2015年5月24日(日曜日)
昨日、長男が下宿先の大阪から自転車で帰って来て、
次男と一緒にボクと家内を焼肉に招待してくれました。
さらに「父の日のプレゼント」まで。
感謝の気持ちのシルシに、「長男の自転車の手入れしといたろ。」
と、朝からお手入れ開始~。
自転車の汚れをウエスで、キレイ・キレイ。
でも、チェーンを見ると・・・・。
チェーンと、ギヤが隙間だらけ。
チェーンが伸びて、ギヤに合っていないのです。
アップで撮るとこんな感じ。
これ以上伸びると、ギアにチェーンが噛まなくなり空回りして、危険です。
「しゃ~ないな~。」
買い置きしていたシマノのチェーン(CN-HG50)に取替えです。
(お値段、確か1400円程)
箱に書いてある、8S、7S、6Sは変速数。
変速数が多いと、チェーンは薄くなるので変速数の多いチェーンは別タイプになります。
10年くらい前に初めてチェーンを交換した際に、この意味が分からず、
「値段の高い方が、ええやろ。」と、思って買ったのが11S。
チェーンが薄い分ギアにぴったりせず、他の作業ミスも相まって、そのチェーンはボツになったのでした~。
114Ⅼと書いてあるのは、リンク数。
リンクっていうのは、チェーンを構成するブロックなんですが・・・。
まっ、チェーンの長さと思っていただければ良いかと。
箱から出すとこんな感じ。
チェーン・カッターと並べてみました。
シマノのチェーンカッターは、10年くらい前に買ったもの。
3000円くらいしたはず。(結構、お高いのです。)
チェーンの箱の中には、説明書が入っています。
それが、これ。
図の位置でカットします。
チェーンカッターで、チェーンのピンをクリクリと締め込みます。
結構、固い。「大丈夫かしら?」と不安になりますが、締めこんでいきます。
締めこんでいくうちに、急に、クッっと軽くなります。
チェーンの、ピンが抜けた証拠です。
こうなれば、後はラクチン。このまま締めこんでいけばピンは抜けます。
ピンが抜けました。
チェーンカッターを外せば・・・。
こんなふうに、ダラーンとチェーンが切れています。
チェーンを外せば、次の作業に移るのですが・・・。
せっかくなので、チェーンがあると掃除しにくいギア部分を綺麗にしましょう。
自転車屋さんにチェーン交換をお願いしても、こんなこと絶対やってくれません。
こんなふうに、チェーンが接する部分は油汚れがこびり付いています。
チェーンがないので、ラクラクお掃除。
ほ~ら、こんなに綺麗になっちゃった~!!
後ろのギアも、今がチャンス。
綺麗に、フキフキです。
もう一つの、後ろギアと、ガイドの内側も綺麗に。
これでお掃除完了!!
作業に戻ります。
新品のチェーンは、グリスをたっぷり塗ってあるので簡単にゴミが付きます。
まず、床は箒(ほおき)でキレイ・キレイにはいておきます。
新しいチェーンを出して、長さを合わせます。
古く伸びたチェーンと、新しいチェーンの全長を合わせても意味がない。
長さを合わせるのではなく、リンク数を合わせます。
リンクごとに、古いチェーンと、新しいチェーンを合わせていきます。
写真は、チェーンの中央部あたりを合わせた状態。
真ん中のリンクを合わせて入ますが。両端は古いチェーンは、伸びて長くなっているのがわかってもらえます?
これが、最後まで合わせた所。
余った部分をチェーンカッターで取り外します。
ピンが抜けました。これで長さ調整は、オッケーです。
ちなみに、どれだけチェーンが伸びていたかというと・・・。
反対側を、ピタッと合わせて比べると、1つのリンク分伸びた感じ。
鉄なのにね? これだけ伸びるんですね?
新しいチェーンにはコネクティングピンが初めからついています。
左側のビニール袋に入ったアンプル・コネクティングピンも付属品で付いていますが、今回は使いません。
チェーンを取り付ける向きは、コネクティングピンが手前に来るようします。
前のギヤに、チェーンを通します。
その際に、チェーンを引っ張るのではなく、ギヤに引っかけてギヤを回すと素直にチェーンが動いてくれます。
引っ張ろうとすると、クネクネしているチェーンなので、あっち行ったりこっち行ったり言うことを聞いてくれません。
せっかく前のギヤに取り付けたチェーンもクランク(ペダル部分)がクルクル回るとすぐに外れていまします。
そこで、クランクをバンドで固定して、チューンが外れないようにします。
すると、こんな状態になります。
クランクが動くことはないので、前ギアのチェーンは外れません。
これで、安心して後ろギアーにチェーンを通せます。
手で後ろギアを引っ張って、チェーンが入る状態を確認です。
イメージづくりです。
チェーンを通して行きます。
この際も、前ギア同様、チェーンを引っ張るのではなくギアに噛ませてギアを回転させると、フニャフニャ方向の定まらないチェーンが素直に言うことを聞いてくれます。
同様に、下に来る後ろギアにもチェーンを通します。
ここで、注意するのが、
上に来る後ろギアの
写真の出っ張った部分と、
下の後ろギアの
は、要注意。
この上にチェーンを通さないように。
ボクも、わかっちゃいました。理屈ではわかっちゃいましたが、10年前の作業の時はチェーンをつないでからこの上にチェーンが来ているのが分かり、あえなくチェーンは再度カットの憂き目に会ったのでした~。
いよいよ、チェーンの接続です。
写真のように、シマノのチェーンには始めっから、コネクティングピンが付いています。
そこに、後ろから持ってきたチェーンを入れ込みます。
入れ込みにくいですが、コチャコチャ入れて入れていると、入ってくれます。
入れば、コネクティングピンを少し押し込んで、仮止めします。
後は、チェーンカッターでピンを奥まで押し込みます。
この時は、チェーンカッターにして、チェーンカッターにあらず。
チェーンコネクターになってしまうのです。(まっ、どうでもええか?)
接続部分を手で、クニュクニュしてちゃんと動くか確認。
オッケーで~す。
最後に、クランクを固定していたバンドを外し、作業終了!!
これで、ギアとチェーンはピッタンコ。仲良しこよし。
完成で~す。
長男に褒めてもらおうと思いましたが、長男はとうに大阪へ帰宅。
ボクの作業が時間がかかりそうな様子を見て、あっさり電車で帰ってしまったのです。
昼の1時に大阪梅田で約束があるそうよ。
クー・・・・。
泣いてはいけない。父は所詮、子供を影から支えるもの。
出しゃばっては、ならぬのです。
でも、でも。 涙が・・・。涙が・・・。
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