稚内を出発して、枝幸、サロマ湖と宿泊し、女満別空港まで走ったのが昨年の7月。
1年ぶりの北海道。今回は、お盆休みを利用して、その続き。
女満別空港出発して、納沙布岬を回り、釧路空港まで走ります。
12時5分着のANA1795便で女満別空港に到着で~す。
今回は、悪路も平気なマウンテンバイクを使用。
でも、この自転車、買ってから17年という年期もの。
はたして、5泊6日の長距離走行に耐えうるか?頑張ってね~!!
近畿地方は、雨の予報でしたが、ここ北海道は快晴。
涼を求めての北海道でしたが、けっこう暑い。
現在の温度約30度。
本日の走行コース。
女満別空港から、網走経由で濤沸湖(とうふつこ)湖畔の小清水はなことりの宿ユースまで走ります。
空港から女満別市街地を抜けて走ると、メルヘンの丘の横を通ります。
いきなり北海道感満開。
2時間半前は、雑踏の大阪でしたから・・。
いきなりこんな風景を見ると、もう感動。
来ちゃった~。 北海道!!
網走湖の看板めっけ。
とっても綺麗な湖。
キャンプ場があり、大勢の家族連れでにぎわっています。
網走湖畔を走ります。
湖面を吹く風で気持ち良い!!
しばらく湖岸をサイクリングできます。
網走は、あまり観光地は多くない。
でも、ボクが子供の頃は、「網走番外地」の映画全盛期。
リポビタンと言えば、「Ⅾ」。
アリナミンと言えば、「A」。
網走と言えば「刑務所」なのです。
やって来たのは博物館網走監獄。
ここは、博物館で現役の網走刑務所とは違います。
ここは有料ですが、現役の刑務所は悪いことをすれば入所無料。
ここは泊まれませんが、現役の刑務所は3食付きの長期連泊施設です。
さらに、現役の刑務所は「まだ帰っちゃ、ダメ。」と、引き留めてくれます。
でもボクは、ここの博物館の方をお勧めします。
地図で見るとこんな感じ。
正門です。(地図の番号3番) 現在の刑務所と同じ形の門とか。
門の右手に、黒い制服を着た人形の警官がいるので、若い子の集団が一緒に写真を撮っています。
地図の番号16番。扇形に広がった五翼放射平屋舎房。
扇方の真ん中が監視場所。ここだと全ての宿舎が見渡せるのです。
舎房はこんな感じ。
自慢になるのかどうかわかりませんが、木造刑務所の建設物としては、世界最古で最大だそうです。
中を覗くとこんな感じ。「おっと失礼。食事中でしたか?」
人形で当時の様子を再現しています。
先を急ぐので1時間弱で切り上げて出発ですが、ゆっくり見れば半日は遊べるかも。
お昼ご飯は、併設の監獄食堂で現在の網走刑務所のメニューを再現した定食が食べれます。
写真で見ましたが、ボクの会社の社員食堂のメニューより豪華です。
「何でや~!!」
時間は昼の3時前。ボクは今日、まだ昼ご飯を食べていない。
そこで、「ちょっと寿司でも、つまもうか?」と、
食べログで見つけた、「かに源」に立ち寄りました。
「おう、江戸っ子だってね?寿司食いね~。」
「へぇ。神田の生まれでんねん。」(ウソって、わかりまっか~?)
回転ずしなのに、オーダーは紙で書いてお願いします。
ホタテは、ほれこの通り。プリップリの食感。一皿324円。
さすがは、網走。オホーツクの恵みです。
誤算は、これ、蛸まんま。一皿216円。
「お勧め、オホーツクの味。」と、壁紙に書かれていたのでオーダー。
ワタクシ、「蛸」をタコとは、読めなんだ。
ハマグリ(蛤)と読んでしまった。
プリップリの、ハマグリがまんま乗った握りが来ると思っていると来たのが、これ。
なんでもタコの卵だそうよ。珍しいそうよ。
お味は? 見たまま。 ドロッとした感じ。
ハマグリの方が良かった~!!
3皿で702円なり。
「ちょっと、おやつ感覚で。」にしては高くつきました。
でも、隣の席に座っている若い女性2人組は、ボクが来る前からガンガン食べているみたいでお皿が山積み状態。
ボクが席を立とうとした時も、一皿520円本マグロの握りを2皿もオーダー。
このキップの良さは、きっと本物の江戸っ子。
「ごめんね。ケチな男で。」と、トボトボと店を後にするのでした。
約1年ぶりのオホーツク海と再会して、網走を南下。
今日のお宿の、小清水はなことりの宿ユースホステルを目指します。
網走市街地から1時間も走れば雰囲気が変わってきます。
これぞ、オホーツクの道。って感じです。
右手に、濤沸湖(とうふつこ)の湿原が広がりだします。
ラムサール条約登録湿地だそうです。
こ~んな感じ。 すごく広い湿原です。
道は、まっすぐ。車は少ない。両側草原で最高の気分です。
小清水原生花園に到着。
右手の建物は、JRの原生花園の駅舎。
こじゃれた感じでステキでしょ?
駅舎の上が、原生花園の展望台があるので、歩きます。
「ま~。お花いっぱい!!」のはず。
あっれ~? 緑でいっぱいの原生花園です。
原生花園から20分ほど走ると。
17時。小清水はなことりの宿ユース到着で~す。
本日の走行距離は45km。
は~。久しぶりの自転車旅行で、この距離でも疲れた。
後半はへばってしまったもの。
明日以降の自転車走行の自信は、グラグラしています。
お風呂に入って、さっぱりして6時半から夕食です。
食堂では、男4人席と、女性2人席に指定。
そう、男と女ではテーブルが違うのです。
お食事は、ほれこの通り、野菜中心のヘルシーフード。
美味しゅうございます。
食事中に、「どこから来られたのですか?」から始まり楽しく食事。
お食事後も、宿泊者6人で、わいわいがやがや。
あれ~。これって昔懐かしいユースの雰囲気。
20歳の男性を最年少に、素敵な女性ライダーや、自転車旅行の熟女もおられ、楽しく夜は更けていったのでした~。
2014年8月13日(火曜日)
朝早起きをして、ちょっくらユースの周りをサイクリング。
濤沸湖の湖畔まで来てパチリ。
静かな湖面が神秘的。
朝食は、朝の7時から。
一番乗りで、いっただきま~す。
20歳の男性は、7時過ぎ発のJRに乗るためすでに朝食取らずに出発済み。
右が、男性用机。左が女性用机になります。
朝食は、こんな感じ。
ご飯、お味噌汁はお代わり自由です。
ヘルシー志向の朝食に満足です。
ユース出発は、7時半。
正に出発しようとしている時にペアレントさんが走ってきて、「フェースブックに載せたいので写真撮ってもいい?」とのこと。
「はい。はい。」と、ワンパターンのピースサインでポーズ。
(ペアレントさんのfacebook「はなことりの宿」から借用しました。)
「もしかしたら、女性ライダーの写真が、フェースブックで見れるな。」と考えながら出発。
それがこれ。
美人の女性ライダーさん。バイクは、カワサキNinjya250。
以前「京都木津八幡自転車道」のブログで、「女性ライダーはブスばかり。」の趣旨の記載をしました。
家内が、「そんなん書いたら、女性ライダーを敵に回すで。」
と言っておりまりましたが、ボクは「良いの良いの、事実だから。」と答えておりました。
しか~し、ここに訂正させていただきます。
「美人ライダーも、稀(まれ)におられます。」
本日は今回の自転車旅行の最難関。
480mの峠越えに、走行距離は130kmの予定。
昨日の45kmでへばっていたボクは不安でいっぱいです。
斜里市街地の手前までは、国道244号線を通らずに、横を並走する道を走ります。 (斜里手前で国道244号線と合流。)
ユースのペアレントさん、おすすめの道なの。
遠くに見える山は、斜里岳(しゃりだけ)。
とにかく道が真っ直ぐで、 自転車乗るのが楽しくなります。
国道244号線に合流後、2kmほど走ると、この標識。
まっすぐ行けば知床半島。
ボクは、右に曲がって国道244号線を進みます。
手前で、ユースで一緒だった美人ライダーが すごいスピードで、ボクをスコーンと追い抜いていきました。
キャー、カッコいい!!でも、気づかず通り過ぎられるのは、残念。
少々がっくりして走っていると、なぜかユーターンして来て、ボクに手を振って走っていきました。
何か用事があって戻ってきたのか、はたまた、ボクに気が付いて途中で戻ってきたのか(それは、無いやろ。)、不明です。
でも、ボク、とっても、嬉しかったで~!!
国道244号線は、斜里岳の横を通るので、パチリ。
高さは1547m。日本百名山の一つだそうよ。
ここらあたりから高度が、グイグイ上がっていきます。
峠越えの開始です。
いややけど、ここを越えねば先に進みません。
ヒーヒー自転車を漕いでいると、途中ライダーさんとすれ違い。
引き伸ばすと、こんな感じ。
自転車と、バイクは仲良しこよし。
ライダーさんは、ボクに手を上げているのです。「イェーイ!!」
その後も、多くのライダーさんが、ピースサインや、手を上げてくれます。
追い抜くときも、手を上げたり、親指を上にあげていきます。
北海道は、気の良いバイク野郎がいっぱいなのです。
途中、何度か押して歩きましたが、いよいよ峠が近い雰囲気。
日差しがきついので、汗びっしょりです。
やった~!!やっと根北峠(標高485m)です。
比較的緩やかな傾斜角度の峠坂でした。
(傾斜角度の急な峠は、同じ標高でも、もっと、しんどいのよ。)
後は、天国の下り坂。
風景抜群、気温25℃くらいで下り坂がちょうど良い。
坂を下れば道はまっすぐ。
このまま、標津を目指します。
ここから先、地平線が見えるような真っ平らな平野部が続きます。
日本で、こんな場所は他に無いはず。
感動のサイクリングです。
標津で、コンビニを見つけてお昼ご飯。
110円の蒸しパンと、2リットルのお茶を購入。
(お安いお昼ご飯になりました~。)
ここから宿泊地の別海までは、お店は無いはず。
お茶の確保は、絶対なのです。
標津を抜けると、標識が・・・。
左に行くと野付半島。
「野付半島ってどんなだ?」というとこんな感じ。
(途中で見つけた観光マップを引き延ばしました。)
先まで、行って返ると40kmくらい。
今のワタシにゃ、行くには時間も体力もありませんので、パス。
海を挟んでみるとこんな感じ。
水平線に薄く見える森が野付半島なのです。
少し高度が上がって、良く見える場所があったので、パチリ。
ん~。大して変わりませんか?
後ろにうっすらと見える山は、国後島です。
「はるかクナシリに、白夜は沈む。」
ここは尾岱沼の道の駅を少し過ぎたあたり。
海が綺麗だったので撮りました。
お気づきの方がおられるかもしれませんが、上4枚目の「野付半島標識」の写真や、上2枚目の野付湾の写真には怪しげな雨雲が・・・。
なのにこの写真は晴天。 変じゃない?
そう、標津あたりから雨雲と追っかけっこ状態。
少し気を抜けば厚い雨雲に覆われてパラパラ雨が。
気合を入れて走ると、暑いくらいの晴天になるのです。
雨に降られたくないボクは、今、気合を入れて走っています。
国道244号線とお別れして、本日のお宿のある別海に向けて道道929号線を走ります。
この道は、グッとローカル色豊かな道になります。
車はほとんど通りませんし、周りは牧場や林が続きます。
「地平線が見えるぞ~。」って感じの道を走ります。
この頃にはすでにスタミナ切れ。
本日は峠越えあり~の、雨雲との追っかけっこあり~のでお疲れです。
ペダルが重くて前に進みません。
午後4時半 お宿の 「べっかい 郊楽苑」に到着です。
チェックインの際には、もう、限界のヘロヘロ状態。
カウンターのお姉さんが、
「食事は、6時から7時までがいっぱいなので、5時半か、7時半のどちらかになります。」とのこと。
間髪入れずに「5時半」と即答。
クタクタの上に、お昼ご飯はコンビニの蒸しパンだけなのでお腹ペコペコ。
7時半まであと3時間。死んじゃいます。
温泉に入ってサッパリしてから、夕食です。
もう、お腹ペコペコで「食うぞ~!!」というオーラ、プンプンです。
お席は、外の風景の見える良いお席。
窓の外はこんな風景。
別海は結構な街です。ここに来るまで牧場しかない平原に、突如街が出現する感じ。
料理をアップで撮るとこんな感じ。
キャー。すごいご馳走です。
ご飯は、御櫃(おひつ)状のごはん入れ3杯お代わり。
(3杯目には、いやな顔をされちゃいました。)
でも、お腹いっぱいになりました。美味しかったし、生き返りました。
くどいようですが、本日は、峠越えあり~の、雨雲との競争あり~の、本日の走行距離は132kmあり~ので、とってもお疲れ。
湿布を、太もも、ふくらはぎ、お尻にペタペタ貼って、夜の8時からお休みです。 おやすみなさ~い。
2014年8月14日(水曜日)
北海道は、夜明けが早く、4時過ぎくらいから明るくなりだします。
昨夜早く寝た分、外が明るいと早く起きてしまう。
筋肉痛はだいぶんましになっていますが、疲れは残っているので布団の中でウダウダ時間をつぶし、朝風呂へ。
営業開始の朝6時に入浴です。
このホテルの温泉は、源泉かけ流し。
お湯は、コーヒーのような色をしています。
お肌すべすべ。
ここのホテルの説明書きによると、日本一の成分を含んだモール温泉とのこと。
で、モール温泉って何だ?
ウィキペディアで調べると、植物起源の有機質を含んだ温泉のこと。らしい。
植物起源の有機質って何だ?となると、もう、ボクには手におえません。
お風呂入って、サッパリしてお腹ぺこぺこで、朝ごはんにダッシュ。
キャー。美味しそうな物ばかりが並んでいます。
まず、一回目のピックアップ。
かる~く取って、美味しければ、再度取に行く段取りです。
ご飯3杯行きました。 卵ごはんが美味しい!! イカの塩辛もグッドです。
本日の走行コース。
納沙布岬を目指します。
朝8時出発。 別海から海沿いの国道243号線を目指します。
国道243号線に到着。
ここを右に曲がって根室を目指します。
道はまっすぐ。
横を見れば草原は、地平線が見えるくらいです。
バイクとも手を上げて挨拶です。
「イェーイ。」
ここを左に曲がると、根室まで32kmほど。
標識には書かれていませんが、まっすぐ進むと厚床の駅。
明日、釧路に行く際に再度通る道。
行って帰って同じ道を通るより、明日は、JRを使って根室駅~厚床駅を移動するのも良いかと、思案中です。
道路に「シカ注意」。
初日の小清水はなことりの宿ユースでも、話に出ていたのですが、これはシカの保護にあらず。
シカにぶつかると人間が危ないのです。
雄シカだと、体重は100kgを超えるので、軽自動車だと車がつぶれるそうよ。
ドライバーのみなさん。ご注意を。
あっ、自転車のボクも気を付けます。
つがいのタンチョウヅルを見っけ!!
たまに、首を上げてくれるのですが、2羽ともお食事に忙しいようでほとんどこんな状態。
首を上げてくれるタイミングを待ちましたが、待ちきれずパチリ。
ん~。イマイチですか?
風連湖に到着。
右側はこんな感じ。
これも風連湖。湖畔を道を走ります。
ちょうどこの写真を撮っていると、向うから団体のサイクリストさん達が走ってきました。
カメラを構えて待っているとポーズをとってくれました。
「みんな~。 (自転車に)乗っているか~い?」
「イェーイ。」てな感じ。
自転車同士は、とっても仲が良いのです。
温根沼大橋。
右側が温根沼。左側が根室湾です。
橋を渡り根室市街地に向けて走ります。
本日のお宿は、根室市内の「旅館二美喜」。
荷物を置かせてもらい身軽にして納沙布岬を目指します。
でも、その前に腹ごしらえ。
マルシェ・デ・キッチンでお買い物。
ここは、スーパー・マーケットなのですが・・・。
スーパー・マーケットで買ったものをお店の机で戴けるのです。
蒸しパンと、お茶を購入。ボクのお昼ご飯です。
ちなみに、この蒸しパンは昨日標津のコンビニで食べたのと同じパン(110円)。お安い昼ご飯です。
お茶は、安かったので2リッター入りを買いましたが、リュックを預けているので持って行けるのは、自転車のボトルゲージに入る1リットルまで。
余らせて捨てるのはもったいないので、無理してここで1リッター飲みました。
ウップ、ウップの、お腹タプタプで出発です。
釧路市街地から納沙布岬までは、時計回りで走ります。
(海が左側にある状態で走ります。)
根室市街地を出たときから、少し寒い。
半袖の、サイクリングシャツで根室まで走ってきたのですが、根室半島は周りを海に囲まれている分、気温が低いみたい。
リュックを背負っていれば長袖のTシャツを着こむのですが、旅館に預けてしまっている。
こういう時は、気合を入れて走ると発熱して暖かくなるのですが、それは、保温性の良い服を着ているときの話。
夏用の通気性の良いサイクリング・シャツではとっても寒いの。
「こりゃ~。夏風邪引くかも」と、不安になっちゃいます。
道は、平坦。 海はキレイ。
すんばらしい道が続きます。
寒さ対策も気が付きだしました。
寒くなれば、自転車を止めると、カッカと熱がたまってきます。
夏場のサイクリングで、信号待ちの際、汗が噴き出すのが、ここ根室半島では、止まればええ具合に暖かくなります。
寒くならない程度のスピードがわかってきました。
内地では熱中症注意の今の時期、ここでは寒さ対策を考えてのサイクリングです。
ちょっと贅沢な気持ちもしますが、夏風邪はイヤです。
真っ直ぐの道。
横を見れば、ひろ~い牧草地。
根室から約1時間半の走行で納沙布岬に到着です。
ここは日本の最東端。
日本で最初に朝陽が上がる場所なのです。
記念写真。 ワタクシ、納沙布岬まで走ってきました~。
納沙布岬灯台。
1872年北海道で最初に点灯した灯台で、現在の姿になったのは1930年だそうです。
納沙布岬灯台から、納沙布岬を見るとこんな感じ。
根室市街地への帰り道。
来た道(根室半島の北側)よりも、民家が多い。
走りやすい道が続きます。
旅館には4時半到着。
「今日は、暑かったでしょう?」
と、お宿の女将さん。
「いえ、寒くて風邪をひきそうでした。」とは言えず。
「はぁ~。」と、気の抜けた返事。
「あの~。お風呂はもう入れるのですか?」
と質問。「入れる。」とのこと。寒さから大急ぎでお風呂へ。
いつもは汗でべとべとになった体を早く洗いたいのですが、今は違います。
「いや~。風呂は、あったまりますな~。」
本日の夜ご飯。
大きな花咲ガニをつけてくれています。
食べるの初めてです。タラバガニに近い食感。
他にも刺身や、煮魚ととっても豪華な料理です。
いつもはご飯のお代わりをお願いしますが、ご飯はお茶碗1杯だけ。
おかずでお腹いっぱいです。
量もありましたが、お味もグッド。美味しゅうございました。
本日の走行距離は111kmでした。
2014年8月15日(木曜日)
本日の走行コース。
JRで釧路駅から厚床駅まで行きます。
地図で見るとこんな感じ。国道44号線とは走る場所が全然違う。
車窓から、落石岬が見えるのが魅力的。
ローカル線の旅も満喫できます。
旅館を7時半に出発して、7時45分に根室駅に到着。
飛行機と違い当て布を付けたりする厳重なパックは不要。
8時前には、ほれこの通り。スタンバイ オッケーです。
8時22分発釧路行。ワンマンカーです。
自転車は、運転席の隣に置かせてもらいました。
切符を記念にパチリ。
車窓から見える落石岬。
ここには約30年前に、ヤマハのオフロード原付バイク DT50で来たことがあります。
当時は、国道44号線からから落石岬へ来る道は砂利道。
結構しんどい目をしてたどり着いた落石岬は、視界20mほどの物凄い霧で何も見えず。ガックリ。
遠くで船に知らせる霧笛だけが鳴っていました。
アップで撮るとこんな感じ。
「北の国から」で、ここがロケ地に使われました。
他人の旦那と駆け落ちした蛍のもとに、黒岩五郎と純君が来て荒巻ジャケを渡すのです。
断る蛍に、五郎は「気持ちだ~。」と言って持たせ見送るシーンは、ここ落石岬。
世間に背を向けて強がっていた蛍が、五郎の変わらぬ愛に泣いて弱音を吐く感動のシーン。
風吹きすさむ笹原の道を帰る蛍の家って、落石岬の先っぽなのか?
五郎は、落石岬の露店で荒巻ジャケを買うのですが、落石岬に荒巻ジャケを売るお店なんてあるのか?
等々、色々疑問はありますが、テレビを見ていたワタシァ、泣けて泣けて・・・。
その時、霧で見えなかった落石岬を見た~い。と強く思ったのです。
本日、車窓から晴れた落石岬が見れて、感動です。
電車代の840円なんて惜しくない!!
厚床駅到着。
厚床駅は無人駅。運転手さんに切符を渡して列車から降ります。
これはホームの看板。無人駅の為ホームの出入りは自由です。
待合所で、自転車の組み立てです。
室内は風が吹かないので作業がしやすいの。
人はいません。なぜなら~。2時間後まで列車は来ないのです。
組み立て後、駅舎の外で記念撮影。
ここが、厚床駅です。
厚床駅からの道は良い。 風景が素晴らしい!!
こんな風に、釧路までの距離がわかる看板が、1kmごとに設置されています。
とっても助かります。
道はまっすぐ気持ちがいい。
天気は曇り時々晴れ。
とっても走りやすい道が続きます。
湿原の向こうに、厚岸の町が見えてきました。
厚岸の道の駅「厚岸グルメパーク コンキリエ」
すごい人だかり。とりあえず、ソフトクリームの列に並びました。
美味しいソフトクリーム。
300円。
クリーミーで美味しい!!
道の駅は高台になっているので、風景が良い。
道立自然公園に指定されているのです。
しばらく走って振り返っての厚岸の町。
前を撮ればこんな感じ。
厚岸からも道はまっすぐで走りやすい。
ライダーが追い抜く際、手を上げて通り過ぎていきます。
「イェーイ。」
釧路市街地手前20kmほど。
思いがけない峠越え・・・。と言うか台地越え。
北海道と言えど峠越えの道は幅が取れないのか、狭い路肩になります。
北海道の自動車のスピードは内地より格段に速い。
この路肩で、車が時速80kmくらいで追い抜くので、怖い怖い。
(対向車が無い時は、大回りで避けてくれるのですが、対向車がいる際は、体のすぐ横をビユーンです。)
ヘロヘロになりながらの上り坂。
「これが、きっと峠。後は天国の下り坂。」と思って撮った一枚。
ところが、だらだらと平地(台地)が続くのありました。
だらだら走った後の下り坂。
やっぱ、下り坂は天国です。
ここを下れば、釧路市街地はもう目と鼻の先。
民家が増えだします。 やっと、たどり着けそう。
釧路市街地で見つけたイオンで夕食とお茶を買い出し。
イオンの中にフード・コートがあり、そこに「味の時計台」の店舗がありました。
味の時計台は札幌市内で展開するラーメンチェーン店。
釧路にいながら札幌の味を楽しめるなら、これは魅力的。
なにより、ボク、お腹ペコペコなのです。
お店の外の看板には、生活応援価格500円のラーメンが・・・。
生活応援価格 大好きです。
これが来たラーメン。 ん~美味しそう!!
味噌・醤油・塩と選べる中で塩ラーメンにしました。
普段のボクはラーメンは高カロリー、且つ、塩分を取りすぎので敬遠しがち。
しか~し、自転車旅行中のヘロヘロにエネルギーを失った上に、汗で塩分が出て塩分不足気味になるので、体に理想的。
大好きなラーメンを、何の遠慮無しに食べることができます。
自転車旅行中のラーメンは最高!!
お汁も残さず完食です。
ん~、美味しかった~!!ラーメン大好き!!
北海道に来たからには、ラーメン食べにゃ~ね。
釧路駅到着です。
駅のすぐ横が、本日のお宿、釧路ロイヤルイン。
「なんか立派なホテルやな~。」と気おくれしながらロビーのお姉さんに、
「あの~。自転車は、どこに置けば・・・。」
と恐る恐る聞くと、「フロントの横の廊下に置いてください。」
とのこと。
綺麗なロビーの中を、ホコリで汚れた自転車を他のお客さんの目を気にしながら押して通過。
普段はつけているスタンドを外して北海道に来ているので、ホテルの壁に自転車をよっからせて駐輪させてもらいました。
外に置くより安心できるので、ホテルのお姉さんに感謝です。
あ~ざ~す。
本日の走行距離は97kmでした。
2014年8月16日(土曜日)
本日は、釧路湿原を走ります。
釧路に2泊します。
幣舞橋。 釧路がテレビに映るときに、ここでの映像が多い。
どうってことのない橋ですが、記念にパチリ。
まず最初に、釧路湿原を横断する釧路湿原道路を走ります。
国道391号線を北上すると看板が見えてきます。
釧路湿原道路は、釧路湿原の中を、ズバンと抜けていく道路。
新釧路川を渡ります。
川を渡ると看板があったので、パチリ。
川を渡ると歩道があったので歩道を走行します。
釧路湿原道路は、途中急に左にカーブします。
そこで歩道ともお別れです。
釧路湿原を南下します。
自転車道路の案内板。
釧路阿寒自転車道との遭遇です。
終点まで20kmちょっと。
これが釧路阿寒自転車道の地図。ピンクの実線。点線は釧路湿原道路です。
地図には出ないかったので、ボクが勝手に書き込みました。
(自転車道は、なぜだか地図に表示されないのです。)
釧路湿原の中を進みます。
右に道道53号線を行けば釧路湿原展望台。
でも、ボクは行かない。 このまままっすぐ進みます。
幹線通りもトンネルがあるため、ノンストップで走る事ができます。
この釧路阿寒自転車道は、立派な道道835号線。
これが、途中で見つけた地図の看板。
現在地の北斗までは、湿原エリア。
北斗から山花公園までは、田園エリア、山花公園から終点阿寒までは、山岳エリアというそうよ。
北斗をすぎたあたりなので田園アリア。
しかーし、田園と言うよりは、牧草エリアといった感じ。
自転車道が、他の道路と交わる際には、こんな三角パイプが組まれています。
右、左。 よ~く確認してね~。という意味です。
山花公園近くに、丸太が斜めにいっぱい並んでいるので「なんじゃ、こりゃ?」と思っていてふと気づいた。
これって、自転車を駐輪する為?
実際に停めてみるとこんな感じになります。
山花公園からは、山岳エリアに。
山岳と言うか、森の中を走ります。
川沿いも走ります。
道路の割れ目が、広く、短い区間にある。(5mくらい。)
結構な振動が身体にきます。
しんどくなり、もう帰ろうか?と思いましたもの。
終点に到着!!
逆向きに撮るとこんな感じ。
これから、来た道を帰ります。目指すは釧路湿原の始点です。(24kmあります。)
帰って来ました~。
横切る大きな道が、釧路湿原道路。
このまま横断して、自転車道を進みます。
左手には広大な釧路湿原が広がります。
湿原の中を走ります。
やっぱ、山岳エリアや田園エリヤよりも、湿原エリアが最高です。
最高の気分で走っていると、熊に注意の立て看板。
熊は、初日のユースで食後、話をしている際に出た話題の一つ。
北海道開拓時、7人を殺した熊や、登山客を襲った熊の話。
女性ライダーが、こういった話が好きで詳しく知っていたのです。
ペアレントさんによると、最近、人の食べ物をあさりに人里に出てくる熊もいるとか。
ポテトチップスなんて、熊にしたらビックリするくらい美味しい食べ物。 一度口にした熊が、味を忘れられずに人里に出てくるとか。
ペアレントさんは、以前は、「熊に会ったら投げ飛ばしてやろう。」くらいに思っていたそうですが、知人から、
「熊、撃ったから見に来るかい?」と言われて見に行くと、 手はグローブのよう、爪は大人の小指くらいあり、
「こりゃ、無理だわ。」と思ったそう。
本州のツキノワグマと違い、北海道はヒグマ。 体格が違うのです。
看板をアップで撮るとこんな感じ。
なになに?8月14日に熊の足跡発見とな?
14日と言えばわずか3日前。
ぞ・ぞ・ぞ~。 注意ったって、あなた。 どう注意すれば良いの?
ボクは完全にビビってしまいました。
とはいえ少し走ると散歩の人や、自転車に乗っている人も増えてきました。
もともと熊は警戒心の強い動物。好んで人に近づかないのです。
危険なのは、お互い気が付かずに、バタッと遭遇する時らしい。
次回、北海道に旅行に来る際には、チリン・チリンを自転車につけて来よっと。
この白樺の道が、釧路阿寒自転車道の始点(ボクにとっては終点)まで続くのです。
釧路阿寒自転車道の始点に到着。
地図に書くとピンクの実線が自転車道。
ここから、ピンクの点線のコースをたどり、再度釧路湿原を目指します。
新釧路川の土手道です。
道は広いし、路面は良い。車は通行禁止の為安全です。
スピードを上げて快適なサイクリングです。 あっちゅうまに釧路湿原道路に着いてしまった。
新釧路川の左側をそのまま走りたかったけれども、そこは柵があり通行禁止。
く~。走りたいけれど、通行禁止ならしゃ~ない。
とあきらめ、
釧路湿原走路の橋を渡ります。
再度(朝は逆サイドから撮っていますので・・。)、新釧路川をパチリ。
湿原の中を雄大に流れる川に感動です。
新釧路川の(上流に向かって)右側も柵があり、通行禁止。
「やっぱ、ダメか~。」と諦めて帰ろうと思いました。
が~。 よ~く読むと
読み解くまでに時間を要しましたが、「自転車と歩行者は通っても良いよ~。」の意味です。
柵の右側には、ちゃんと自転車が通れるスペースが空いています。
「失礼して、通していただきます。」
ま~。すんばらし道です。
道幅は広いし、路面も良い。
車は全然走っていないので、とっても安心です。
でも、タンチョウヅルさんが、横断する場合があるので、注意してね。
ボクは、タンチョウヅルさんには会えませんでしたけれど・・・。
道の右側は、釧路湿原が広がります。
草に隠れていますが、草原の中は水みたいです。
もっと奥に進むとこんな感じ。
さらに、さらにと道を進みましたが、道路は砂利道に・・・。
これ以上は・・。と思い引き返すことに。
帰り道。
このまま、新釧路川沿いを釧路市街地目指して帰ったのでした~。
本日の走行距離は105kmでした。
2014年8月17日
本日で最終日、釧路空港から伊丹空港に帰ります。
で、その前に朝ごはん。
釧路ロイヤルインのレストランは10階。
とっても景色が良い上に、美味しい。
美味しそうな料理が並びます。
ボクの1回目のピックアップ分。
基本は、1品づつ取り、美味しかったら、2回目に再度、取に行きます。
ビックりした美味しさがこれ。釧路名物「たこざんぎ」。
釧路前浜産とのこと。
ムニュッとした食感に、噛めば噛むほどタコのうまみが出てきます。
そう言えば4年ほど前に北海道松前市で食べたタコの串刺しは最高に美味しかった。
そう、北海道のタコは美味しいのです。
釧路駅から釧路空港までは約20km。
国道240号線で行きます。
途中は、釧路湿原の横を通ります。
釧路空港3kmほどで、空港道路に入ります。
釧路空港到着です。出発は11時25分ですが、8時30分に着いちゃった。
空港入り口には、サイクリングサポートコーナーがあります。
乳牛のモニュメント。
シマフクロウのモニュメント。
他にもモニュメントがいっぱい。
タンチョウヅルさん。
ヒグマさん。
ヒグマさんに実際に会ったら大変なんですが、モニュメントなら怖くない。
シカさん。
最後のモニュメントです。
今の服装は半袖ポロシャツと長袖Tシャツの重ね着。
気温19.5℃です。少し暑いくらいに感じていましたが、思ったより低い温度です。
(確かに、北海道の気温に慣れた体で大阪伊丹空港でバスを待つ間、あまりの暑さに頭がクラクラしました。)
総走行距離は511kmでした~。
今回の自転車旅行での、釧路湿原は圧巻。
自転車だからこそ経験できた新釧路川の土手は最高でした。
自転車で釧路湿原の走行を、お勧めします。
ぜひ~!!
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