2013年11月29日(木曜日)
やってきました金閣寺。
小学校の遠足以来の金閣寺。
あの時の金閣寺は、金箔をケチった為か、はたまた施工技術の未熟さからか、下地の漆の黒色と、金箔とのせめぎ合い。
黒色と金色のまだら状態でした。
従いまして、こ~んな綺麗な金閣寺、初めて見ます。
今日は、会社をお休みして「紅葉の京都」を目指します。
京都市内へは、木津市と嵯峨嵐山を結ぶ「京都八幡木津自転車道」で。
2年前の夏以来のサイクリング・ロードにワクワク。
途中にある、映画の撮影で有名な、流れ橋も楽しみ。
まずは、奈良市経由で、京都を目指します。
奈良市のお気に入り、「猿沢の池」。
バックは、興福寺の五重塔。
青空で、風がなく、水面が鏡のようだと、そりゃ、綺麗!!
・・・。
今朝はあいにくの曇り空。風は強くて、水面は波立っています。
おまけにとっても寒い。
NHKの6時前の天気予報で、お天気お姉さんの弓木さんが、
「今日は、真冬並みに寒さになります。」と言っていたもの。
冷え冷えした、奈良です。
猿沢の池から、40分程自転車を漕げば木津川市に到着。
ここから京都八幡木津自転車道を走ります。
時刻は10時。
ナビの地図で見ると、ここが現在地。
サイクリング・ロードは、泉大橋を渡らずに、木津川沿いを左上方向に走ります。
45km先の嵐山まで、ボクの足でも、3時間あれば行けるはず。
お昼過ぎには、嵐山到着できると思います。
木津川沿いを走ります。
「気分は最高!!」の、はず。
でも、風がね。 冷たい逆風がまともです。
とっても走りやすい道なのに、スピードに乗ることができません。
「しんど~い。」 「さむ~い。」 「お腹が空いた~。」って感じで走っとります。
木津川市のスタート地点から、20km少し。
流れ橋に到着。
近くに見に行くと・・・。
完全に、流れちゃってます。
もともと、大雨で洪水になった際、橋脚を守るために、橋げたは流れる構造。(だから、流れ橋。)
最近、大雨が多いのでこんなになっちゃって、手が付けられないのです。(残念)
もう少し走れば大山崎。
大山崎で、桂川、宇治川、木津川、3つの川が合流して淀川になります。
川の温度の差から、霧が多く、ウイスキー造にはピッタンコ・らしい。
天王山から湧き出る美味しい水で造るウイスキーは、最高!!・らしい。
そこには、サントリーの山崎蒸留所があります。
以前、友人と3人で行った際、工場見学の後、試飲させてもらいました。
「角瓶」と、その3倍のお値段がする「山崎」との味の違いがボクには判りませんでした。
お酒にそんなに強くないボクら3人。
試飲の水割り4杯(ほど)で、3人ともヘロヘロに酔ってしまったのでした~。
大山崎からは、木津川とお別れし、桂川沿いを走ります。
ここで、時刻は11時過ぎ。
朝が早かったので、すでに、お腹はペッコリン。
でも、このサイクリング・ロードは、ず~と、こんな感じの道が続くので食べるところが無いのよね~。
早く嵐山まで行って、そこで昼ご飯にし~よおっと!!
嵐山に近づきます。
おっと、ラッキー!!
あれだけ曇っていた天気が、晴れてきました。
12時半に、嵐山終点とうちゃーく。
平日と言うのに、嵐山は人・人・人で、えらいことになっています。
嵐山の渡月橋。
皆さんが何を撮っているかというと・・・。
こ~んな感じ。
渡月橋はコミコミ。 車は、ほとんど動いていません。大渋滞です。
車と歩道の間を縫って川を渡ります。
川を渡るとさらにコミコミ。
「今日は、何ですか、お祭りでもあるんですか?」
と、思うくらい。
食事のできるお店は、長い列ができています。
お腹を空かせての長い行列、今のボクには耐えられましぇん。
ボクには自転車があるのよ。 なにも、ここで食べなくったって・・・。
嵐山をスルーして、金閣寺を目指します。
金閣寺は、嵐山から北東の位置にあります。(京都盆地の北の端)
でも、その前に・・・。
お昼ご飯を食べないと、お腹が空いてフラフラです。
携帯ナビをセットして、近くのファイミレスを確認。
おっと、ボクの好きな安くて美味しいガストを見っけ!!
本日のランチは、ハンバーグ・コロッケ・ウィンナーセット。
手前のスープ飲み放題。本日は、ワカメのスープ。
冷えた体に、あったかいスープは最高のごちそう。
ご飯(大)でも同じ料金。 お値段523円。満足の値段です。
(ちなみに、スープは、食前2杯、食事中2杯、食後に1杯の合計5杯いただきました~!!)
お昼ご飯で体力復活!!
14時半。 金閣寺到着。
すご~い人・人・人。
今日は平日なのに、金閣寺はパニック状態です。
金閣寺の入山料は思っていたより安い400円。ラッキー!!
中もすごい人です。
「ごめんやっしゃ。 ごめんやっしゃ。」
と、人ごみの中へ。
でも、みんなニコニコしています。
順番を守って最前列で写真を撮っている人の後ろに並びます。
やっと、最前列に。
パチリ。
金閣寺(国宝)は、室町幕府3代将軍 足利義満 建立。
モミジの向こうに金閣寺。
右横からパチリ。
少し裏に回ってパチリ。
帰り道でも、パチリ。
金閣ときたら、次は銀閣。
と、言うことで、次は銀閣寺を目指します。
金閣寺は、京都盆地の北の端。
一方、銀閣寺は京都盆地の東の端なのです。
銀閣寺に到着。 金閣寺から約7km。
自転車で約20分です。
銀閣寺に入りま~す。 ボクは、銀閣寺は初めて。
学生時代、銀閣寺に行った友人が、
「銀閣寺は、銀色と思って行ったけど、木やった。」
と、ガッカリして言っていました。
そんなこともあって、興味を失っていたのですが、家内は銀閣寺大好き派。
「金閣寺は一度見たら十分やけど、銀閣寺は何度も行きたい。」
だそうです。
銀閣(国宝)です。
1482年 足利義政の建立。
すごい庭園です。
大胆かつ、計算つくされた雅(みやび)な世界。
銀閣寺ワールドに引き込まれてしまいます。
銀閣寺のアップ。
池の向こうに銀閣寺。
モミジの向こうに銀閣寺。
「銀閣寺の持つわびさびの世界は、日本人しかわからんやろな~。」
と、思っていると、横でアメリカ人の夫婦が、目を輝かせてカメラをパチパチ撮っています。
明らかに、ボクよりも感動している様子。
ボクよりも、わかるのね?
「わびさびの世界は、日本人だけのものではない。」みたいです。
銀閣寺からの帰り道。総門から中門への参道です。
銀閣寺垣と、呼ばれるそうです。
祇園四条から見た鴨川。
銀閣寺から京都駅までの帰り道。
テレビでよく見るこの景色。
これぞ、京都どす。
このまま、京都駅に向かうと祇園。 お高そうなお茶屋が並びます。
夕暮れの中、芸者さんとすれ違いました。
学生時代、吉野山の旅館でバイトをしていた時、京都から2人の舞妓は~んが、出張で来られました。
でも、ボクが見たのは、仕事が終わって、お風呂に入った後のすっぴんの舞妓は~ん。
2人ともスエット・パンツにトレーナというラフな姿で、髪はほどいてロビーで涼んではったんどす。
普通の若い女の子と、かわりまへんどしたえ~。
17時過ぎ、近鉄京都駅に到着。走行距離は110kmでした。
ここから、電車で帰ります。
自転車をパックしていると、柱の向うでバス待ちをしていた中国人2カップル(4人)が、興味津々。
柱の後ろから出てきてボクの作業を見守ります。
男性2人は、体育会系のイカツイ感じ。
ボクがチラッと見て、ニコッと笑っても、顔が真剣。
ボクの視線に気が付いて、ニコッと笑う程度。 まるで子供のよう。
見られているからには、手早く、スムーズに作業をしないとね。
普通20分以上かける作業も15分で切り上げ、さっそうと自転車を担いで歩き出したのでした。
ニッっと笑うボクをみて、中国人の男性は、グーに親指を上に突き上げて、「やったね!」のポーズ。
おもろい中国人との遭遇でした~。
帰宅ラッシュの時間帯なので、大きい自転車を持ち込むのは大迷惑。
普段あまり乗らない近鉄特急で帰ります。(空いているのです。)
ホームにあるファミリーマートでメロンパンを購入。
家から持ってきたけれど、ほとんど飲まなかったお茶でいただきます。
あったかい車内では、外気温でチベタクなったお茶が美味しい!!
お腹が空いている今のボクには、メロンパンが、むちゃくちゃ美味しい!!
とっても、し・あ・わ・せ。
そう、ボクの幸せは105円で買えるのです。
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