2010年11月6日土曜日

琵琶湖1周。近江路をゆく!!

2010年11月2日
今回の自転車旅行は、私より8歳年上の会社の同僚と2人旅行です。
昨年、私の影響で、ロードレーサーを買い、その時から「いつか琵琶湖1周」を約束していました。
相方は、初めての自転車旅行。
琵琶湖1周、はたして完走できますやら。
奈良県に住む私は近鉄電車で京都を目指します。
京都線は混むのよね。
人の迷惑にならないように、車両の増結部の運転席に自転車を置きました。
これで安心して京都まで寝ていられます。

JR大津駅に朝7時41分到着。
京都駅から大津駅までが最大のピンチ!!今日は平日。
通勤時間帯にかかってしまった。
電車の中は、これからお仕事の人でいっぱいです。
体は、フクロウのぽぽちゃんのように、小さく、細~くした・・・つもり。
しかし、輪行バックと背負ったリュックは、どうしようもありません。
「そんな、睨まんでも、わかってますって。あんたらは、これからお仕事。わたしゃ遊びです。完敗!!完敗!!」
湖西線は、空いていたので、次回からはJR大津京駅にします。(大津駅と2kmくらいしか離れていません)

今回、自転車は新車どぅえ~す。
今まで乗っていた、2009年式のGT社GTR4を東京に住む長男が高く買ってくれました。
昨年、稚内、留萌間を海風に吹かれっ放しで走り、塩まみれ。その後のメンテも悪かったので、
「サビが出ていますが良いですか?」と私。
「マンションの駐輪所に新車は置きたくないので構わない。」と長男。
やった~!!パパ新車!!
10月にアサヒ自転車のネットで、2010年式GT社GTR4を30%引きの約6万円で購入。
高く売って安く買う。「売り手よし、買い手よし、世間よし。」三方よしは近江商人の理念です。

午前8時過ぎにJR大津駅を出発。
琵琶湖に向かって走ると大津港に到着しました。
公園になっており、ここから時計と反対回りに琵琶湖沿いを走ります。
天気は曇天。滋賀県北部は夕方から雨の予報。
なんとか、お天気もってちょうだい。
日頃の行いの悪い私は、不安でいっぱいです。

草津を抜けてしばらく走ると琵琶湖大橋が見えてきます。大津からの距離27kmです。気温は15℃くらい。
寒くもなく、暑くもなく、雨さえ降らなければ絶好のサイクリング日和です。
夏の暑っつい日は、熱中症が怖くて、自転車に近づいていません。
秋は自転車シーズンの幕開けなのです。

琵琶湖大橋には歩道があり、自転車だと無料で渡れます。ちなみに、原付は20円。(やすっ!!)
橋の向こうは堅田(かたた)。
「このまま、橋を渡って堅田に行き、大津に向かう、”琵琶湖ミニ周遊”もありやで?」と、私の弱い心がささやきます。
相方を見ると、走る気マンマン。「いくで~。」と相方。
「ふぁ~い。ついていきま~す。ちゃんと琵琶湖1周しま~す。」

近江八幡。
自転車道は国道から離れ、牛舎のある田舎道を快適に走ります。
前を行くのは、相方さん。還暦過ぎて1年あまり。元気です。
時速25kmくらいで、すっ飛ばしていきます。
気を抜くと、「待っちくれ~。」と、立ち漕ぎして、追っかける羽目に。

近江八幡を抜けて三津野町あたり。
湖岸は砂浜で、松林が続きます。まるで海沿いを走っているようです。

同じく三津野町あたり。
湖岸を気持ち良く走れます。

12時半頃に彦根に到着。ここまで大津から73km。
山の上に見えるのは彦根城。
ちょうど「ゆるキャラ祭り」が開催されており、お城はごったがえしとか。
今年の4月に彦根城を友人2人と見物しました。(彦根城は、現存する木造の本物のお城なのです。)
「ひこにゃん」にも会いました。
「ひこにゃんが来た!!」と子供の声が聞こえたかと思うと、一瞬にして2人の友人は消え、気がつくと、2人とも、ひこにゃんショーの最前列で、写真をバシバシ撮っていました。
「おぬしら、なかなかやるな。」と友人2人のダッシュ力に感心しました。
今回は、長浜で昼ごはんを食べる予定なので、先を急ぎます。お腹がペコペコです。

彦根を過ぎて米原町にはいります。
旧道が街中を抜けています。とっても走りやすい道です。
車もほとんど走っていません。
住宅地の中の道を走るの大好き!!
生活の臭いがします。みんな頑張って生活しているのです。
ボクも頑張るぞ~!!って気になります。

長浜が見えてきました。彦根から約6kmで長浜です。

昼の1時過ぎに長浜に到着。昼ごはんは成駒家で湖国料理をいただきました。長浜は湖国の伝統と文化を今に残す城下町。
大津からは、80kmの道のりでした。

写真は天保年間から創業約150年のおまんじゅうの老舗、親玉本店です。名物「親玉饅頭」を食べました。
平日にも関わらず、多くの人が商店街を散策しています。

長浜から湖北町を目指します。
昼ごはんに相方とゆっくり話をして食べ、その後親玉本店へ行ったので1時間以上長浜でのんびりしてしまいました。
「しまった。」と気がついた際には、すでに体が、のんびりしてしまい、うまく動いてくれません。
サイクリング中の、長時間の休憩は、要注意なのです。
相方も、格段にスピードが落ちてきました。
会話も無くなり、ひたすら漕ぎ続ける事が増えました。
まずいな~。これはまずい。

湖北町に入りました。
向こうに見えるのは竹生島(ちくぶじま)。西国33ヵ所の宝厳寺があります。私は行ったことはありませんが、彦根、長浜の湖東の他、今日泊まる今津からも船が出ています。
私の体は動くようになりましたが、相方はしんどそうです。
日が暮れそうなので、早く走りたい。でも、今回は2人旅行。ペースを合わせる事が大切です。
もう、日が暮れても構わない。ペースを守ってゆっくり走りましょう。

湖北エリアが、今回のサイクリングの最難関。
正確には湖北町から、木之本町に入り、賤ケ岳トンネルを抜けると琵琶湖の最北端、西浅井町に出ます。
国道8号線は、福井県方面に行くので、湖西方面に入る国道303号線に入ると約2kmでトンネルになります。
そのトンネルの手前。そこが琵琶湖1周の中で、きつい勾配がある場所。
薄暗くなった為にトンネルに入る前に夜間走行の準備です。
前のライトはGENTOS 閃(ジェントス・セン)SG-305で、それをBike-guy(バイク・ガイ)ライトホルダーで固定。
自転車専用ライトは、市場規模の小ささからか、はたまたメーカの怠慢からか、全般に性能が低く値段が高い。そこで、ちょっとしたライトマニアの私は、一般のライトからこのライトを選びました。
単4電池3個使用で明るさ100ルーメン。このライト、小さいのに、明るい。但し、使用可能時間は、カタログ値で10時間。口こみでは、もっと短いとか?
私は、使用するごとに電池を新品に取り換えます。電池を使いきった事ないので、どれだけもつか知りません。
(取り換え後の電池は、テレビのリモコン等、途中で無くなっても構わないものに使います。)

テールランプはキャットアイのTL-ld130の赤色を自転車に着けています。
狭くて暗い道は、車の追突が怖いので、更にもう一つ同型の白色をクリップ式にしてリュックサックにつけ合計2個のテールランプです。
万一、前のライトが故障しても、これを前に使えます。完璧~!!

難関コースを走りきりましたが陽が沈んでしまいました。
写真が撮れるラストチャンスと思い撮った1枚です。
湖北から見る琵琶湖は神秘的で大津で見る琵琶湖とは別物。
夕方という事もあり、とっても、とっても神秘的です。

マキノの手前海津大崎で、道は真っ暗になってしまいました。
真っ暗な道のサイクリングなんて少しも楽しくありません。気温も急に下がってきました。
右側の草はらで、ガサガサと音がしたので、全身凍りつきました。
「熊か?」と見ると、ぼんやり鹿の尻尾が白く見えました。「ほっ。」
早く宿に着きた~い。寒いし、お腹も減ってきたぞ~!!
(しかし、ここからホテルまで30分以上かかりました。)
JR今津駅前にあるホテル可以登(かいと)に夕方6時15分くらいに到着。雨に降られずに済みました。
大津からの距離137km。
(この写真は次の日の朝に撮ってますので明るい)
「あの~。自転車をどこに置けば良いでしょうか?」とフロントのお姉さんに尋ねると、
「玄関に置いてください。」とのこと。
今までに他のホテルでは、いやな顔をされ、入り口付近に置く事も断られ、裏側に置きに行った事もあります。
なのに建物の中に入れて良いいんですか?
左端に見える木の鉢は、自転車が置けるように、傘立ての右側からお姉さんがエッサ、エッサ引っ張ってくれたものです。
大浴場に入り体を温めて、美味しい夕食をいただきました。
食事中に外は、大雨になっていました。
相方の、日頃の行いの良さからか、雨に濡れずにラッキーでした。

2010年11月3日(水曜日)
ホテル可以登で、ゆっくり寝ることがてリフレッシュ。
美味しい朝食いただき8時過ぎに出発しました。
もっと写真の腕があればとつくづく思います。
ホテルから、そのまま琵琶湖に向かって走り、すぐに朝の琵琶湖が、広がります。最高に綺麗でした。
感動ったらありません。ぜひ、本物を見に来てちょ。
湖北エリアは最高です。

灯台です。
「常夜燈」と書かれています。現役かどうかわかりませんが、昔はこの灯台を夜の航行の目印にしていたんでしょうね。

自転車道は、公園の中を通り抜けています。
綺麗な琵琶湖を見ながら公園の中を走るのは気持ち良いい~。

ポツポツ見えるのは、水鳥です。
びっくりするほど沢山の水鳥が、のんびりプカプカ浮いています。
湖東より、数が多いカモ?
湖東と湖西を行ったり来たりしてるカモ?
この水鳥、カモじゃないカモよ。
そろそろ、自転車を走らせた方が良いカモ。
相方に置いて行かれるカモ。

今津町内の道。道は昨夜の雨で濡れています。
右側には別荘と思われる家が立ち並びます。琵琶湖の景色に感動して、
「ここに、住みた~い。」と、私。 すると、
「冬は、雪がいっぱい降るで~。それでも?」と相方。
「・・・・」
(右上の2つの点は、写真の汚れではありません。トンビが2羽舞っているのです)

今津町内の道。
道路も少し渇いてきました。絶好のサイクリング日和です。
どこを見ても、良い風景なので、なかなか進みません。
ホテルを出てから10km少し。1時間以上かかっています。

安曇川へ続く道。
風景が良すぎて通り過ぎるのがもったいないくらい。
自転車では、早すぎます。歩いて移動にちょうど良い風景です。

白髭神社の鳥居。
琵琶湖の中に鳥居があります。
ここの道は厳しかった。国道の路肩しか走れません。交通量は多く、ぶっ飛ばしている自動車が多いのでビビりながら走りました。
道路を挟んで白髭神社があります。
多くの人が参拝に来ていました。
私も道を挟んで、2礼2拍手1礼をして参拝しました。お賽銭をする気マンマンでしたができません。
だって車が多くて、道路を渡れないの。
近江舞子を過ぎると湖西線の山側を走ります。
琵琶湖の湖岸を離れてしまいますが、自転車道は走りやすいので、気持ち良い。

自転車道の行き先の看板と前に見えるのが湖西線の志賀駅です。
看板を頼りに自転車道を探しながら進みます。

堅田(かたた)に向かう自転車道。
湖岸を走る快適な道です。道の横には素敵な家並みです。多くの家には、ボートが置かれており、遊びたくなればそのまま琵琶湖に運べます。なんて素敵な生活でしょう。

堅田は湖西エリアでは一番の繁華街。
自転車道としては、湖岸沿いの道があったようですが、わからないまま国道161号線を走ってしまいました。車が多くてとっても走りにくい道です。
ただ、道沿いには沢山のレストランがあります。
ちょうど昼時だったので、そば処美登路(みとろ)で、土鍋うどんを食べました。
今の時期、土鍋うどんはとっても温まって美味しいのです。

午後2時半、1周回って、無事大津港に帰ってきました。走行距離は197kmです。
人によっては琵琶湖1周は180kmと言う人もいますが、たぶんそれは車で走った距離。
自転車道はくねくね湖岸沿いを走るので車道より長いはず。

相方は、「琵琶湖1周できた!!」と、感動気味。
相方、談:
自転車を乗り始めて、医者も驚くほど血糖値が落ちたし、ダイエット効果もある。もっと走り込んで痩せたいな~。
(自転車は、ダイエット効果抜群!!血糖値も大幅ダウンなのです。)
自転車は、健康の友。自転車に出会って良かった。
とのこと。

京都駅から近鉄電車に乗り自宅へ。
車いすの人用のスペースに自転車を置かせてもらいました。他の人の迷惑なる事もなく無事帰宅。

2人で、ワイワイ話をしながらの、サイクリングは楽しかった~。

2010年10月2日土曜日

会津若松、裏磐梯を、ちったらくったら。

2010年9月19日
会津磐梯山は、宝のや~ま~よ~。
笹(ささ)に、こがねが、え~また、なりぃさが~る。

今回は家内と一緒に福島県にある裏磐梯(会津磐梯山の裏側)と、会津若松市への自転車を積んでの車旅行です。
朝の3時過ぎに自宅(奈良県)を出発。
約700kmの距離を、約10時間、私一人で運転してきました。

磐梯山の西隣りは、ラーメンの聖地、喜多方がある。
昼に到着できたので、昼食として喜多方ラーメンの超有名店「坂内食堂」でいただきました。
お腹が空いていたので大盛りをオーダー。美味しかった~。

それから、裏磐梯にやって来たのです。

2010年9月20日
五色沼で一番大きな毘沙門沼。昨日、五色沼の散策をした後、小野川湖畔のお宿のレークサイド・イン「びーはいぶ」に宿泊。
そして、本日、朝早く起きて、ここに6時に到着です。

昨日は、ここ毘沙門沼はアベックの乗ったボートがいっぱい浮かんでおり、以前はいなかった錦鯉が餌を求めて口をパクパク水面から口をだしています。
自然の美しさを求めてきたのに、レジャーランドと化していました。
「ならば、人の少ない早朝に。」と思い、やってきたのです。
どう、この神秘的な湖。
向こうに見えるのは、磐梯山。会津若松市側から見ると会津富士と呼ばれる美しい山ですが、裏側は、岩肌むき出しの猛々しい山です。
優しく、綺麗に見える女性も、裏から見るとこんなもんかも?
(あっ。独り言です。)

裏磐梯地図

お宿のレークサイド・イン「びーはいぶ」に戻り、おいし~い朝食をいただいきました。
ここは夕食も朝食もとっても美味しかった~。
それから、自転車を組立て出発です。

32℃を越える真夏日が続いている関西とは違い裏磐梯は涼しい。
道には、もうススキがさいています。来る時は半袖のTシャツでしたが、裏磐梯に来てからは、長袖のシャツにベストを着ています。
裏磐梯は、小さくて綺麗な小さな湖・沼が多数点在しています。ふと見つけた湖沼が、とっても綺麗だったりします。
気軽に移動できる自転車は最高!!
「いや~。サイクリングって、本当にいいもんですね~。」水野晴朗でした。

曾原湖周辺の道。
左が曾原湖。森と湖の裏磐梯です。走っていても気持ち良くなります。

私は、15年前に景品の特等でもらった折りたたみ自転車でサイクリング。
得意先の展示会で、説明員として立っていた時、知り合いのお客さんがくれた抽選券で引いたのが特等。
係員さんが、いきなり鐘をカラン、カランと鳴らしながら、
「特等が出ました。特等で~す!!」と、突然叫び出しました。
末等の景品で十分だった私は、「えっ? えっ?!  えー!!」
説明員である事を正直に言って「辞退すべきか?」の考えもよぎりましたが、会場の空気は言える状態ではありません。
「え~い。もらっちゃお!」との判断時間、約2秒。早い!!
この話は、秘密よ。ひみちゅのお・は・な・し。

家内は、14年前に子供の為に買ったマウンテンバイクでサイクリングです。

曾原湖。
裏磐梯の4番目の大きさの湖。キャンプボート乗り場が点在して、遊ぶには、ちょうど良い大きさ。
桧原湖を望む。
裏磐梯最大の湖、桧原湖です。天気が良ければ湖の向こうに磐梯山が見えるそうですが、
「ん?どれがは磐梯山だ? 雲をかぶって隠れているのか?」
そこは旅行者の悲しさ。どこに磐梯山が見えるのかがわからない。

桧原湖を北進。(遠くに見えるのは、家内です。)
道は多少のアップダウンがあります。
上り坂では、失速寸前までスピードが落ちる家内も、下り坂はトップギヤに入れて漕ぐので、変速無しの私の折りたたみ自転車は置いて行かれます。

桧原湖の最北端。
いや~。桧原湖の最北端に到着。
ポツポツ見えるのは木の株。明治21年に小磐梯山(火山爆発により消滅)が火山爆発して水が堰き止められて桧原湖ができました。
それまで生えていた木の株が今も残っているのです。

ここには、塩ラーメンの美味しい店(会津米澤街道 桧原歴史館の中にある)「SHIOーYA」があるのです。裏磐梯は山塩が名産だそうで、喜多方ラーメンの縮れ麺にあっさりした塩味がグッドです。

お昼御飯を食べ、体力もついたので、一路もと来た道を走って、宿に戻りました。
2連泊にせずに宿を変えています。
簡単に入る折りたたみ自転車を車に入れ家内が車を運転し、五色沼近くの宿(クラシックイン「ロビンソン」)まで行き、私はマウンテンバイクで車を追っかけました。
車をそこに置いて、ガイドブックお勧めの秋元湖の湖畔を走るサイクリングロードを目指しました。

サイクリングロードを目指して走っていると、秋元湖の展望台の看板が。自転車を止め、100mくらい歩くと湖が開けます。
展望台から見た裏磐梯で2番目に大きな秋元湖。
ここからは、磐梯山が見えないので、少し人気が落ちる湖ですが、その分モーターボートが走るでもなく静かで神秘的な湖です。しばらくの時間、見とれていました。

秋元湖の展望台を過ぎ、近くにキャンプ場に続く道。
結構良い道が続きます。キャンプ場に行く車が、よく走っていました。




秋元湖横のサイクリングロード。
キャンプ場を抜けると、狭くて森の中を走る道になります。木が多くて秋元湖がよく見えません。
ガイドブックによると、舗装されて走りやすいサイクリングロードとのことでしたが・・・。
ここは、「車走行可」のサイクリングロード。それって普通の道と同じやんか?

進むごとに、道はうっそうとした森の中を走り、怪しげになってきます。
ここは、サイクリングロードを走りだして4kmか5kmくらい。
前を見ると、斜度のある上りが続いています。
「この上り坂はちょっとしんどいぞ~。」と思っていると、
家内が「もう帰ろ。」と言ったので、「これ幸い。」と引き返しました。
家内が言ったんだからね。家内が言ったから引き返したんだからね。
そのまま、宿に向かって帰り、本日のサイクリング終了です。
は~、結構疲れたぞ。
よう走った。走った。

(番外編)
裏磐梯に来て、しばらくすると「なんか変だ。」と思い始めます。
いつも見るお店や標識の色が違うのです。あれれれ・・。これって色を合わせているのでは・・・。と気がつきました。
裏磐梯色は、ブラウン(こげ茶色)です。慣れるとこれが裏磐梯の自然にマッチして、とっても良いんです。
トイレの標識もブラウンです。
サイクリング用の地図を頼りに、「確か、この辺にトイレがあったはず。」と近くを通り過ぎても、全く気がつきませんでした。家内に教えられてやっとわかった程です。




エネオス。
ガソリンスタンドなら、目立ちたいはず。ガソリンスタンドとは気がつかずに通り過ぎてしまいそうです。




出光。
出光の女の人?もこげ茶色です。なかなかシックで美人では?





セブンイレブン。





郵便局。
ポストもこげ茶色です。






消防署。
消防車は標準色の赤色でした。







地域を挙げての取り組みを感じさせます。
建物の色にこだわるくらいなら、自然の保護にも力を入れている事は容易に想像できました。


2010年9月20日(月曜日)
大内宿。
裏磐梯から車で移動し、会津若松市内を通り過ぎ、会津若松市内から南へ約30分程。
会津若松の鶴ヶ城から日光を結ぶ日光街道の途中にあったため栄えました。今でも藁ぶきの家並みが残っています。観光客でいっぱいで、駐車場に入るに道路は大渋滞です。
しかし、私は会津若松市内から裏道の131号線を走ったためスイスイ。反対側(大内宿の北側)にある無料駐車場に、すぐに駐車できました。
塔のへつり。
大川の渓谷で、軟岩部が長年の浸食と風化の作用でえぐれています。へつりとは、会津の方言で「川に迫った険しい断崖」のことす。国の天然記念物に指定されています。吊橋で渡り一部を歩くことができます。入り口は、土産物屋さんでばっちり固められており、離れた駐車場なのに300円も取られました。今回の旅行で駐車料金を払ったのはここだけです。


お宿は、会津若松市内から車で東に約10分ほどの所にある東山温泉の「やすらぎ宿新滝」にしました。温泉大好き(源泉掛け流し、ポンプを使わない自墳式です)、御馳走も期待できます。
やすらぎ宿新滝で車から自転車を取り出し組立てました。
会津若松市内までは下りの為自転車で約20分で気持ち良く到着。
路肩を走るか、歩道を走るか迷う事がありますが、会津若松の路肩にこの通り。走っても良い歩道には、歩道に「自転車」と書かれていました。
自転車に優しい街なのです。



会津若松の市内は城を中心に地名がつけれています。
お城の南は城南町。(この写真)
裁判所や、市役所、酒蔵等が立ち並ぶのは追手町(追手門側)。
やって来ました。会津若松、鶴ヶ城!! 20年ぶり~!!
どうしましょう。ぜんぜん覚えていません。
大きく古い石垣が本物を感じさせます。感動です。
これなんだかわかります?答えは「天守閣」どうぇ~す。
改修工事中でした。はは~。・・・・。
中には入れます。しゃちほこをおろして、展示しています。
しかし、酒蔵に早く行きたい家内の反対にあい、かなわぬ夢となりました。
(教訓:趣味を同じゅーする人と行動を共にすべし)


鶴ヶ城のお堀。
この感じ、良いですね~。お城大好き!!






鶴ヶ城の近くの酒蔵「宮泉」。
これぞ酒蔵って感じ雰囲気が出ています。
なんでも中では試飲ができるとか。
裏側は広い駐車場。
家内は、試飲したさに突っ走っています。
敷地内に水が湧き出て飲める場所り、飲むと、まろやかな水の味にびっくり。
この水と、美味しいお米を使ったなら味に間違いはありません。

もっとゆっくり若松市内を見物したかったのですが、夕方近くなってきたのでタイムアウトです。
遅れて帰ると、お宿の夕食に間に合いません。
東山温泉から来る時は、楽~な下りでしたが、当然、帰る時はしんどい上りになります。
汗をいっぱいかいて帰りました。汗をかいた後の、温泉の気持ち良かった事ったらありません。


2010年21日火曜日
本日、朝から結構な量の雨でした。
早朝のサイクリングを予定していましたが、ヤンペです。
早めに家に帰りたかったので、朝食後朝の9時過ぎにはお宿を出発して、700km先の我が家を目指しました。
こんな風に自転車を車に乗せました。
右側の小さい袋がマウンテンバイクです。(前タイヤ、後ろタイヤを外してひっくり返しています。)
右側の座席に乗せているのが折りたたみ自転車で家内お手製の袋に入れています。

自転車を積むと行動範囲が広がり、とっても楽しい旅行になりました。
「福島、大好き!!」にもなりました。