茨城県 霞ヶ浦（かすみがうら）１周。

２０１４年１１月１２日（木曜日）

千葉に出張に来て、はや２週間。
関東弁にもすっかり慣れた。
「ほんまやで～。」　あっ、ちゃう。「ほんとだよ。」
エスカレーターも、急がないときは左側に立つようになった。
（関西は、逆。急ぐ人用に左側を空けるのです。）
房総半島も回った、千葉市内のサイクリングも楽しんだ。
残るは、ここ。
「ここは、絶対に走りたかったんや。」
あっ、ちゃう。　「走りたかったんだ。」

ワタクシ、霞ヶ浦にやって来ました。

でも～。朝から雨でかすんでいます。
（昼過ぎに、やっと雨がやみましたが、曇天でかすんでいました。
夕方は、天気は回復しましたが、かすんでいました。
そう、本日、一日中、ず～と、かすんどりました。）

赤線が霞ヶ浦（かすみがうら）の外周を自転車で走れる道路。
霞ヶ浦を取り巻く土手沿いを自転車で走ることができます。
ただし、自転車専用道路ではなく、車も走る一般道路です。

ちょっと、その前に・・・。
本日の使用のカメラは、これ。

Canon　Power Shot　SX700HS。　
千葉駅前のヨドバシカメラで２７９５０円で買っちゃった。
「出張先で、カメラを買うなんて余裕ね？」と思うなかれ。
涙が出るほどの痛い出費やったんよ。
昨日、散歩中にカメラ（リコーＣＸ４）を落としちゃった。
気付いて、もと来た道を戻ると、落とした場所は、あろうことか、横断歩道の真ん中。
車にケチョンケチョンに踏まれて無残な姿に・・・。
ボクの不注意のせいで壊してしまってＣＸ４ちゃん、ごめんなさい。
そして、パワーショットＳⅩ７００ＨＳちゃん、こんにちわ。
これから、よろしく～！！


話を、戻しま～す。

佐原（さわら）駅から出発することにしました。
千葉駅６時５２分発、８時２分佐原駅着です。
千葉に出張滞在中の、ワタクシとしては、
「千葉駅から、近くてお安い（９７０円）佐原駅から走れば・・・。」
と、思ったのですが、これは良い選択ではなかった。（かも。）

佐原駅から霞ヶ浦まで８ｋｍちょいある。　遠いのよ。
一方、土浦駅なら、霞ヶ浦まですぐ。
周回始発の駅は、土浦駅の方が絶対便利です。

佐原駅から、10分ほど走ると利根川。
すんげ～でかい大河です。

利根川を渡って少し走ると、雨が降りだしました。
もともと２日前の天気予報では、本日は曇りのはず。
それで、今日の日程を決めたのです。
昨日の朝の天気予報でも、曇り。昨日も安心しておりました。
（ただし、「所によって一時雨かも。」と口頭の注釈入り。）
ところが、今朝になって、「朝のうち一時雨。」と激変。
「少しの雨なら走ろ。」と、本日出発したのですが・・・。
結構な量の雨が降っとりまっせ。
今の時期、天気予報は難しいのか？
よ～く、外してくれます。

霞ヶ浦にむかう農道。
農道なのに交通量はムチャクチャ多い。
路肩が狭くトラックがギリギリ横を走ると、風圧でよろけてしまいそうです。

９時過ぎ霞ヶ浦に到着です。
ここは稲敷大橋。
途中、雨に降られてコンビニで雨宿りしたり、地図を確認しながら走ったので、駅から１時間近くかかってしまった。

ここから、霞ヶ浦１周へ出発です。

少し走ると霞ヶ浦が広がります。
小雨ですが雨がやみません。
出張で千葉に来ているので、雨合羽なんて持ってきてない。
あるのは、家内から借りた３段折りの小さい傘だけ。
どうしたって濡れちゃいます。今の季節の雨は冷たいのよ。
夏の雨と違って、濡れるとなかなか服が乾かない。
風邪をひきませんように！！

水鳥がいっぱいいてたので止めて写真を撮ろうと思ってパチリ。
でも、ボクがカメラを取り出している間に、水鳥み～んな逃げてしまって・・・・。
こんな状態です。
いたのよ。さっきまで、い～ぱい水鳥いたのよ。

めげずに、水鳥の痕跡を求めて、霞ヶ浦を撮るとこんな感じ。
きれいさっぱり、逃げてしまいました。

北利根橋を渡ります。
国道５１号線です。
橋には歩道がありますが反対車線側。
車の切れ目を待って国道を横断して歩道を走ります。

北利根橋を渡ったあたりで、ドカーと本降りの雨が降ってきました。
ラッキーにも国道５１号線をくぐるトンネルがあったので、そこに避難。
スマホで、ｙａｈｏｏの天気予報を見ると、
「土浦方面は、午前中小雨が降ったりやんだり。午後にはやみ、夕方は天気が回復。」
とのこと。　「小雨が降ったりやんだり。」って・・・。
今、めっちゃ雨が降っとりますけど・・・。

雨が小降りになるまで、４０分ほど足止めを食らっちゃいました。

その後、雨が小降りになったので出発。
雨は、まだ降っています。
傘をさして走っていますが、逆風が吹いています。
これは、帆を広げて風に逆らって走っている状態。
体力が思いのほか消耗していくので、
「霞ヶ浦　１周なんて無理。土浦から電車で帰ろっかな～。」
と、思ったり・・・。

天王崎です。
霞ヶ浦にちょこっとでっぱった場所で、晴れていれば、ここから見る霞ヶ浦の風景が素晴らしいそうよ。
晴れていれば・・・。の話です。

ここは、道がまっすぐ。
路面も良い。
でも雨と、風（逆風）がすごい。

左を見れば、雨にも負けず風にも負けず釣りをする人。
ワカサギを狙っているみたい。
ボクは、雨にも風にも負けそうになってのサイクリングです。

霞ヶ浦大橋が見えてきました。

橋を渡りま～す。

左は霞ヶ浦。右は広大なレンコン畑が広がります。

看板には「西浦中岸１８ｋｍ」と書かれています。
土浦まで１８ｋｍです。

水鳥がいっぱい。
越冬の為か、とにかく水鳥が多い。
湖岸でのんびり休んでいる水鳥が、ボクが、近づくとバタバタと湖に飛び立って行きます。
な～んか、申し訳なくてね。
せっかく、のんびりしてるはるのに・・・。
なるべく、湖から離れた側の道を走っていますが、あまり意味はないみたい。

延々とレンコン畑。

時刻は１時半。
やっと土浦市内に到着。
写真の左に見えるファミリーマートで、本日のお昼ご飯のアンパンを買いました。
１０８円也。
ボクの自転車旅行中の昼ご飯はこんなもんです。

土浦市内を抜けてしばらく走ると、霞ヶ浦総合公園。

オランダの風車もあります。

霞ヶ浦総合公園を抜けると「西浦右岸４６ｋｍ」の看板が・・・。
今の時期、関東地方では４時半には日が暮れる。
あと３時間弱で４６ｋｍはちょっと厳しいか？
でも、体力も気力もまだある。
走りま～す。

そこからしばらく走り、「川にぶつかった。」と思ったら・・・。

川沿いを、延々と国道１２５号線まで戻されます。
国道１２５号線は、ずっと、ずっと向うです。

川より東は自衛隊の駐屯地の為進入禁止。

国道１２５号線をしばらく走ります。


もう、よろしいんじゃありません？

と、湖畔を目指して走ってきたら、土手道に行き当たりました。
やっぱ、国道１２５号線の歩道をこそこそ走るよりは、こっちの方が走ってて楽しい。

道が、並走して２つ走っている？
確かに並走して走っていますが、２つの道はボクが写真を撮っている場所（橋の上）でつながっています。
そう、この１ｍ少しの川幅の川のせいで、ずっと向こうの湖畔から左の道を走ってきて、これから右の道で再度ずっと向こうの湖畔を目指すのです。
めっちゃ、くじける。
自転車担いでこの川を、「エイや！！」と飛んで渡ったろかと思いましたもの。
いやいや、川にはまって後悔するのがオチ。
ここは、素直に道路を走るしかないのです。

霞ヶ浦総合公園から１０ｋｍ走ってきたので、休憩。

このまま道は右にカーブしていきます。
左は葦の群生地。
葦は、湖水を浄化してくれるのです。

また、１０ｋｍ走ったので休憩。
休憩の際は、お茶を飲んで水分補給と、チョコレートをかじって栄養補給。
こうすれば、体は元気になって自転車を漕ぐ足に力が入ります。

「吹っ飛ばすぞ～。」のシャレ？

これで「ふっとばし」だそうで、シャレではなく正式なお名前のようです。

さらに、１０ｋｍ走ったので、ちょっと休憩。

おっと、あれに見えるは、稲敷橋ではあるまいか？

やった～。朝出発した地点に到着。１６時１５分です。

電車に遅れてはならじと、ぶっとばして走ってきたので、佐原駅には１６時４５分到着。
（行きは１時間。帰りは３０分で走ったことに。）
電車の出発時間までに２０分ほどあるので自転車のパックには十分。
ですが、電車に乗り遅れると大変なので少々焦ってパックです。

汗を、かき・かきパックをしていると、年配の男性が、
「へ～。自転車がこんなに小さくなっちゃうんだ。」と感心の模様。
他にも、「どこを走って来たの？」「どこから来たの？」「一日どれくらい走るの？」等質問が矢のように・・・。
いつもなら、手を止めてゆっくり話すんですが、ごめんなさい。
今とっても焦っているのので、手を止めず作業しながら、ヘラヘラ笑って簡単な返しだけの対応です。
本当は、もっとゆっくり話をしたかったな～。残念です。

佐原駅から、１７時９分発、千葉行各駅停車で帰ります。
乗り換えなしで帰れるのでらく～。

本日の走行距離は、霞ヶ浦１周が９４ｋｍ。
佐原駅から霞ヶ浦稲敷橋までが約８ｋｍ（往復１６ｋｍ）。
計１１０ｋｍでした。


いや～。思いっ霧（きり）、かすんだ霞ヶ浦。
すっキリしない天気に、もう、キリ・キリまい。
話し出せばもう、キリがないほど。
自転車で走った後の、ホテルで飲むキリ・ンビールが旨い！！
・・・。
もう、ええってか～？
それでは、これを区ギリで、お後がよろしいようで。
どんどん。