岡山県北部に蒜山高原があります。
そこに、素敵なサイクリングロードがあるらしい。
おまけに、焼きそばが美味しいらしい。これは、心がグラグラ動きます。
日経新聞 プラス1
何でもランキング「おすすめのサイクリングコース」第9位。
蒜山高原自転車道にやってきました。
全長28.9km。蒜山高原の外周をグルッと回ります。
米子自動車道 蒜山インターチェンジを降りると直ぐに道の駅「風の家」があります。
広い駐車場なので、車を置いておいても、営業の邪魔にはなりません。(きっと)
でも、なるべくスミッコに停めました。
走りま~す。
今回は、マウンテンバイクです。
悪路でも、へっちゃら。
道の駅で蒜山観光MAPをもらい自転車道を目指して出発です。
道の駅から1kmほど走ると、変な人形みなたいなのを見っけ。
なになに、
「この橋の親柱は蒜山地方にに伝わる伝説の怪物『すいとん(粋呑)』です。
悪事をたくらんだり、他人に迷惑をかけるした者は、どこからともなくスイーと現れ、トンと一本足で立ったすいとんに食われてしまいます。
だから蒜山には悪人はいない。」とか。
「すいとん」さんが、お二人おられます。
かわいいのか?怖いのか?
でも、よくわからない。
道路の向こうに郷原漆館が見える。ならば、ここら辺のはず。
でも、よくわからない。
しばらく橋の周りをウロウロしていると、自転車道の案内が道路に書いていある事に気がつきました。
蒜山高原自転車道は地面がポイントです。
家の裏道。といった感じ。
先頭を走るの赤いジャージを着た元気な女の子は、「こんにちは~。」と、大きな声で挨拶してくれました。
サイクリングロードというよりは農道です。
自転車よりも、耕運機が似合いそう。
とっても、路面が悪い。
でも、ボクはマウンテンバイクなので平気です。
その為、川の大きな段差は、オオサンショウウオが登りやすいようにこんな気遣いがされています。
ここは、中国四国酪農大学校。
若者たちが、日本の酪農の未来を背負って、勉強しています。
牛がいるので、人間が悪い菌を持ちこまないように部外者は入場は厳禁。
「全身これ悪い菌。」のボクなんか、絶対、絶対に中に入れません。
休憩場が多い。
そして、そこにはガイドマップがあります。
ここは、走りだして約5km程。
下のピンク色の自転車道の真ん中あたりに、現在地を示しています。
気持ち良く走ることができます。
どうも、「北海道にいるんではないか」と、勘違いしてしまいそう。
家も、洋風でこれもやっぱり北海道みたい。
やっぱり、北海道の道みたい。
こういうのって、ボク、大好きなんです。
森の中を走っていると、道路一面にイガグリが落ちています。
「おえりゃーせんが。走りにきぃじゃろーが。」
と、岡山弁で怒ろうとしましたが、よ~く見ると・・・。
誰も取らないまま道路に栗が転がっています。
個人のクリの木ならば、取ればクリ泥棒。
自然のクリの木ならば、取ってもOK。
そこの判断が、ボクにはつきません。
クリ泥棒なんかしたら、何処からともなく、スイーと現れてトンと立った「すいとん」さんに食われてしまいます。
ここは、蒜山。気をつけないといけません。
走りやすい道が、スーと伸びています。
高原にコスモスはぴったり合います。
しっかし、人がいない。
サイクリストも、最初に合ったアベックから誰も会いません。
蒜山高原自転車道、貸切です。
自転車道の真ん中に、ドンと構えています。
きっと、自転車道を造った人が、この木を切るには忍びなかったのでしょう。
自転車を乗る人なら、環境に関心がある人も多いはず。
木を大切に思う人が造った自転車道なのです。
「横を、通っても、え~え?」と岡山弁で聞いて走りました。
ここの栗の実は大きい。
とっても美味しそうなクリも落ちていました。
明らかに、個人所有の栗林ですから、そのままスルーです。
どこで「すいとん」さんが見ているかわかりません。
右が自動車道です。
自転車道の方が立派な感じです。
ここらあたりから、自転車道は北向きに変わります。
サイクリストの為に、誰かが草を刈ってくれて感謝です。
蒜山高原の人の、優しさを感じます。
わかりやすいように、緑の点線で道を教えてくれます。
ぼーっとして走ることが多いので、よく道を間違うボクですが、これなら大丈夫です。
上り坂がしんどくて、きついぞ~!!
という意味で写真を撮りました。
なんでも、日本屈指のラドン温泉とか。
しもた!!タオルを持って来なかった。
湯冷めするのも、嫌だったのであっさり諦めて、横にあるレストランへ行くことに。
一見普通のソフトクリームですが、むちゃくちゃ美味しい。
クリームのように柔らかそうですが、さにあらず。
固めで、食べるとざらざらの食感。それから、牛乳の味が口の中で広がります。 後味、さわやか。
今まで食べたソフトクリームの中でトップクラスの美味しさ。
さすがは、蒜山高原のソフトクリームです。
蒜山高原の北側の自転車道は、今までの田園風景から、高原の風景といった感じになります。
畑は多くありますが、田んぼが無くなります。
最近のランニングウェアーは明るい色でカッコ良い!!
おそろいのウェアーで走っているカップルは、バッチリ決まっています。
ちなみに、ボクはジミーな、長袖ポロシャツにサイクリング用長ズボン。
かつ、一人ぼっちで走ってします。
さむすぃ~!!
南側の自転車道の地図とは向きが上下逆になっています。
蒜山高原は、すっかり秋なのです。
牧場があります。
蒜山高原の観光客がぜ~んぶ集まっているのでは・・・。
と思うくらい人がいっぱいです。
この建物の裏が牧場になります。
ここを通って牧場に行きますが、な~んか、全部お高そうです。
こういう場所では、ワタクシ、何も買わないようにしていますが・・・。
あまり、若い女の子が「美味しい!!なに、この濃厚な味!!」と、大騒ぎして食べているので、つい買ってしまった。350円。
「ん~。快湯館の粋呑房の方が美味しかった。」
でも、お腹も空いていたのでぜ~んぶいただきましたけれどね。
レストハウスの裏側に牧場が広がります。丘陵を上ると、近くで牛を見ることができます。
このやる気の無さが牛の良いところですよね~。
ひるぜんジャージーランドを後にして、サイクリングを続けます。
右から下蒜山(1100m)、中蒜山(1122m)、上蒜山(1202m)です。
これ、自転車道です。
走りたくなりませんか?
しかし、今回のサイクリングは自転車道を走ることに徹しました。
車の邪魔になることなく、マイペースで走ることは、それなりに楽しいもんです。
「へ~。ワインを造っているんや~。ちょっと、試飲させてもらお。」
と、入ろうとしました。
しかし、
「あっ、せやった。」と、車で来ていることを思い出しました。
Uターン。
ボクの勤める会社は、飲酒運転で事故を起こせは、即クビ。
もう少し働きたいので、少しのお酒もやめておきます。
正面の建物が休暇村蒜山高原。
左が、蒜山高原センター・ジョイフルパーク。
テニスコートも備えたビックな施設。
天然ラドン温泉もあるとか。
「こんな、高原にわざわざ造らなくても・・。」
と、思いつつ走っていると、
「あれ、前に来たことある。」
と、思い出しました。
ボクが新入社員のころに、社員旅行で来た事があります。
もう、30年も前になります。
そういえば、当時は社員旅行っていうものがありました。
今は、跡形もなくきれいに無くなっています。
魚とオオサンショウウオに優しい川づくりなのです。
ここで、蒜山自転車道を1周したことになります。2時過ぎです。
お昼ごはんがまだなので、食べログでの一番人気の「悠悠(ゆうゆう)」に向かいます。
日経新聞 プラス1 何でもランキング「食べに行きたい ご当地グルメ」第7位にランクイン。
これは食べねばなりますまい。
思っていたより、遠かった。サイクリングロードから、15分以上かかって2時25分にお店に到着です。
太めの麺に、甘辛だれに、鶏肉がのっています。
好みによって一味をかけるそうです。少しかけました。
おいし~い。
食べログによると焼きそばよりとり唐揚げの方が美味しいとのコメントがあったので注文しました。
持って来てもらってびっくり。
えらいボリュームです。
「食べれるかな~?」と思っていると、お店の人が
「食べれられない時は、持ち帰り用のパックを用意しますから。」とのこと。
食べようと努力しましたが、3つ食べた時点でギブアップ。
「入れ物くださ~い!!」
道が狭い上に、車が多い。
今まで、自転車道をゆっくり走っていたので一般道が怖くて怖くて。
歩道が無い道は、早く走り抜けようと、大急ぎで走りました
今回のサイクリングで、一番真剣に走りました。
この写真は、歩道のある道に入ってほっとして撮りました。
道の駅でお買いもの。(長い時間駐車させてもらったので、せめて、お土産くらいここで買います)
甘くて種なし。取り立てというのは茎の色でわかります。
美味しゅうございました。
放し飼いの鶏が産んだ健康たまご。
卵ご飯が最高!!
こんな美味しい卵ご飯は久しぶりです。
道の駅を後にして、米子自動車道を走ります。
でも、すぐに蒜山サービスステーションに入りました。
濃厚で柔らかいチーズケーキに感激です。
口の中でとろけます。
あっ、という間に食べちゃいました。
蒜山高原には他にも、
ひるぜんコロッケに、ひるぜんシュークリーム、ひるぜんロールケーキ等を売っています。
ひるぜんと付くだけで、美味しそうに聞こえるのはなぜかしら?
野菜は、「高原野菜」。なんか、とっても美味しそう。
蒜山高原に来てください。良い人ばっかりです。
悪い人は、全員「すいとん」さんに食われています。
きょ~てぇ。きょ~てぇ。(岡山弁で「怖い。怖い。」の意味です。)
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