メコン川で有名な、エレファント・フィッシュ。
像の耳に形が似ているのでその名がついたとか。
お昼ご飯には、エレファント・フィッシュを食べます。
ツアーの男性が触ろうとすると、ガイドさんが大声で
「あっ~!!触っちゃダメ!!噛まれます。」
ニシキヘビの時は、「触って、触って。」と言っていたガイドさんがです。
どうやらこの魚、ニシキヘビより凶暴なようです。

次に向かったのは、フルーツの試食コーナー。
フルーツの説明をするガイドのリュウさん。

試食している間に、綺麗なお姉さんたちが、順番に歌を歌ってくれます。

フルーツの試食の後は、小舟に乗ってメコン川クルーズです。
指を絶対に船の外に出さないように注意されました。
狭い川の為、船と船がぶつかるので、その際に指を船の外に出していると指の切断の恐れがあるそうです。

こんな狭い川を下って行きます。ジャングルの雰囲気満点です。

小舟の最終地点には、乗って来た船が待っててくれていてこれで、タイソン島の観光は終了になります。


お昼ご飯は、TRUNG LUONG RESTRUNT(トラング ルング レストラン) ミトーの地方料理が戴けます。

これが、タイソン島でツアーの男の人が噛まれそうになったエレファント・フィッシュ。
凶暴な魚です。 食っちゃいます。
(同じ魚じゃありませんよ。あっちは観賞用でした。)

それをお店の人がさばいてくれます。

魚の身を野菜やフォー麺と一緒にライスペーパーで巻きます。

はい、出来上がり。
タレを付けて、生春巻きのように食べます。
あっさりした白身の魚で、ボクの周りの人は全員好評でした。



ホーチミン市にバスで戻りホーチミン市内観光です。

統一会堂。
南北ベトナムに別れていた時に、南ベトナムの大統領官邸。
1975年北ベトナム軍がここに突入してベトナム戦争が終結したのです。

統一会堂2階から撮った写真。


サイゴン大教会。
19世紀に建てられた赤煉瓦の教会です。


中央郵便局。 19世紀のフランス統治地代に建てられた建物で、な~んか駅みたい。

中はこんな感じ。観光客もいっぱいいます。
中央の机で、日本語ではがきを書いている女性がいました。
絵葉書を、外国からもらうと嬉しいですもんね。

サイゴン大教会から、ドンコイ通りが見えたので写した写真。
ハンパなしの車が入っていきます。
ホーチミン最後の観光として、立ち寄りました。

中はこんな感じ。ホーチミン随一のショッピングストリートです。
百貨店やお土産屋さん、レストランが並びます。
買い物が好きでないボクは、プラプラ歩いて時間をつぶします。
買い物の好きな家内は、「それでは自由行動で。」と、あっさりボクを見捨てて、どっかに行っちゃいました。

フォーの屋台。大勢の人が買いに来ています。
薄いプラスチックの入れ物にフォーを入れて蓋をしてビニール袋にいれてテイクアウトしています。
まだ、フォーを食べたいボクは未練たらたら。
「食べたいな~。でも、屋台の食べ物は衛生上の問題でやめとくように言われてたしな~。」
と、遠くで見守るのでした~。


ホーチミン空港に向かいます。
信号待ちの車とバイクをパチリ。ご覧の通り、ほとんどがバイク。
車の数を増やしたくないベトナム政府は、車の税金を高くしている。
ベトナムで売られている日本車の価格は日本の約3倍の値段。
(写真の左端の黒い車はカムリ。ベトナムでは800~900万円するそうよ。平均賃金が4~5万円のベトナム人にとって、カムリを買える人は超お金持ちなのです。)

本日で、ベトナム観光は終了。 次はカンボジア観光です。
カンボジアに入るにはビザが必要。(お値段4500円)
入国の際に取れるけれど、スムーズに入国するために阪急トラピックスでは事前にビザの取得するように言っています。
阪急トラピックスに依頼しても取ってくれますが手数料1万円。
我が家では、どうせ暇にしているので(あっ、ごめんなさ~い。)、家内が取りに行きました。

いよいよ、感動のアンコールワット。
夜にホーチミン空港より、カンボジアのシェムリアップ空港に向かいます。

ベトナム航空815便
ホーチミン空港から、約1時間で到着です。
国際便なのに機内食は無し。ミネラルウォーターのペットボトル一本だけです。

ガイドのソティさん(男性)がお出迎え。
カンボジア人ですが上手な日本語を使います。
ホテルは「エンプレス アンコールホテル」
「カンボジアだから、ホテルは厳しいかも・・・。」と、心配していましたがとんでもない。
とっても、ステキなホテルです。

部屋はこんな感じ。
豪華なホテルです。


夕食は、ルームサービスでクイティウ麺。
部屋までボーイさんが持ってきてくれました。
中には、ハルサメのような細い面が入っています。
美味しそう!!

薬味の味噌だれのようなものを、全部乗せて食べてみると、「カ~!!」メチャクチャ辛い。
慌てて、取り出しましたが既にいくらかは出汁に溶け込んでいます。
食べながら涙がでてくるし咳き込んでしまうしで、もう大変。
辛いけれども美味しいので全部食べましたが、食べ終わった後もしばらく口の中が燃えていました。


2015年12月29日(火曜日)

ホテルの朝食は朝5時半からOKですが、ボクらは6時過ぎにレストランに入りました。

昨晩食べて美味しかったクイティウ麺を朝食でも戴きます。
お姉さんが愛想よく麺をゆでてくれました。
手前の白い大きい皿に入った春雨みたいな麺をゆでます。


これが薬味のコーナー。左手前の味噌だれのような赤い薬味は入れすぎに注意。
また、口の中が火事になっちゃいます。でも、少し入れると美味しい。スダチひと絞りも。
残りの薬味は、訳が分からないので怖くて手が出ません。


こんな感じで、一回目のピックアップ終わり。美味しい朝食でした。


食後8時ホテル出発。バスでアンコール遺跡群観光です。

まず向かったのは、アンコール遺跡群を見る為のパスの購入。
写真を撮ってもらい、そのパスに印刷されたものが有効になります。
先頭の人が係りの人と向き合っていますが、今、顔写真の撮影中。
7日間有効パスで40USドル。5分くらいでできます。
遺跡の前では係の人がパスをチェックしますので、無くすと入れなくなります。


遺跡群は、大型バスでは走れないのでワゴン車に乗り換えて遺跡を巡ります。
プラサット・クラバン。
900年代建築のヒンドゥー教寺院。台の上に5つのレンガ造りの塔が建っています。
5つとも、ツンツン尖った塔だったのですが中央の塔以外は壊れているのです。

中央塔の内部。
ヒンドゥー教の神様のレリーフがあります。


そのまま上を見ると、こんな感じ。

ここでちょっとしたアクシデントが・・・。
ベトナムで買った笠をかぶって遺跡に入ろうとするとツアーの参加者に対して係員が何か注意している。
ガイドのソティさんが係員に理由を聞くと、
「あの係員はベトナムが嫌いなのでベトナムの笠を脱げと言っている。」 とのこと。
ベトナムとカンボジアは戦争したのでベトナムを嫌うカンボジア人が多いそうです。
そういえば、ベトナムでは当たり前のように見た笠をかぶる人は、カンボジアでは一人もいません。


スラスラン。
ため池のようですが、これは王様の為の沐浴場。(人工の浅い池)
ガイドのソティさんは「世界一広い露天風呂でしょ?」と言っていました。
とっても暑いカンボジアでは、お湯に入らなくても、水の沐浴で十分。
そういえば、さっきからメッチャ暑い。
クーラーの効いた車の外に出ると汗が噴き出します。まさに真夏の暑さです。

バンテアイ・スレイ
これも900年代に建設されたヒンドゥー教寺院跡。
アンコール朝の衰退に伴い忘れ去られ、1914年にフランスにより再発見されたそうです。

規模は小さいけれどの、建物全体に精巧な彫刻が彫られています。

入り口の門の上の彫刻がビッシリ。

アップで撮るとこんな感じ。

屋根も、こんな感じ。彫刻がビシーッと施されています。

ここで有名なのは、「東洋のモナリザ」と呼ばれるデヴァター像。
奥の塔の入り口右にあります。
ガイドさんの話を聞き洩らしたツアー参加の男性が
「どこにあるの?」と聞いてきたので、
「あの塔の入り口の右らしいですよ。」と答えると、
「遠いな~。」とのこと。そりゃ~そうだ。

で、引き延ばしたのがこの写真。中央の女性が「東洋のモナリザ」さんです。

遺跡の周りは田園風景。住宅は高床式。(その方が涼しらしい。)
手前は草原のようですが、田んぼです。
稲刈りは、日本と違いカンボジアは穂の部分だけカットして残った稲で草原のようになります。
それが牛のエサになり、その牛のフンが土地の肥料になるそうです。
でも、どの牛も痩せてます。農村もベトナムと比べても貧しい感じ。
内戦で、国力を落としたカンボジアはまだまだ貧しい国なのです。

昼食後、ホテルに戻って約1時間半休憩。
明日も、お昼に休憩がある。
カンボジアは、昼に長い休憩をとる習慣があるらしい。
12月というのにこの暑さ。
3月~5月は40℃を超えることも。(5月~10月は雨期)
そりゃまぁ、こんなに暑いんですもん。昼は休憩しなければ体がもちませんわな。


14時半 ホテルから出発。
いよいよアンコールワットの見学です。
アンコールは、「町、都城」、ワットは「寺院」という意味です。
あくまで寺院なので、はでに肌が露出した女性の服はNG。
また、物乞いの子供にキャンディーや、お金をあげるのもNGです。
味をしめた子供は、大人になっても働かなくなるので、
「かわいそうと思うなら、何もあげるな。」とのことです。
心が痛みますが、あげてはいけないのです。

環濠にかかる西参道。
右側は修復が終わっているので綺麗な道。
一方左側は修復が行われていません。
正面の建物は西塔門。

もともとこの西参道の両脇には、蛇をイメージした欄干がありました。

引いて写すとこの通り。
途中で欄干が壊れているのです。
昔はこの欄干が参道の両側に建っていたんですね~。


西塔門をくぐります。

柱の穴は、銃弾の跡。
カンボジアは、長く内戦があったので遺跡にも多くの傷跡を残しているのです。

西塔門をくぐると、アンコールワットの塔が見えてきます。

塔に向かう道には、欄干が残っています。
この欄干は蛇をイメージしたもの。カンボジアのシンボルは蛇なのです。

その先端は、7つの顔を持つ蛇なのです。(写真は1つが壊れて6つの顔しかありません)

これは、泊まっていたホテルにあった像。
向きも違いますしデザインも違いますが、大体はこんな感じの7つの顔を持つ蛇かと思います。


ガイドさんが教えてくれた写真のベストポイントでパチリ。
聖池に、アンコールワットに塔が逆さ富士のように映ります。

もっと近づいてパチリ。
手前に見えるのが、第1回廊。

第1回廊のアップ。

回廊には、いっぱいのレリーフが彫ってあります。

アシュラのレリーフ。

第2回廊を抜けてあれに見えるは第3回廊。
登ることができますが、危険な為、阪急トラピックスではコースに入れていません。
いいんじゃないですか。

この階段で上に登る?ではなく、今は危険な為進入禁止です。

今は、この階段を使用します。登るためにすごーく長い行列ができていました。
人が多く登りすぎたため、登りの階段は閉鎖しているみたいです。


第2回廊の外側にはこんなレリーフが彫ってあります。
誰一人として、同じ人はいないそうです。

帰り道。これも第1回廊のレリーフ。
みんなで引っ張っているのは蛇。蛇の綱引きなのです。

これが蛇の綱引きの反対側。
どっちも、ガンバレー!!


夕方は、夕日を見る為にプレループ遺跡に行きます。

遺跡の上では、み~んな、夕日を待っているのです。

ジャングルに沈むプレループ遺跡から見る夕日。
「ロマンチックな夕日ですな~。」と、感傷に浸る間もなくみんな大急ぎでプレループ遺跡から下りて行きます。
地平線に夕日が沈んだ後はすぐに薄暗くなるので、電気の無い遺跡は足元が危険になるのです。


夕食は、アマゾン アンコール レストラン。
カンボジアの古典舞踊アプサラダンスのディナーショーです。
バイキング形式の料理を食べながら、古典舞踊アプサラダンスを見ます。
この指の曲がり具合を見て!4歳ぐらいから練習を始めるそうよ。
「それくらい曲がるやろ。」と思って真似をしましたが、絶対無理です。

ボクのディナーショーの席は、真ん中の席のしかも最前列。これ以上良い席はありません。ラッキー!!
唯一邪魔になるのは、ボクの前に座った家内だけ。
でも、これはしょうがない。怖くて「どけろ。」とは言えません。

家内は、かぶりつきで見れて大感動。「良かった。良かった。」と連呼。
この後、ダンサーと記念写真が撮れるので、家内はダッシュで舞台に上がって行くのでした。


2015年12月30日(水曜日)

早朝の5時半にホテルを出発して、朝日のアンコールワット鑑賞です。
アンコールワットに着いた時は真っ暗け。
でも、いっぱいの人がアンコールワットの朝日を待ちます。

待つこと約20分かなり明るくなってきました。

6時半に朝陽が上りだしました。
まぶしい!!カンボジアの朝陽は上れば全開。強烈な日光が注ぎます。


ホテルに帰って朝食。 昨日と同じメニューなのですが・・。
こんな感じ。
クイティウ麺のコーナーに、今日はラーメンの麺のような麺が置いてあったのでそちらをリクエスト。
(家内は、春雨みたいな麺。)
昔食べた薄味のラーメンのよう。懐かしい味で美味しかった!!

今日は、ホテルのチェックアウトや、帰国に向けての荷物のパックもあるのであわただしい。
食事を早く切り上げて席を立つ人多数です。

ホテルのロビーでは、民族楽器を演奏する綺麗なお姉さんがいたのでパチリ。
大正琴のような固い音がしまが、綺麗な音楽です。
こちらを見ていますが、演奏はやめていない。
手元を見なくても演奏できるプロの技です。




本日はアンコールトム観光。
12~13世紀につくられたアンコール王朝最後の都市跡がアンコールトムです。
昨日のアンコールワットのおまけ気分で観光に出かけましたが、なかなかのものです。

まずは南大門。四方向に仏像の顔がある高さ23mもある大門です
橋の両側の石像がすごい。
破壊されたり首を取られた石像もあり、ヒンドゥー教と仏教の宗教戦争の影響でこうなったそうです。



次に、バイヨン寺院。塔に人の顔がいっぱい作ってあります。
アンジェリーナ・ジョリーの映画「ツゥームレーダー」の撮影でも、ここが使われました。

っと、そこへ象で観光している人に遭遇。
象を動物園以外で見たのは初めて。
歩くのはや!!あっという間に通りすぎていきました。

壁には戦争のレリーフが彫ってあります。
こちらは、髪の長いチーム。


こちらは、髪の短いチーム。

戦争のレリーフの下は、庶民の生活が描かれています。
この絵は、イノシシ(?)を狙っている人の後ろに、その人を狙う獣が描かれています。


柱には、昨日見たアプサラダンスの絵が描かれています。
もしかして、これはトップレス?
本当のアプサラダンスは、トップレスで踊るの?
「ほな、そのまま再現してくれんとあかんわ。」
と、関西のおじさんは思うのでした。

上に登って、ガイドさんが勧めてくれたポイントでパチリ。
ここから見ると、顔が3つ映るのです。


ガイドさんいわく、この顔が絵葉書にも登場するくらい有名らしい。
道理で、顔の前には人だかりができています。
この笑顔は、クメールのほほ笑みといわれているそうです。



バプーオン
ここは、登らずに見るだけです。

ピミアミナス。
11世紀に建立された宮殿。
傷みがひどい為か、入場不可です。


像のテラス
王が閲兵の時に使用したところ。


タ・ケウ
ここは、車から降りて、外からの見学だけです。


タ・プロム寺院。
ここの遺跡は、発見当時の景観を保存する方針であえて必要最低限の修復しかしていないのです。
綺麗に修復しているより、ここの遺跡の方が迫力があります。

手前の回廊は崩れてしまっています。

木の根っこで遺跡が覆われています。
ガイドさんによると実際には木の根っこで遺跡が崩れずにすんでいるそうです。

他にもこんな木も。

看板に写真があったのでパチリ。
左が修復前、右が修復後。
必要最低限の修復はしているのです。


お昼ご飯はタイスキ。
お鍋料理です。

お店の人が作ってくれます。

出来上がり。

おじやもしてくれます。
なかなか美味しい。日本で食べるおじやと変わりません。

お店を出る時に、お店の人が見送ってくれます。
カンボジアの人は、このように手を合わせてお辞儀をして見送ります。
な~んか、神様になった気分です。


一旦ホテルに入って一旦休憩。

アプサラ遺跡保存局。
ここは、遺跡の石像が盗難や破壊される事から守るために保管、修復等をしています。


ここで、本物のお坊さんが、御経を唱えてくれます。
まずは、仏像にハスの花と、線香を供えます。

この仏像も、遺跡から移動させてきた古い本物の仏像。
800年以上前に作られた仏像です。日本なら間違いなく国宝級。
本物のお坊さんが御経を唱えてくれるのですが、花びらを撒かれたり、水をかけられたりと大変。
参加者全員怒りもせずに頭を下げ続けるのでした~!! そこは、やっぱり仏教の影響の強い日本人ですからね。ありがたいお経でした。

右から2番目の石像は造りかけの仏像。
下半身が未完成です。

7つの顔を持つ蛇の石像もたくさん保管されています。

カンボジアでは、現在、国立の博物館を建設中。
ここに、展示してあった貴重な石像を既に博物館に移動したそうです。
ここアプサラ遺跡保存局は、展示場というよりは研究所って感じ。
博物館で展示して、入館料でガッポリ稼いで国を豊かにしてください。


3時から市内の中心地にあるオールドマーケット見学です。
おとなしい印象のカンボジア人ですが、さすがにここは活気があります。

約150m四方のワン・オンブロックにお店が密集する市場です。

魚屋さん。

果物屋さん。
リンゴの横のうず高く盛られたピンクの果物は、ドラゴンフルーツ。
ホテルで何度も出てきましたが、切れば白い果肉に黒ごまのような種が入っています。

宝石屋。
ここは観光客ねらい。特に日本人狙いの店。
だって日本語で書かれていますもの。
でも、本物かどうか怪しいんだって。

ここでも、買い物に興味のないボクは手持ちぶたさ。
また、家内に見捨てられて一人です。
仕方ないので、道路を走るバイクを写真でパチリ。
カンボジアも移動はバイクが多い。
カンボジアではベトナムより安全運転のようです。

カンボジアで目立ったのは、後ろ座席に座った女性がひざをそろえて乗ること。
日本も、昔はこんな乗り方をする人がいましたが、今は道路交通法違反になる。
カンボジアでは、OKみたいですが不安定で危ないっすよ~。


買い物の好きな家内が、ニコニコしながらオールドマーケットから戻ってきました。
何でも、「値切り倒して買ってきた。」そうです。
家に帰って家内が着ているズボンがそれ。お店の人は「1着15ドル。」と提示。交渉の結果・・・。

この2着合わせて、3着11ドル(約1,350円)で決着。
(とっても動きやすくて良いらしい。家内はとってもお気に入りです。)
他に、Tシャツ2ドル、刺しゅう入りのブラウス3ドルで購入。
「良い買い物ができた。」と、家内はニコニコでした。


カンボジア観光も今日で終わり、帰国します。
最後の夕食は
シンタマニホテルで創作クメール料理です。
ツアーの参加者も初日こそ、ぎこちない感じでしたがだんだん仲良くなります。
夕食で同席した方と、大笑いしながら楽しい食事ができました。
ツアーの旅行も良いもんですね。


夕食後はシェムリアップ空港からホーチミン空港経由で関西空港まで帰ります。
シェムリアップ空港で見つけたザルで作ったクリスマスツリー。

2015年12月31日(木曜日)

朝の4時頃に起こされて朝食が配られます。
洋食と和食が選べますが、ボクは洋食を注文。
お味は?お味は? ん~ん。 厳しいものがあります。

朝7時11分関西空港着で今回の旅行は終了です。
いや~。内容の濃い1週間でした。
きっと、一生の思い出になります。
本当に、楽しかった~!!
今回の旅行で、分不相応にお金を使い過ぎたので明日からはまた倹約生活。
ケチにケチを重ねて・・・・。
ほんで、また、パッーっと使いますわ。

ほな、シャイなら~!!