今日は、奈良公園まで走ります。
今月に入って、奈良公園まで走るのは7回目。
今の季節、近所の公園のどんぐりを拾って鹿にやりに行くのです。
家から往復約60km。
ボクンチは、奈良盆地の南部にある橿原市。
北上して、桜井市、天理市と走っていきます。
桜井市から天理市に向かう裏道。
(県道169号線とJR桜井線に並行に走っています。)
そのまま東方向を見れば、山々が続きます。
まぁ、山に囲まれている奈良盆地は、どちらを向いても山になるんですが・・・。
取り敢えず、東の山が近くに見えます。
山の麓には、古(いにしえ)の道、山の辺の道が通っています。
(以前、自転車で走りました。なかなか良い道です。)
(以前、自転車で走りました。なかなか良い道です。)
途中、JR長柄(ながら)駅でトイレ休憩。無人駅です。
とってもトイレがキレイ!!
新築の上に、地元の人が掃除をしておられます。感謝!!
天理市内に入りました。ここは、丹波町。
ワタクシ、生まれてから小学校2年生まで、天理で育ちました。
ワタクシ、生まれてから小学校2年生まで、天理で育ちました。
江戸時代、伊勢参りの宿場町で明治時代に鉄道ができるまでは、大勢の人で賑わった町だそうです。上街道と呼ばれていたそうよ。
今でも、古い町並みは残っていて、ボクの大好きな町。
正面に見える道路の邪魔をしているような屋根は、昔のアーケード。
ボクが、子供の頃は、この屋根の横はお店でした。
今では住宅に変わっています。
これが、江戸時代の賑わいを描いた絵。
ぼやけて見にくいのは、お許しあれ。
やたら、裸のおっさんばかりですが、まぁ、暑かったんでしょう。
天理から奈良市内に向かいます。
これも、昔の街道。古い家並みが続きます。
家の玄関が障子だったりします。
こんな薄い紙で、悪い人に襲われたらイチコロですが、安心してください。
天理は、のどかな田舎町。
凶悪な人は、いないのです。(たぶん)
あと10分も走れば奈良公園。
帯解(おびとけ)寺の前を通過します。
安産と求子のお寺で、若い夫婦も訪れる結構人気のお寺です。
近くにJR帯解駅がありますが、一時期、その駅の入場券が良く売れたそう。
新聞で駅長が、「なぜ売れるのか、わからない。」
と言ってましたが、そりゃ、まぁ、帯を解けばどうなるか?
そこらへんに、ヒントが隠されているのではかかろうかと・・・。
ならまちに到着です。奥に見えるのは興福寺の五重塔。
ならまちは、今とっても人気の場所。
小学校3年から、中学校3年まで奈良に住んでいたボクにとっては、ここらは昔よく自転車で走った場所。
昔のならまちなんて、あ~た、ただのさびれた住宅街っすよ。
今は、こぎれいなお土産店とか、シャレた喫茶店とか建っています。
プラプラ歩くには、良いかもよ。
手前の池は、猿沢(さるさわ)の池。
興福寺の五重塔をバックに写真のベストポジション。
猿沢の池は、昔は亀と鯉がウジョ・ウジョいてはったのですが、今は見えません。
駆除されたのか、はたまた、引っ越しされたのかは、不明です。
東大寺に向かう途中の、国立博物館で今、正倉院展をやっとります。
お値段1100円。
入るのに、平日でも30分以上行列に並ばなければなりません。
さすがに、入場する人はインテリ風の人が多い(気がする)。
途中、正倉院展への道を教えてあげたマダム2人組も、リッチ&インテリって感じでした。
東大寺に到着!!今日は、写真を撮りながらプラプラ来たので2時間以上かかってしまった。時刻はお昼の3時過ぎ。
今日もすごい人並み。
写真は、南大門。奥に大仏殿が見えます。
南大門は、無料で見えるのです。
向かって左側の金剛力士像(こんごうりきしぞう)。阿形(あぎょう)像。
運慶・快慶作と言われています。国宝です。
子供の頃は、小汚い像と思っていましたが、今は・・・。
まぁ、小汚いですけれど、国宝ですし・・。タダで見れますし・・。
良いんじゃなかろうかと、思う次第です。
向かって右側。吽形(うんぎょう)像。
定覚・湛慶作と言われています。同じく国宝です。
同じく小汚いと思っていましたが、今は・・・。
よろしいんじゃ、ないですか?
南大門の前で、鹿さんに、エサやりです。
エサは、ほれ、この通り、どんぐりっす。
約30分かけて、すわったり立ったりして拾ったのです。
結構、ハードなスクワット運動になります。
約30分かけて、すわったり立ったりして拾ったのです。
結構、ハードなスクワット運動になります。
鹿さんは、どんぐり大好き!!!
さっそく1匹よってきたのであげることに。
ん~。雄鹿か~。
雄鹿は、汚い上に、どう猛なのであまり好きではない。
投げてあげたどんぐりよりも、袋に入ったどんぐりを狙ってきます。
他の鹿が来ると、頭突きをして追い払います。
投げてあげたどんぐりよりも、袋に入ったどんぐりを狙ってきます。
他の鹿が来ると、頭突きをして追い払います。
雌鹿はキレイな上に、あまりガツガツ来ない。
お辞儀をして待つので、マナーが良いのです。
「やっぱ、女が良い!!」
あっ、間違えた。「雌鹿が良いな~。」に訂正します。
お辞儀をして待つので、マナーが良いのです。
「やっぱ、女が良い!!」
あっ、間違えた。「雌鹿が良いな~。」に訂正します。
どんぐりは、手で直接あげるより、撒いてあげます。
手で直接あげていると、間違って噛まれたりします。
なにより、大勢の鹿に取り囲まれてしまうと、もう、恐怖。
手で直接あげていると、間違って噛まれたりします。
なにより、大勢の鹿に取り囲まれてしまうと、もう、恐怖。
撒いていると、ある程度の距離が保てるので安心です。
しばらくすると、他の鹿も集まって来きました。
しかし、雄鹿がボクの前を他の鹿に譲りません。
ボクに近づいてきた他の鹿を、頭突きをして追い出します。
しばらくすると、他の鹿も集まって来きました。
しかし、雄鹿がボクの前を他の鹿に譲りません。
ボクに近づいてきた他の鹿を、頭突きをして追い出します。
今、撒いたどんぐりを食べて入るところ。
前の鹿に気を取られていると、後ろに鹿が迫っててくるのに気が付かない。
いきなり、後ろの鹿から頭突きをされたり、噛まれたりします。
気を抜いた状態で後ろから頭突きされると、前に飛び出しそうななります。
4足歩行の動物の頭突きは侮(あなど)れません。
噛まれると跡が残るほどではありませんが、声がでるほど痛い。
気を抜いた状態で後ろから頭突きされると、前に飛び出しそうななります。
4足歩行の動物の頭突きは侮(あなど)れません。
噛まれると跡が残るほどではありませんが、声がでるほど痛い。
囲まれると、キャァ~と、どんぐりを撒きながら逃げることになります。
更に逃げながらパチリ。
しつこく、雄鹿が追ってきましたが、両手をパーに広げながら逃げたのでした。
あ~怖かった。
場所を変えて、どんぐりを撒くと
こんなに集まってきました。
鹿に囲まれたくないので、鹿の周りをぐるぐる回りながら、どんぐりを撒いています。
鹿が集まると、今度は観光客がカメラ片手に集まってきます。
鹿と、観光客が入り乱れた状態になります。
こうなると、観光客を押しのけて中に入りづらくなります。
写真の邪魔もしたくないので、一旦退散。
少し離れて休憩。雌鹿がよってきました。
なかなかの美人さんです。
「どんぐりあげるね。」
美人さんなので、直接、手でどんぐりをあげてみました。
おとなしくて、良い感じです。
5分くらいこの鹿だけにあげていましたが、他の鹿にもあげようと場所を変更することに。
エサ撒き第3段。
しばらく撒くと、こんなに増えちゃいました。
見ると、3人組の中国人風観光客が近くで写真を撮っていたので、
「鹿に、エサをあげますか?」
と聞くと、「ありがとう。」と、キレイな日本語での返事。
袋から、どんぐりをつまもうとするので
「全部、あげます。」と、ボク。
「全部ですか?」と、これまたキレイな日本語で返事。
日本人観光客かしら・・・?
ボクのあげたどんぐりの入った袋をもって鹿にあげています。
周りを鹿に囲まれて、ボクならビビる状態ですがニコニコして楽しそう。
場所を変えて、どんぐりを撒くと
こんなに集まってきました。
鹿に囲まれたくないので、鹿の周りをぐるぐる回りながら、どんぐりを撒いています。
鹿が集まると、今度は観光客がカメラ片手に集まってきます。
鹿と、観光客が入り乱れた状態になります。
こうなると、観光客を押しのけて中に入りづらくなります。
写真の邪魔もしたくないので、一旦退散。
少し離れて休憩。雌鹿がよってきました。
なかなかの美人さんです。
「どんぐりあげるね。」
美人さんなので、直接、手でどんぐりをあげてみました。
おとなしくて、良い感じです。
5分くらいこの鹿だけにあげていましたが、他の鹿にもあげようと場所を変更することに。
エサ撒き第3段。
しばらく撒くと、こんなに増えちゃいました。
見ると、3人組の中国人風観光客が近くで写真を撮っていたので、
「鹿に、エサをあげますか?」
と聞くと、「ありがとう。」と、キレイな日本語での返事。
袋から、どんぐりをつまもうとするので
「全部、あげます。」と、ボク。
「全部ですか?」と、これまたキレイな日本語で返事。
日本人観光客かしら・・・?
ボクのあげたどんぐりの入った袋をもって鹿にあげています。
周りを鹿に囲まれて、ボクならビビる状態ですがニコニコして楽しそう。
今度は友達と交代。(真ん中の袋を持った女性)
友達も、とっても楽しそう。
ビビりながらあげているボクよりこっちの方が絶対良い!!
どんぐりを、あげて良かった~。
最後は男性にバトンタッチ。
ボクにはキレイな日本語で話をしましたが、3人は中国語で話をしていたのでやっぱり中国人でした。
喜んでいただけたのでしたら、良かったです。
(国際親善に貢献できました。)
これにて鹿の餌やり終了。
中国人観光客と思われる人が、ねだる鹿をたたいたり、蹴ったりしていました。
(上のどんぐりをあげた人とは、別の人です。)
気持ちはわかるけれども、奈良の人としては考えられない行為。
鹿は、神様の使い。
昔の人は、鹿を殺せば死罪になったのよ。
こちらは、市街地にある旧住宅。
中国人観光客と思われる人が、ねだる鹿をたたいたり、蹴ったりしていました。
(上のどんぐりをあげた人とは、別の人です。)
気持ちはわかるけれども、奈良の人としては考えられない行為。
鹿は、神様の使い。
昔の人は、鹿を殺せば死罪になったのよ。
こちらは、市街地にある旧住宅。
よ~く見ると・・・。
軒下に石が埋め込まれています。
ボクが、小学校の時には多くの家がこんな風でした。
これは、鹿が寝ないようにしたもの。
冬の寒い時に、鹿が軒下で寝てそのまま死んでしまうと家の人は死罪。
それで、鹿が入って寝ないように、こうしたのです。
こちらは奈良市指定文化財 青田家住宅。
代々、醤油の製造販売を行っていた商家だそう。
こちらもこの通り。ツンツンの鹿よけの石が埋め込まれています。
これでは、鹿さんも入って寝ることはできません。
「奈良の、早起き。」という言葉がありまります。
朝起きた時に、弱った鹿が家の前で死んでいれば、その家の人は死罪。
で、早く起きて、もし鹿が死んでいたら隣の家の前に引っ張っていったそうです。
だから、少しでも早く起きて家の前を確認する習慣があったそうよ。
いや~。怖いですね~。
一番信用できないのは、隣の人なんですね~。
それが、奈良の人の近所付き合いなんですね~。
かく言うワタクシも、奈良の人なんですね~。
それで近所付き合いが、苦手なんですかね~。
お後が、よろしいようで。ドン・ドン。
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